台湾のお盆「鬼月」についてと台湾人に愛されている貞子のお話
こんにちは、keddyです。
今台湾は「鬼月」という期間です。
鬼月とは、旧暦7月のことをいい、鬼月のクライマックスは旧暦7月15日で中元節といいます。
鬼月は亡くなった人たちがあの世から戻ってくる期間です。
日本でいうお盆のようなものですね。
この時期台湾人は霊たちにお祈りするため沢山のお供え物を買うのですが、それに向けて台湾のスーパーはお供え物の大袋のお菓子などの大セールをやります。
テレビではホラー体験談特集や心霊写真特集をやることが多くなり、
肝試しがしたくなる人も多くなるようで、地獄寺がお化け屋敷のような役割を果たしこの時期はいつもより観光客が増すようです(笑)
鬼月がお盆と聞いた私は、一つの疑問がわいてきました。
お盆=お墓参りと認識している日本人の私は思ったのです。
「あれ?お墓参りをする日は5月に清明節があったよなぁ・・・そしてもう今年のお墓参りは5月に終わったよなぁ・・・
5月の清明節にお墓参りをしたのはなんだったのかしら?鬼月はしなくていいのかな?」
気になるのでダーリンに聞いてみました。
すると台北人ダーリンの見解では、
「清明節は自分の先祖だけにお参りする日で、沢山のお化けが戻ってくるって言う感覚はないかも。
鬼月は先祖の霊以外にも見知らぬ人の霊や神様やとにかく沢山お化けが戻ってきて、拜拜するのは会社っていうイメージかな。
自分の先祖のお墓に行って拜拜はしないよ。」
ということでした。
ふーん、なるほどね。また一つ賢くなったわ♪
ところで鬼月の台湾は沢山のお化けが戻ってきていることから、色々とやってはいけないことが言い伝えとしてあります。
例えば結婚とか家や車を買うとか引っ越しとか、旅行とか海に行くなとか夜に口笛を吹くなとかやたら沢山あります。
信じている人はとても信じているのでやりませんが、信じる信じないはあなた次第なところがあるので今の若者の中には信じておらずあまり気にしない人も多いです。
路上でプロポーズしてた人もいましたしね・・・。
ダーリンも全く気にしない人なので、我が家は普通に旅行に行って海に入りましたが特に何もありませんでした(笑)
考えてみればせっかく夏真っ盛りなのに旅行に行くなとか海に行くなとか無茶な要望です(笑)
さてこの鬼月には色々なお化けが帰ってくると書きましたが、
なんと日本のお化け代表ともいえる貞子も帰ってくるようなのです!
そして帰ってきた貞子に対する台湾人の対応がこちら・・・ホラーではない予想外の展開に驚きです!
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お盆に貞子が帰ってきたときの台湾人の対応
2013年、貞子がお盆にはじめて台湾に帰って(?)くると・・・
皆で笑顔で貞子のことを迎え入れる台湾人たち。
お供え物のお菓子を沢山もらった貞子は、台湾人の予想外の心優しい対応にとても嬉しそうです。
そんな貞子を見て家族も皆嬉しそう・・・なんだかとても心温まるほっこりストーリーでした。
更に翌年の2014年、また台湾人家族の前に現れた貞子は・・・
今年も沢山のお供え物を用意してくれた台湾人たちに、渾身のダンスで感謝の気持ちを表します。
貞子って実は結構踊れたんですねー知りませんでした(笑)
貞子の感謝のダンスを暖かく見守る台湾人たちに胸が熱くなります。
更に今年も帰ってきました、貞子!
ここ数年台湾人に良くされすぎて、なんだか去年までに比べて太ってしまった貞子(笑)
体重計に乗ってショックを受けます(?)が・・・
やはり台湾人の暖かいおもてなしは変わらず、結局今年も沢山食べてしまう貞子なのでした。
最後にシェイプアップのため(?)運動してるのが可愛いです。
貞子、台湾人にとっても愛されていますね!!
あんなに良くされたら、貞子も毎年帰ってきちゃいますよね(笑)
むしろ怖がられるばかりの日本には帰らず、居心地の良い台湾にばかり行くかもしれません(笑)
気になるこのCMは、台湾のチェーン店で私もよく行く有名なスーパー「全聯」のCMでした。
今年たまたまテレビで見かけて面白いなぁと思って検索したら、2013年からの続きものだったので全部載せてみました。
鬼月の台湾では台湾人がいつにも増して気合を入れて拜拜するので、お化けたちにとっては嬉しいかもしれませんね(´ω`)