台湾人にお土産を頼まれたらどうしたらいいのか
こんにちは、keddyです。
台湾人と国際結婚した日本人の中には、日本に一時帰国する際に、台湾人への「お土産」で苦労している人が居ます。
「お土産で苦労?台湾人の喜びそうなものがわからないってこと?」
と思われた皆さま、もちろんそういう場合もあるのですが、ここで言う「苦労」は、ほとんどの場合は違います。
何故お土産で「苦労」してしまうのかというと、台湾人(一部の人)と日本人では「お土産」の概念が違うんです。
私は「お土産」といえば、こういう認識でいました。
旅行に行ったときに、自分が良いなと思うちょっとしたもの(美味しそうなお菓子や、記念品など)を自分のあげたいと思う人(仲良しの友達や家族・職場の人など)に買っていくこと。
日本人ならば、私のように考えている人は少なくないと思うんです。
では台湾はどうでしょうか?
台湾人でも私のように考えている人もいますが、台湾人のお土産事情は少し違います。
それによっておこる、台湾人の「ある行動」が、日本に一時帰国する日本人たちを苦しめることになるのです。
スポンサードリンク
台湾人にお土産を頼まれるとは?
まず、「台湾人にお土産を頼まれる」という事はどういうことなのでしょうか?
「台湾人にお土産を頼まれる」というのは、ほとんどの場合が「私の代わりに、○○を買ってきて」というものなのです。
この時点でお土産が、「私が自分で彼女のために気持ちで選ぶお土産ではなく、彼女の欲しいものを彼女の代わりに買ってくる」ということになります。
「別にその子が”白い恋人”が欲しいというのなら、”白い恋人”を買っていってあげればいいじゃないか」と思われるかもしれません。
確かに、白い恋人1つくらいなら全く問題ないのです。
では何が日本人たちを苦しめているのか、その理由を見ていきたいと思います。
量が半端ない
台湾人が「私の代わりに買ってきて!」という物の量が半端ないのです。
例えば、「○○を20個、△△を15個、××を30個・・・」というように、数がおかしいのです。
いくら小さいものでも、20個や30個も買ったら、スーツケースは彼女たちへのお土産でかなりが占められることになります。
日本に一時帰国する奥様のほとんどは、1年に1度くらいのとても貴重な1時帰国なため、
できれば普段自分の使う日用品や衣類、食料品など自分の生活に足りないものを買って持って帰りたいと考えています。
その為いくら台湾の家族や親戚・友達の頼みとはいえ、
スーツケースの面積の大半が占められてしまうような数、もしくは重量の重いものを代わりに買っていくというのは出来る限り避けたいというのが本音です。
しかし実際は、「旦那の家族や親戚の頼みだから」と断れず、
自分のスーツケースは彼らに頼まれたものでいっぱいになってしまい、泣く泣く「運び屋」のようになってしまう奥様もいます。
お店を指定
台湾人に「私の代わりに買ってきて!」と言われる場合の多くが、お店まで指定されているというものです。
「○○の店でこれを10個、△△の店であれを20個・・・」などのように、お店が指定されている場合は、そのお店が遠くても、お店とお店が離れていようとも、そこに買いに行かなければいけません。
貴重な一時帰国をする奥様たちは、日本滞在の時間も限られているため、その貴重な時間は家族との時間や地元の友達との時間に使いたいと思っています。
その貴重な時間を、台湾家族から頼まれたお土産を買うために色々な店に行くことに使ってしまっていては、「自分は何のために一時帰国しているんだろう・・・」とむなしくなってしまいます。
台湾でも売っているもの
頼まれるお土産の中には、「それ台湾でも売っているよね?」というものもあります。
友達は「じゃがりこをスーツケースいっぱいになるほど頼まれた」と言っていましたが、じゃがりこは台湾でも買えます。
いくら日本で買う方が少し安いからといって、台湾でも買えるものを頼まれると更にむなしい気持ちになります。
値段が高い物の場合も
「私の代わりに買ってきて!」と頼まれるものは、スーパーやドラッグストアで売っているものだけではありません。
中には「5万円もするカメラを頼まれた」という友達もいます。
飛行機代だけでもかなりの出費なのに、5万円のものを頼まれるのはかなりの痛手です。
それに、機械類は自分で使うならいいのですが、人に頼まれた場合は飛行機や移動中に壊れないかどうかかなり気を使う必要があります。
流石に5万円は高すぎるしリスクも大きすぎるので、その友達はかなり悩んでいました。
お金の支払い方法は?
