台湾のタトゥー(刺青)事情
こんにちは、keddyです。
今回は台湾でのタトゥー(刺青)について書こうと思います。
何故急にタトゥーの事を書こうかと思い立ったのかというと、ちょっとびっくりしたことがあったからです。
それは中秋節の日に、ダーリンのお友達Cさん(男性)の家に行ってバーベキューをした時のことです。
台湾人にとって3大イベントの一つである中秋節なので家にはCさんの家族が大集合しており、私もダーリンとともにCさんの家族を紹介してもらいました。
Cさんの家族は暖かい台湾の大家族で、中秋節に家族でもない私たちを迎え入れてくれるとてもいい方々でした。
平和に進むバーベキューの中、その出来事は起こりました。
私がCさんの妹・弟さんを紹介されたときのことです。
ふと彼らの腕から手首のあたりを見ると、二人ともガッツリとタトゥーが入っているではありませんか!!
しかも絵柄を見てみると、龍が手に巻き付いているような感じです。
ひいいいい!!!!!龍が!龍が!!(keddy心の声)
(写真はイメージです。)
楽しかったバーベキューが一転、良い子の社会人だった私は龍の存在にビビり始めました。笑
しかも彼らのタトゥーは腕だけではなく、他の体の部位にも小さいものが沢山入っていました。
これは日本だったらもうかなりアレなやつ!!普通の会社とか入れないやつ!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
肉を食べている途中も、私はあのタトゥーたちが気になって仕方がありません。
「この方たち、いやまさかそんな・・・・だって、Cさんはとても真面目でお酒もギャンブルもしない方よ!まさか妹さんや弟さんに限ってまさかそんな・・・!」
そんな事を考えて悶々としながらひたすら肉を焼いていました。
そんなビビりの私の心配をよそに、お二人ともとても優しい方で、弟さんとか私に焼きマシュマロをくれるほど優しかったのですが、怖かったので私からした会話は最低限でした。笑
その後ダーリンに勇気を出してその事を話してみました。
「あのさ、弟さんも妹さんもすっごいタトゥーあったけど・・・あの・・・大丈夫だよね?(←)」
そして、ダーリンの回答はとてもあっさりしたものでした。
「え?あんなの別にどうってことないじゃん。何言ってるの~全然普通だよ」
・・・そうだ大事なことを忘れてた!ここは台湾だった!
そうなんです。龍にビビって忘れていましたが、ここはタトゥーに寛容な国、台湾でした。
台湾人はお国柄タトゥーにとても寛容なので、タトゥーをしていたからと言ってどうこういうことはないんです。
「自分が好きだから何か?」というノリでタトゥーをしても全然大丈夫な国、それが台湾なんです!
それでも日本で良い子な会社員生活を送ってきた私にとっては、龍は衝撃的だったんですよね。笑
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タトゥーに寛容な台湾
台湾は日本に比べてとってもタトゥーに寛容です。
以前気になって会社員の友達に、「タトゥーがあったら会社務めは出来ない?」と聞いてみたら、
「全然そんな事ないよ。そんなに派手派手じゃなければ大丈夫だよ」と言っていました。
そして、「何で日本はダメなの??」と驚いていました。
台湾ではファッションタトゥーくらいであれば、就職にも生活にも特に何も影響ないようです。
その子も近いうちにタトゥーをしてみたいと言っていました。
ダーリンの実家の家族にも聞いてみましたが、「別に自分が好きならいいんじゃない?」との回答でした。
ダーリン家族は皆会社員で、父親は公務員ですが、タトゥーに対して特に悪いイメージは持っていないようでした。
そんなタトゥーに寛容な台湾なので、足首や手首などに可愛いファッションタトゥーをしている若い子も多いです。
西門や夜市など若者が集まりそうなところにはタトゥーを彫るお店があります。
台北にもファッションタトゥーをしている人は結構いますが、南部に行けばいくほどその割合は増える傾向にあるようです。
