台湾でスマホを使いこなしている親世代が多い理由が怖い

こんにちは、keddyです。
私が思うに、台湾では親世代のスマホを使いこなしている率が尋常じゃないと思います。
若い子の親なら親も若いと思うので普通に使いこなしていると思うのですが、私の親世代だと60代半ばです。
台湾では私の60代半ばどころか80代くらいまではスマホやiPadを持っていることがあり、ダーリンの80歳越えのおばあちゃんも持っています。
うちの機械音痴でインターネットを信用しておらず(ネットをする=何らかの詐欺に騙されると思っている 笑)ネット嫌いで未だガラケーで電話とメールのみの両親と比べ、なんてハイテクなおば様達なんだろうとかなり驚きました。
日本で65~80歳くらいの年代の人に台湾ほどスマホが普及しているかと言われればそんなことはないと思いますし、そもそも日本では若者ですらスマホが嫌いでガラケーから換えない人もいるくらいです。
ではなぜ台湾のおば様たちにそれほどまでにスマホが普及して、皆スマホを華麗に使いこなしているのでしょうか?その理由が私はちょっと怖いと思ってしまいました・・・
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台湾の親世代のスマホ使いこなしてる率が高い理由は、まさかの・・・・
親世代が使うのは主にLINEとFacebook
台湾の若者はLINEとFacebookを使っている率がかなり高く、使っていない人のほうが珍しいですが、実は台湾の親世代もこれらを使いこなしている率が高いです。
若者の親なら親も若いと思うので納得できますが、私の親世代、台湾の60代はかなりの割合でLINEとFacebookを使いこなしています。
台湾ではなんと親世代どころかおじいちゃんおばあちゃん世代も使っている人が多く、ダーリンのおばあちゃんは80代にもかかわらず暇なときは家でFacebookを見ているそうです。
私が前通っていた文化大学の校舎内にも、老眼鏡をかけてiPadを使っているおじいちゃんをよく見かけました。
うちの親はFacebookやLINEがいったい何者なのかさえよく分かっていないというのに、台湾人の親たちはハイテクです。
親がLINEと電話で子供と密に連絡を取り合う
台湾人の親世代にこれほどまでスマホが普及し、LINEを使いこなしている人が多いのは、親が子供と連絡を取りたい一心だと思います。
台湾人が親と毎日一日に何通もメールや電話で親とやり取りするのはよくあることで、それが高校生とかなら日本でもよくあるのですが、社会人になっても、実家住みでも、30代になっても、かなり頻繁に連絡しています。
子供が今はスマホなので、それに合わせて親は子供と連絡を取るためにスマホを買い、LINEを覚えているのです。
マザコンではないと主張する我がダーリンもほぼ毎日lineをしている模様で、元彼たちは毎日親と電話もしていました。皆なかなかのいい歳の男性たちです(笑)
親がFacebookを使う理由はズバリ・・・
この理由はズバリ、子供がFacebookをしている率が高いので、子供とFacebookでつながり、我が子を監視する為です。
前にニュースにもなっていて、親たちに街頭アンケートをしたところ、ほとんどの親がFacebookを利用、理由は「子供が何をしているか監視する為」でした。
「子供」と言ってもいい歳の大人も含まれています(笑)
これを聞いてぞっとするのは私だけでしょうか‥‥。
うちのダーリンの親にも以前、「台湾人の親たちは皆Facebookまで使えてすごい」と言ったら、「それは子供を監視する為よ」とさらっと言っていてびっくりしました。
ちなみに子供のほうは「鬱陶しいけど仕方ない」とか「連絡がすぐ取れるのは便利」などと答えていました。
最近ではFacebookで「どこにいた、誰と一緒に居た」を全て親に知られてしまうのであまりFacebookを使わなくなったという子供もいますが、うちのダーリンもその一人です(笑)
台湾の親の過保護さにカルチャーショック
私は留学時代から今まで、台湾に居ることで友達のママやダーリンの家族などに必ず聞かれるのが、
「日本の家族とはどうやって、どれくらいの頻度で連絡とってるの?」という質問です。
私は「大事なことがない限りはほぼ連絡していない、親はスマホを持っていないから」と答えると、
大体「え!?スマホが無いの!?そしたら、LINEもFacebookもできないじゃない!?あなたの近況を親は知ることが出来ないのよ??!」と、すごくびっくりされます。
(ちなみに今オーストラリアにいる妹は親と「文通」という手段で連絡しているらしく、私も親にたまに手紙で近況報告するという、台湾人驚愕の昭和な我が家です(笑))
スマホを持っていないという事もですが、親と毎日連絡しないことに対してのびっくりです。
私は台湾に来る前から一人暮らしでしたが、昔からよっぽどの事(大病を患ったとか結婚するとか妊娠したとかそういうレベル)がない限り頻繁に連絡しないのが普通で、
それは私が海外に居ても変わらず、思い起こせば19歳くらいの頃初めてイギリスに一か月行った時も、同級生が国際電話を頻繁にしている中、うちは元から「特に用がなければ連絡しなくてもいい」と言われていたので国際電話は1回もしませんでした。
元々そんな感じなので今更台湾に居ようが実家に滅多に連絡を取らないのですが、それは台湾人的にはかなりありえないらしく、物凄く驚かれ、
更には「家族なんだからそんなんじゃいけないよ!毎日連絡してあげるべきだよ!!きっと心配しているよ!!」と説教される勢いです(笑)
あんまりそういう事が多いので、うちがおかしいのかと思ってきて周りの台湾在住の日本人の友達にどれくらいの頻度で実家に連絡しているか聞いてみると、
彼女たちも用がなければさほど頻繁に実家とは連絡していないといっていたので、「よかった、日本人的には普通だった」と胸をなでおろしたのですが、台湾に居るとそこらへんの感覚がよくわからなくなってきます。
そんな私からすると、台湾人が社会人になっても30過ぎても毎日ママとメールやLINEをしているというのはかなりのカルチャーショックで、親もちょっと過保護過ぎるのではないかなあと思う今日この頃です。