うちの猫(スコティッシュフォールド)が疾走して1年後に戻ってきた話
こんにちは、keddyです。
私実は実家に猫を飼っているんですが、その猫のお話。
これがうちの愛猫、「ショコラ」です。
私が一人暮らし時代に、ペットショップで一目惚れして飼った猫です。
その後私が台湾留学に行くにあたって実家に置いてもらい、最初は「世話が面倒だ」とブーブー言っていたうちの両親もすぐにショコラにメロメロになっていました。
家族皆がショコラを溺愛していた矢先、事件は起きました。
ある日ショコラが自分で家から出てしまい、完全室内飼いにしていたため自力で戻って来れるはずもなく、そのまま行方不明になってしまったのです。
スポンサードリンク
疾走して行方不明になったうちの猫
出て行ってしまったのは真冬のことでした。家族で全力で探すも見つからず、おたずね猫のポスターを貼ってまわったりしましたが結局見つかる事はありませんでした。
おたずね猫のポスターの効果も待てど暮らせど現れず、隣人に「白っぽい猫があのあたりをうろついていたよ」という些細な手がかりをもらって探しては結局別の猫だったりして落胆したりしながら時は流れ、
ショコラがいなくなって家族関係もなんだかギスギスしたまま私は台湾留学に旅立ちました。
誰もが皆、「寒さで凍えてどこかで死んでしまったかもしれない」「車に轢かれて死んでしまったかもしれない」と思っていました。
私はテレビのニュースで野良猫を虐待した事件を見るたび心が痛く、「ショコラももしかしたら悪い奴に捕まって虐待されているかもしれない」と思うと悲しくなりました。
ショコラがいなくなって1年が過ぎ、私が台湾で留学生活に奮闘しているとき、実家から驚くべきメールが届きました。
なんと、ショコラが戻ってきたというのです!
嬉しさもありましたが驚きで一瞬、耳を疑いました。
まさか、犬じゃないんだから自分で戻ってこれるはずないと思って詳細を聞くと、なんでも隣町で猫好きの人が路上で行く当てがなさそうにしているショコラを保護し、自分の亡くなってしまった飼い猫の代わりに飼おうと動物病院に連れて行ったところ、ICチップにうちの住所と私の名前が登録されていたのでうちの猫だとわかり、わざわざうちまで届けてくれたんだそうです。
世の中そんなにいい人がいるなんて・・・と胸が熱くなりました。本当にその方には感謝してもしきれません。
しかも、その方が言うには彼が保護する前にも爪の手入れがしてあり、細めでしたがガリガリに痩せていることもなく、誰かに世話されていた形跡があったとの事です。
世の中にはなんて善良な人が多い事でしょう(T_T)日本もまだまだ捨てたもんじゃない、と心の底から思いました。
そんなショコラは今、父に甘やかされて実家で平和に暮らしています。
夏はよく庭に出て
こんな感じでダラダラしていますが、いつまた外に飛び出していってしまうかと思うと不安です。
そんなショコラも日本の冬が厳しいのを知っているのか、冬は外に出ずひたすらストーブの前を陣取っており、
妹からこのような写メが送られてきては、微笑ましく見ています。
いつもダラダラしているのでダーリンには「懶惰貓」と呼ばれています(笑)
家族に頭にアメを乗せられても怒らず、おっとりしています。
今は台湾に居るので会えないのがすごく寂しいです。
犬派だったダーリンもすっかりショコラにほだされ、「将来は猫を飼いたい」というまでになりました。
以上、疾走して1年後に戻ってきたうちの猫のお話でした。
また気が向いたらショコラの記事を書くかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。