ここで問題になってくるのは、お金の支払い方法です。
5万円のカメラでなくとも、スーパーやドラッグストアで売っている安いお菓子や化粧品でも数あれば値段は数万円と高額になります。
先払いでお金を渡しておいてくれるならまだいいのですが、後払いなことが殆どです。
ということは、そのお土産たちを買うお金は先に自分で払う事になります。
「数万円なんてどってことない」と思えるようなお金持ちの人に頼むなら良いかもしれませんが、毎月ギリギリで頑張って生活している場合はこれは本当に困ります。
何のメリットがあるのか
では、「私の代わりに買ってきて!」を受け入れることに何のメリットがあるのでしょうか。
台湾人の場合は、日本や海外旅行に行く際に自ら進んでそれをする場合があります。
日本や海外で安く買って、それに少し上乗せした金額を友達などに売るという事です。
なので要領を心得ている台湾人なら、これでお金を稼ぐことが出来るのかもしれません。
そういう人たちは自分が好きで(商売として?)やっているのだからいいのだと思います。
しかし日本人の場合はそういうことに慣れていないですし、そもそもそのお土産でお金を稼ごうと思っていないため、
真面目に言われたものを言われたとおりに買ってきて、しかも料金も後払いで、何もいい事はありません。
なので「私の代わりに買ってきて!」と言われたら、とても困ってしまうのです。
台湾人の中でもこれを問題視する人も
実は最近、この「私の代わりに買ってきて!」と日本人に過度にお願いする台湾人が増えすぎたため、台湾人の中でもこの行動が問題視されはじめ、ちょっとしたニュースにもなりました。
台湾人の中にはもちろん、「私はそんな事はしない!そういうのはその人に対して失礼だと思う!」という人も沢山います。
実際に、私のまわりの台湾人の友達や家族はそういう事はしません。
(そういう事が嫌いなうちのダーリンが怖すぎて誰も頼めないのかもしれませんが。笑)
そしてこの台湾人が買い物を頼むという行為は、日本人に対してだけではないのです。
台湾人が日本に旅行に行くときにも、まわりの台湾人に色々と買い物を頼まれる場合があります。
それにうんざりして、「頼まれた買い物はしたくない!」と不快に思っている台湾人も沢山いるようです。
頼まれるのが嫌で、中には「誰にも言わずにこっそりと旅行に行く」という人もいるそうですが、とても賢い方法だと思います。笑
台湾人にお土産を頼まれたら
では実際に台湾人に「あれ買ってきて!」とお土産を頼まれた場合、どうしたらいいのでしょうか。
怒ると泣く子も黙るほど恐ろしい辛口の台湾人ダーリンに聞いてみました。笑
友達の場合
ダーリン:「断ればいいじゃん」
大変そうな要望は、きっぱり断ったほうが良いそうです。
何故ならダーリンも昔は友達に頼まれて色々買ってあげたりしていたのですが、頼まれるものもかなりマニアックだったり、高額だったりで買うこと自体がかなり大変で、
ある時「もうこれマジでキリない!!!!」と思い、断るようにしたんだとか。
当時は中には普段あまり連絡をとっていなかった人からも「買ってきて」の連絡が来たりして、「僕だってそんな暇じゃないのに、もううんざり・・・」と思ったそうです。
家族の場合
ダーリン:「断ろう!最初が肝心だ!」
結婚した相手の台湾家族が「買ってきて」の人だった場合、「家族だから断るのも申し訳ない・・・」と思ってしまいがちです。
しかし快く買ってあげているとその後も永遠に続く可能性があるので、断るなら最初が肝心らしいです。
これから家族になりそうな場合
ダーリン:「買ってあげると、好印象にはなるかも」
「これから結婚予定」という場合に、その家族に「買ってきて」と言われたら、断りづらいですよね(笑)
この場合は買ってあげると好印象につながりますが、その後もずっと買い物を頼まれる可能性はあるので難しいところですね(^^;
我が家の場合は
うちは私が一時帰国するときには、「あれ買ってきて」は全くありません。
その代わりに、親同士のプレゼントの送りあいがあります。笑
うちの親が「台湾の家族に持ってきなさい!」と大量にお土産を用意し、ダーリンの親からも「日本の家族に持ってきなさい!」と大量のお土産をいただくので、
親同士いつもお土産を贈り合っており、いつもスーツケースは親へのプレゼントになってしまっています。
残念なことに、私とダーリンには何の恩恵もありません(笑)
まあそれはそれで親たちが嬉しいのでいいんですが。
お土産は自分の気持ちであげたい
個人的にはとても仲のいい友達や家族に「どうしてもあれが欲しい」とお願いされた場合は、買ってあげたいなと思います。
しかしそんなに仲良くない人からのお願いや、苦痛になるほどの量や金額のものは快く「うん」とは言い難いですよね。
私はやっぱりお土産は自分の気持ちであげたいなって思います(*^^*)
関連記事
- PREV
- 士林夜市でかき氷と言えばここ!~辛発亭~
- NEXT
- 台湾在住日本人妻が、主婦友やママ友をつくる方法