個人的にはウーフェンプーで服の卸の仕事をしているお兄さんやお姉さんや、アパレル店員さん、夜市のオーナーなどファッション関係者や自営業の人はタトゥーをしている率が高いと思います。
最近発展が目覚ましい台湾ですが、タトゥー文化を見ると個人的にはとても南国っぽいなぁと思います。
(私の中で南国の人はタトゥーをしているイメージ。笑)
ダーリンは、「台湾ではタトゥー=ヤ○ザやヤンキーってわけでもないよ」と言っていました。
だから仮に背中に大きな龍や虎が彫られていたとしても、100%ヤ○ザとは限らないそうです。
(でも流石にその場合は95%くらいはヤ○ザだと思いますが・・・笑)
美しいタトゥーは褒められる
台湾では美しいタトゥーをしていると台湾人に褒められるかもしれません。
私の妹がそうでした。
彼女はその昔すごいギャルで、その名残で腕にファッションタトゥーをしています。
絵柄は可愛い感じのカラフルなもので「オシャレ」という感じのものなのですが、当時親バレしたとき親は「娘が不良になってしまった」と絶望して泣いていました・・・(´-ω-`)
私も当時はかなり驚いた気がします。
現在妹はネイリストなので仕事上は問題ないらしいのですが、日本では一応服などで隠して生活していました。
そんな妹が以前私が台北に留学していた頃台湾に遊びに来てくれたことがあります。
夏だったので、妹もノースリーブの服で私と一緒に観光していました。
その時妹は色々なところで、「そのタトゥー、すごい可愛いね!!」と台湾女子たちから褒められ、「写メ撮らせてくれない!?」と写メをお願いされた場面もありました。
「国が違うとこんなにもタトゥーに対しての考え方が違うんだなぁ~」と改めて思った瞬間でした。
妹も褒められるので純粋に嬉しかったようで、「台湾最高ー!!」と台湾のことがとても好きになったようでした(笑)
温泉でもタトゥーOK
妹は腕だけではなく腰にもタトゥーがあり、日本では温泉やスーパー銭湯に入れません。
しかし台湾では温泉もノープロブレムです。
私は台湾で何度か温泉に行きましたが、今のところタトゥーがNGなところは見たことがありません。
なので日本でファッションタトゥーなどをしていて温泉に入れないという方も、台湾の温泉なら大丈夫です。
私とダーリンとタトゥーのお話
そんなタトゥーに寛容な台湾なので身近にタトゥーをしている人がいても不思議ではないのですが、なんと私の身近に妹以外にタトゥーをしている人が居ました。
何を隠そう私の夫、ダーリンです。|д゚)
タトゥーと言っても消しかけで半分くらい消しています。
タトゥーに無知な私は結婚前に彼のそれを見て「怪我したの?大丈夫?」と本気で心配したことがありました(笑)
ダーリンは最初タトゥーだと私にばれると結婚を断られるかと思ったのかどうかはわかりませんが、言葉を濁していました。でもまぁ、ばれますよね。
そして案の定私に、「親が泣くからタトゥーがある人は紹介できない」と断られかけ、
「でもこれもうすぐ完全に消すから!ほら、いまでも半分消えてるし!今時間がなくて消しに行けないだけだから!」と必死にアピールしてなんとか結婚したのでした(笑)
ちなみに今でも私に時々タトゥーをしている元ヤンキーと罵られるダーリンは自分の元ヤン説を否定し、「あれはロックだ!ヤンキーじゃなくrockerだ!」と言い張っていますが私は間違いなくヤンキーだと思っています(笑)
そんなダーリンのことをヤンキー呼ばわりしている私ですが(笑)、私もタトゥーをしていたからって社会的にもどうってことない台湾に生まれていれば、ファッションタトゥーの一つや二つくらいしていたかもしれないと思います。
私の事なので、きっとセーラームーンとか彫っていたかもしれません。
台湾人版keddyはきっとセーラームーンのタトゥーでショートパンツ+ビーサンでバイクを乗り回していたことでしょう。うん、COOL!
台湾にそんな女の子が居ても、至って良くある光景で全然怖くないですよね!ね??
ということで、台湾はタトゥーに寛容だから、タトゥーをしている人を見ても怖い人とは一概には言えないよ!というお話でした。