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台湾では妻が実家に帰るのは普通のことらしい

公開日: : 国際恋愛・結婚

  

こんにちは、keddyです。

私は入籍した日に、ダーリンのママに言われたある言葉がずっと引っかかっていました。

 

「帰りたくなったらいつでも実家に帰っていいんだからね」

 

全国の奥様、義理の母にこう言われたら何て思います?

 

私は、

「え?何それどういうこと?私とダーリンの夫婦生活が上手くいかなくてもいいってこと?!」

と悪い意味に捉えてしまい、ずっとモヤモヤしていました。

 

今ではこの意味が、ダーリンママの気持ちがとてもよくわかるんですが、この言葉を聞いた当時の私は誤解していました。

それは、私の「妻が実家に帰る」ということに対する考えと台湾人の考えが違ったからなんです。

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妻が実家に帰るということ

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ここでの実家に帰るというのは、年に数回旦那も一緒に妻の実家に顔を出すあれではありません。

妻が単独で妻の実家に帰り長時間過ごしたり、泊まったり、連泊したりする事を指します。

 

日本人の中でも考えが古めな私は(自分の母親の影響ですが)、結婚したら何か特別な用が無い限り妻はむやみやたらと実家に帰るものではないと思っていました。

あまり帰りすぎると「この子夫とうまくいっていないのかしら」と親に心配される可能性がありますしね。

 

私の母親はどんなに辛いことがあっても、自分の実家に心配はかけられまいと実家には帰らず耐えていた人でした。

なので私もその影響を受けて、実家に帰るということは夫との生活の不満が募りもう限界だとなった時に帰るものだと思っていました。

今でもドラマで「実家に帰らせていただきます!!」と妻が出て行ったらかなり危険な状況なように、我が家ももし母親が荷物をまとめて実家に帰り連泊などしようものなら離婚の兆しだと思っていました。

しかし台湾ではどうやらそうでもないようです。

台湾人の妻はよく実家に帰る!?

私はこれを知った時かなり驚いたのですが、台湾人の女の子は結婚後もよく実家に帰るんです。

何か用があるわけでもなく、普通に独身時代と同じように実家に帰って時には泊まったりもするそうです。

 

ご飯を作るのが面倒なとき、ちょっと家族の顔が見たい時、夫と喧嘩したとき、喧嘩していなくても、台湾人の妻はとにかく頻繁に実家に帰ります。

ダーリンのお姉ちゃんを見ていても、たぶん結婚後も普通に帰ってくるんだろうなぁという感じですし、ダーリンのママもそんなようなことを言っていました。

 

台湾では妻が頻繁に実家に帰ることが当たり前すぎて、その事に対して夫も特に何も言わないそうです。

私がびっくりして「え?それ大丈夫なの?旦那さん的にはOKなことなの?」とダーリンに聞くと、

「妻がよく実家に帰ることは別に普通だよ、僕はそういう人は無理だけど、多くの台湾人の男はその事に対して何も思わない」と言っていました。

 

この文化の違いを受け入れられないと、旦那さん(台湾人でも外国人でも)はちょっと大変かなって思います。

「妻が実家に帰る」が原因で大変なことに・・・

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私はこの事を知った時に、数年前に偶然見たある日本人の男性の方のブログを思い出しました。

彼女が日曜日に僕たちの家へ帰ってくる時間が、徐々に遅くなってきたのです。
実家に泊まり始めた当初は、朝に戻ってきて、昼には一緒に出かけていたのに、
それが昼になり夕方になり、やがては日が落ちてからになってしまいました。
しかも、彼女のみ夕食を済ませて戻ってくるのです。
そしてその理由は、「昼過ぎまで寝ていたから」。

夕食も取らず待っている旦那さんをよそ目に、
のんびり実家でくつろいで帰ってくる。

そのことに罪悪感を一切感じないどころか、
家族と過ごすという、何より大事な事をしてきた、
という充実感を持って帰ってくる奥さん。
待ちくたびれた、と文句を言う旦那さんに、
文句をつけるなと怒り出す奥さん。

私がダーリンと結婚する前に台湾人との結婚生活が気になりネットサーフィンしていて偶然見つけたのですが、この記事が当時かなり衝撃的だったことは今でも覚えています。

記事を書かれた日本人の方(男性)は台湾人の奥さんと離婚されてるんですが、「よく実家に帰る」という部分の考え方の違いも離婚の原因の一つだったようです。

 

これが日本と台湾の文化の違いからくる問題なんだなぁ・・・と当時は思っていましたが・・・あれ?

よく考えるとうちのダーリンも「keddyがもし用もないのに実家に毎週末帰るタイプの人だったら離婚だ」と言っていました。

台湾人の男性でもダーリンのような考え方の人もいるって事は、きっと台湾人女性でも実家に帰らないタイプの人もいるのかもしれません(いるのかな?)

逆に今時は日本人の妻でもよく実家に帰る人もいるかもしれないですし(いるのかな?)、結局は夫婦の考え方が合うか合わないかって話になってきますね。

あの言葉の真相

台湾では妻が実家に帰るのは良くあることだと知った時、私はダーリンのママが入籍の日に私に言ったあの言葉の意味が初めて理解できました。

 

「帰りたくなったらいつでも実家に帰っていいんだからね」

 

これはダーリンのママが、

「台湾人の女の子ならいつでも実家に帰って両親との時間を過ごせるのに、台湾に嫁ぐkeddyは実家に帰れないから可哀想」

と私の事を想って言ってくれた言葉だったんだなぁと。

 

当時の私は、実家に帰る=離婚の兆候という自分の考え方から、

「そんな簡単に実家に帰っていいの!?(ダーリンと不仲になってもいいってこと!?)」

とママの言葉の意味を誤解していました。

 

最近やっとわかってとてもすっきりしました。

台湾では妻が実家に帰るのは普通なんだという事を知らなかったら、今でもずっとモヤモヤしたままだったと思います。

ダーリンは「まさかkeddyがそんな風に捉えていたなんて思わなかったよ」と驚いていましたが(笑)

 

お互いの文化の理解って大事なんだなと改めて感じました。

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  • KEDDY
    台湾が好きで台北に留学経験あり。帰国後台湾人のダーリンと運命の出会い♡をし、まさかのスピード結婚。ダーリンと二人で毎日楽しく暮らしています。

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