オーストラリアでミニマリストになろうとしている妹と、都会が好きな私の話
こんにちは、keddyです。
私にはオーストラリアにワーホリ中の妹がいるんですが、
最近彼女が日本で今流行りの(?)ミニマリスト的発言をし始めました。
ミニマリストとは、物を最低限しか持たない暮らしをしている人のことだそうです。
日本で物に溢れて生活していた頃の以前の彼女からは、「余分な物を持たない生活がしたい!」なんていう発言は想像もつかなかったので、
「オーストラリアの広大な大地が彼女を変えたのかしら、人って環境でそんなに変わるものなのかしら・・・」
と姉は動揺を隠せません(笑)
オーストラリアの田舎で都会好きな私とは真逆の生活を送っている妹のお陰で、
今まで考えたこともなかったミニマリストの生活や、海外生活についてゆるく考えてみました。
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大自然の中の暮らしが好きな妹
妹は今オーストラリアにワーホリビザで滞在して、2年目になります。
妹のオーストラリアでの経歴はざっとこんな感じです。
ファームとウーフを転々→ラウンド→田舎町に定住(寿司屋)→ラウンド→ファーム
ご覧の通り、ずっと山とか田舎で暮らしています。
私はオーストラリアには行ったことがないのですが、ワーホリをした周りの人達の話を聞く限り、
ここまでずっと山や田舎にこだわって生活している人も珍しいと思います。
特に台湾人の場合はオーストラリアには出稼ぎに行くという人が多いので、シティの時給が良い店でガッツリ働いて稼いで、
そのお金で他の国へパーッと旅行に行ったり遊びに行ったり、自分のやりたいことのために使うというパターンが多いです。
ダーリンのいとこや親戚にもオーストラリアにワーホリに行った人は数人いますが、皆そのパターンでした。
彼女たちは私たち夫婦と同じ都会好きなので、
「ファームの仕事!?ないない!あんな疲れること絶対したくない!田舎だしつまんないし」
と言っており、自ら望んでファームで働き続ける人は少ないと言っていました。
妹に「なぜ都会に行かないのか」と聞いたところ、彼女は大自然や動物が好きで好きでたまらないんだそうです。
ファームでの仕事も、「汗を流して気持ちいい!」と自ら喜んでやっているくらいです。
山奥での暮らしはずっとノーメイク、服も農作業が出来る格好でパンプスすらも持っていないという始末で、自分でも「女を忘れかけている」と言っていました(笑)
でも本人はその暮らしが凄く好きなようです。
そんな妹ですが、日本にいた頃から田舎に住んでいたわけではありませんでした。
オーストラリアワーホリで変わった妹
私たちは名古屋の市内で生まれ育ったため、東京や大阪程の大都会育ちというわけではないものの、
地下鉄で10分で繁華街に行けるという場所に住み、オシャレな物や店には困らないという生活でをしていたそこそこの都会育ちだと思います。
妹はオーストラリアに行く前、名古屋最大の繁華街、栄で働いていました。
そしてかなりの飲み好きで、パリピでした(笑)
彼女は昼の仕事と夜の仕事を掛け持ちしていたため(夜の仕事と言っても怪しい仕事ではありません。笑)、
夜の仕事が終わるとその足で飲み歩いたり、パーティーに出かけたりしていました。
お酒は飲みだすと止まらず、1軒目で終わるという事なんてまず無く、2軒目、3軒目どころか5軒目くらいまではしごして朝まで飲んでいました。
そんな生活なので食事の外食率は高く、お陰で私も行った事のないおかまバーとか謎の店に詳しかったです(笑)
妹のまわりの友人たちも皆飲み好きでパリピ、そしてかなりオシャレだったので、妹もバッチリメイクでオシャレをして、ヒールを履かない日なんてないくらいでした。
彼女は昔から動物は好きでしたが、部屋は物で溢れかえっていました。
彼女は「自然」とか「無駄を省く」なんていう世界とは全く無縁の世界で生きていました。
そんな彼女がオーストラリアに行ってから、
(飲む店もないので)お酒を飲まなくなり、それにより健康を意識しはじめオーガニックに凝りだしました。
それだけでも、「オーガニックぅ!?どうしちゃったの!?」と衝撃を受けたのですが(笑)、それだけではありません。
ラウンドで移動生活が多かったため、物が多いと移動が大変なので物を減らしていき、
時には山奥のWi-Fiすらない大自然の中で暮らして、価値観が変わったらしいのです。
「無駄が減っていって、シンプルな生活が好きになった。物を極限に減らして無駄な物を持たない暮らしがしたい。不便くらいがちょうどいいのかなって思ってる。」
とか言い出したのです。
更には、
「田舎で暮らす中で自然と全てに感謝したくなるの。私、真剣に無駄をなくしたいんだ。日本は無駄が多すぎる。環境問題とかゴミ問題とかを真剣に取り組みたくなってきた!」
となんだか立派なことを言い出しました。
健康になりやりたいことを見つけ立派になった妹に涙して喜びたいところですが、
あまりの変わりように姉は
あの毎日パーリィナイトだった妹が、無駄を無くしたいとか言っている!!!
酔っぱらってタクシーばっか乗ってたくせに!!
どうしたんだ、妹よ!前はそんなんじゃなかったじゃないか!
とツッコまずにはいられません(笑)
これは、環境によるものなのでしょうか?
パリピも海外の壮大な山奥で暮らすと皆、こうなるのかしら・・・?
