台湾の8月8日は父の日!台湾流父の日の祝い方、我が家の場合
こんにちは、keddyです。
台湾の8月8日は父の日です。
88の中国語の音が中国語の「お父さん」に似ているので、父の日なんです。
私が独身で日本で仕事をしていた頃は、実家から離れて住んでいたこともあり父の日は特にお祝いなどしていなかったのですが(パパ、ごめん!!( ;∀;))、
台湾人ダーリンと結婚してからはダーリンの家族の習慣に則り、毎年お祝いしています。
家族とのつながりを大切にする台湾では何らかの方法で必ず父の日をお祝いするという家庭が多く、全く何もお祝いしないという家庭は少数派だと思います。
そのため私が日本では特にお祝いをしていなかったとダーリンに言ったら「パパ可哀想すぎるじゃん」と言われてしまったのですが、
確かに今思えばいくら離れて住んでいて仕事が忙しかったとはいえ、何もしなかったのは悪かったなあと少し罪悪感を感じています(^^;
台湾では父の日は個人的にお父さんに贈り物をするというよりは、家族単位で皆で賑やかにお祝いするという家庭が多いです。
友達の台湾女子なんかは、
「うちなんてママが父の日は絶対皆で食事だからその日は遊びに行っちゃダメとか言うよ!私毎日家族と一緒にご飯食べてるんだから別にいいじゃんって思うけど・・・ま、それが台湾だから」
と父の日に遊びに行けないことをぼやいていましたが(笑)、こういう話を聞くとやっぱり父の日を家族単位でお祝いする家庭は多いんだなあと思います。
我が家も毎年家族と親戚総出で父の日をお祝いしているのですが、今年は8月8日が月曜日なため、1日繰り上げて日曜日である今日お祝いしてきました。
スポンサードリンク
我が家の父の日
台湾の我が家の父の日の話をします。
我が家はダーリンパパのほうの親戚と仲が悪いので(笑)、ダーリンのママとママの両親(祖父母)とママの兄妹とその子供たちというメンバーで毎回お祝いします。
ママのパパ(祖父)をはじめ私たちにとってのパパや従姉たちにとってのパパ、とパパが沢山いるのですが年長者の祖父を中心としてお祝いします。
お祝いと言ってもパーティーなどをするわけではなく、我が家では基本的に毎年中華レストランで円卓を囲んで食事です。
台湾では母の日や父の日に家族で円卓の中華レストランで食事をするという家庭は多いため、レストランは必ずママたちが事前に予約して行きます。
祖父母が好きなレストランなのでダーリンはあまり好きな味ではないようでいつも文句を言ってますが(笑)、我が家の父の日の主役はあくまで祖父なのです。
▲レストランの店内には我が家の他にも沢山の家庭が父の日をお祝いしていました。
私は結婚当初、父の日に皆が時間を合わせてこんなに沢山の家族たち(10数人)が集まる事にびっくりしましたが、
大人数で集まるのは、「家族皆で一緒にお祝いしたほうが賑やかで楽しい」という考えと「沢山パパがいるから一緒に祝ったらいいじゃん」という考え(笑)、
そして根本に「一緒に時間を過ごすことが何よりの親孝行」という考えがあるようです。
今回はいつものメンバーの中に一人見たことのない人が一緒に居ました。
誰かな?と思っていたら、祖父が現在面倒を見てもらっているベトナム人の介護ヘルパーさんでした。
(台湾ではお年寄りの介護をするベトナム人やフィリピン人のヘルパーさんが多いのです。)
祖父は病気ではないですが94歳という年齢で身の回りの事が自分でできなくなってきたので、今年からヘルパーさんにお世話を頼んでいるんだそうです。
台湾はお年寄りを大切にするので、我が家以外にも介護を受けているくらいの状態のお年寄りであっても、家族が助け合って面倒を見つつ車椅子で連れ出して一緒に食事をしている光景が良く見られます。
私の日本に居る実の祖母は介護状態ですが、うちの場合は家族が車椅子で外に連れ出して面倒を見ながら食事なんて絶対に起こらない状況なので、嫁いだばかりの時には「台湾はなんてお年寄りに優しい国なんだ!」とかなり驚いた記憶があります。
我が家の父の日のプレゼントは、ダーリンの両親たちとおばさん、おじさんたちは祖父に紅包(お金)を、ダーリンパパにはお姉ちゃんが小物を渡していました。
食事の席での話題は、皆最近何があったとか各自好きなことを話しますが、
毎回必ず話題に上がるのは結婚願望がなさすぎるアラフォーの従兄のお兄ちゃんがいつになったら結婚するのかという話題と、
私達夫婦に向けられる「子供はまだなの?家はいつ買うの?」という話と、
最近食べた何が美味しかった、どこのレストランが美味しいとかの食べ物の話題です(笑)
皆やたら食べ物には敏感で、美味しい店の情報を良く知っています。
子供と家に関しては毎回聞かれるのは台湾ではお約束みたいなもんなので、「まあ仕事が安定したら・・・5年後くらいかな~?」とダーリンが適当に受け流しています(笑)
それに加えて今回はいとこの妹がオランダの大学院に行きたいという話をしている際に、彼女の父であるおじさんが突然
「オランダなんて行ってどうするつもりだ!私は許さんぞ!!」と激怒してその場を出て行ってしまうという事件があって私的には結構びっくりしたのですが、
皆は慣れているのか普通に食事を続けていました(笑)
私達にはおじさんが何故オランダに行かせたがらないのかが疑問で仕方ありませんでしたが、きっと可愛い娘が遠い国に行ってしまうのが心配なのかもしれません。
そんな小事件もありつつ、私世代は従妹のお姉ちゃんやダーリンのお姉ちゃんなど女性が多いので、私たちは私たちで勝手に最近流行ってるものの話とか服の話とかをしていました。
今回は皆遊んでいるポケモンGOの話題で持ちきりでした(笑)
こんな感じで父の日には必ず集まる我が家ですが、皆結構気ままに話して食べ終わったら即解散というあっさりした一面も持ち合わせています(笑)
きっと、「家族が皆で一緒に集まって顔を見て他愛も無い話をしながら食事をする」という事が台湾人にとってはとても大事なんだろうなあと私は思っています。