環境は人を変えるのか?
妹に、「オーストラリアの田舎に住んでる人は皆そんな境地になれるの?」と聞いてみました。
すると妹は、
「人によるよー。
私の知り合いの日本人ですっごくオシャレさんがいて、同じ田舎町で暮らしてたけど、
彼女はそんな田舎でもメイクも服もちゃんとして、部屋も可愛く飾って、オシャレライフ送ってた!
でも彼女は、
「私にはここでの生活は本当に限界。海外(オーストラリア)に来てみてやっとわかったけど、オーストラリアの(田舎の)生活は向いてないと思う。日本に帰りたい」
と言って帰っていったよ」
と。
どうやら環境で全ての人が変わるわけではなく、合わない人には合わないようです。
やっぱり海外に出たからと言って、大人の場合はその人の長年持っていた素質なんかはそう簡単に変わらないのかもしれません。
妹はオーストラリアの大自然の田舎や山生活に適応できる素質があったようですが、その知り合いの女子にはなかったのでしょう。
オーストラリアの同じ場所に住んでいても、妹はどんどん適応して楽しいと感じて暮らしていますが、知り合い女子は適応できずに辛い思いをしていました。
妹は物を減らすというミニマリスト思考になりましたが、知り合い女子は日本と同じようにオシャレなものを買い集め、オシャレな服を着て生活していました。
ちなみに私は妹の知り合いの女子の気持ちがすごく良くわかります(笑)
私はどちらかといえば確実にそんな田舎に行っても「可愛いものに囲まれて暮らしたい!」と思うタイプだと思うからです。
田舎暮らし向いてないって、自分でもわかってる!(笑)
海外生活も向き不向きがある
妹の知り合い女子の話を聞いて思ったのですが、
彼女は初めての海外生活がオーストラリアのその場所だったようで、たまたまそこでの生活が向いていなかったために、
「海外生活って自分には合わない」と辛い思いをして帰って行ったことが少し悲しいな、と思いました。
海外と言ってもどこの国、どこの都市に住むかによって生活はかなり変わるんですよね。
自分に向いている国や地域が人それぞれある気がします。
もちろんそれが日本である可能性もあるわけですが。
でもどこの国のどんな環境が自分に合っているかって、実際に生活してみないとわからないのかもしれませんね。
妹のように
「実際に行ってみたら、オーストラリアの田舎の生活が自分に合ってるんだってわかった!」
と言ってオーストラリアの大都市には目もくれずにずっとファームをして暮らしている人もいれば、
そういう場所が合っていない人もいますしね。
なんだかんだで便利で清潔で家電とかが発達している国は日本だと思います。
可愛いものが溢れていて購買意欲をそそられる国も日本だと思います(笑)
まあでもそれも私にとっては嬉しい事ですが、妹にとっては必要のない無駄なものばかりってことで、人それぞれ求めているものは違うんですよね。
ミニマリストになれるか?
最後に、私も妹のようにミニマリストっぽくなれるかしら?と少し考えてみました。
私たち夫婦は引っ越しが多いくせにものが多いので、「物をもっと減らしたら引っ越しが楽だよね」と考えたことはありました。
でも私は筋金入りの無駄なもの大好き人間なので、捨てられないんですよね・・・(笑)
近い将来日本に帰る身だというのに、「こんなもの多くてどうやって日本に引っ越すんだよ!」というほど部屋には物が溢れています。
過去に日本での一人暮らしでの3度の引っ越し、台湾での一人暮らしの2度の引っ越しで、
あれだけ自分の物の多さに苦労して「引っ越せないよ・・・・」と泣きながら夜な夜な段ボール詰めをして辛かった記憶はまるでその後に生きていません(笑)
そんなに大変ならいい加減断捨離とかしたらいいのに・・・と自分でも思うのですが、
私は可愛いもの、好きなものに囲まれていないと落ち着かないんです!!!(笑)
何もない殺風景な部屋とかだとソワソワしてしまい本当に全く落ち着かず、くつろげません(笑)
いつも無駄なものを買ってダーリンに「また変なもの買ってー!それ何に使うの?」と怒られる私はミニマリストには向いていないと思います。
そんな私は、きっとオーストラリアだろうとどこの国だろうと、ミニマリストにはなれない気がします(笑)
無駄なものが大好きで、
人工的なものが大好きで、
台湾のコンビニが多すぎる便利すぎるところも大好きで、
ネオンが無いと正直不安、台湾のギンギラネオン最高!
真っ暗で何もなくて美しい星が見える環境とかも憧れるけど、2泊3日くらいで良い!
とか思ってる私には、「無駄なものを極力減らして」とか「不便すぎる山奥生活」という生活は到底無理そうです・・・。
可愛いコスメや服や靴・バッグを見て「女に生まれて良かったー!!」とか心からテンション上がってる私は、
オーストラリアの山で暮らすのは不可能だと思います(笑)
ちなみにダーリンも「近くにコンビニが無いと無理。長距離歩くとか無理」とか言う人ですし(台湾人こういう人多い!)、
「テント生活とかキャンプとか汚いから無理」という若干潔癖、更に便利なものとかゲームとか好きなので物は多いです。
ダーリンは私よりも色々我慢できないので、大自然の中での物のない生活は彼のほうが無理そうです。
なんというか・・・似たもの夫婦で良かったです(笑)
結論:私たち夫婦はミニマリストにはなれない(なる気が無い)。
無駄なものサイコー!!