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エビ釣りは危険!?エビ釣りを嫌がる台湾人夫とエビ釣りの思い出

  

こんにちは、keddyです。

皆さんエビ釣りってご存知でしょうか。

エビ釣りとは、海や川ではなくエビ釣り場(釣り堀)でエビを釣って遊ぶ遊びです。

エビを釣ってその場で焼いて食べられるのが魅力的なローカルな台湾のレジャーとして、台湾のガイドブックなどにも小さく紹介されている事が多いです。

 

このエビ釣り、面白そうなので台湾好きなら挑戦したいと思う日本人も多いでしょう。

私も最近エビ釣りに行きたくて仕方ありませんでした。

しかし、私が「エビ釣りに連れて行ってほしい」とダーリンにいうと、ダーリンがまさかの大激怒したのです!!

 

いつも私がどこかに行きたいというと、何だかんだ言いながらも大体どこにでも連れて行ってくれるダーリンですが、

私が「エビ釣りに行きたい」と言った時は別でした。

 

ダーリン:「エビ釣り!?エビ釣りに行くなんて絶対ダメ!!!

keddy:「えっ???なんで???」

ダーリン:「あんなところ女の子が行くところじゃない!!

keddy:「エビ釣りは女の子が行くところじゃない??」

ダーリン:「そうだよ!!臭くて、汚くて、何より危ないんだから!女の子がエビ釣りなんて絶対ダメ!!!」

keddy:「エビ釣りが危ない????」

 

この調子でダーリンは、「エビ釣りは危ない」と言って、頑なにエビ釣りには連れて行ってくれないのです。

エビ釣りって、エビを釣って食べるだけじゃないの???

そのエビ釣りの何が危ないの???って思いますよね!?

 

ガイドブックなどには「台湾ならではのレジャー、エビ釣り!」などと、あたかも台湾人にとってとてもポピュラーで健全なレジャーのように書かれていますが、

ダーリンにとってどうやらエビ釣りとは危険なところのようです。

 

ダーリンがなぜ頑なに私をエビ釣りに行かせてくれないのか、実際のところエビ釣りとはどういうものなのか、

ダーリンに色々聞いてみました。

日本人が知らない、エビ釣りの真実は如何に・・・!?

 

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エビ釣りをする人=ガラの悪い人?

keddy:「エビ釣りって、何がそんなに危ないの?」

ダーリン:「エビ釣りに行く人なんて、皆ガラの悪い人だよ。エビ釣りしながら檳榔食べてお酒飲んでタバコ吸って、そういうガラの悪い人ばかりが集まるところ。」

keddy:「檳榔・・・。(台北で檳榔を食べる人は大体ガラの悪い人です)」

ダーリン:「そうそう!皆そういう男連中ばっか!間違っても女の子なんて行かない!女の子が居たとしたらそれはその男の彼女だ」

 

どうやらダーリン曰く、エビ釣り場とはヤ○ザやヤンキーなどガラの悪い人が好む遊びで、檳榔を食べる人やタバコを吸う人達の溜まり場なんだとか。

特にダーリンが良くエビ釣り場に行っていた10年前はそういうエビ釣り場が多く、ダーリンの中のエビ釣り場やエビ釣りをする人の印象は決して良いものではないようです。

ガラが悪い人たちが集まるため血の気の多いお客同士の喧嘩などもあったらしく、そういうのがダーリンが「危ない」という理由です。

 

何故ダーリンがそんなこと知っているかというと、残念ながら彼もかつてはガラの悪い人達の側に居たからです・・・。

彼の中で10年前、ガラの悪い仲間と一緒にエビ釣り場にたまっていた記憶が蘇ってきたんですね(;´・ω・)

 

元ヤンが言う「エビ釣り場は危ない」はやたら説得力があるのですが(苦笑)、私がネットで見たり調べた情報によると、

子供連れなどの家族やカップルなどが行くガラの悪くないエビ釣り場もあったはずです。

日本人でも実際にエビ釣り場に行く人もいるくらいですから、そんなにヤバいところばかりではないでしょう。

 

ダーリンは頑なに「エビ釣り場なんて皆危ない」というのですが、全てのエビ釣り場がガラの悪い人の溜まり場だなんて信じられないので、

他の台湾人のダーリンと同年代の男友達(ダーリンと違って良い子)にも聞いてみました。

 

男友達:「確かにエビ釣り場ってそういう人たちが集まる場所もあるけど、そんなところばかりでもないよ。」

 

ほら!!!やっぱりそういうところばかりじゃないじゃない!!!

この言葉にダーリンは「嘘だあ!」という目をしていましたが、彼のこの言葉で、私は確信しました。

元ヤンダーリンの情報は元ヤン視点だけに、かなり偏りが見られると・・・・(笑)

 

ダーリンのようなガラの悪い人(当時)は、そういう人たちが集まるエビ釣り場ばかりに行き、

カップルや家族連れが行くような平和な(?)ところには行かないため、ダーリンはガラの悪いエビ釣り場しか経験したことがなかったようです。

そのため、彼の中で「エビ釣り場=ヤバいところ」になってしまっていたのでした・・・(;´・ω・)

 

エビ釣りは台湾人に人気のレジャーなのか

ところで、私は台湾に来た当初、エビ釣りは台湾人なら皆好きなレジャーなのかと思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。

ガイドブックなどには「エビ釣りは台湾人に人気のレジャー」的な感じで書かれていることがありますが、

実際に私のまわりに限って言えば、台湾人でエビ釣りが好きという人は少ないんです。

 

私の友達がほとんど女子で台北人で年齢が若い(20代)というのも関係しているのかもしれませんが、その女子たちに「エビ釣りやったことある?好き?」と聞いてみると、

彼女たちは全員が「エビ釣りやったことないし、あまり興味もない」と言っていました。

台北人女子は、エビ釣りにはあまり馴染みがないようです。

男の子はやったことがある子もちらほらいるので、やはりエビ釣りは男性のほうが興味がある人が多いのかもしれません。

 

それを聞いたダーリンは「ほらね、女子はエビ釣りなんて好きじゃないんだよ」とかドヤ顔で言う始末で、更には、

「エビ釣りはガラが悪いから今では行きたくないし、何よりエサが超気持ち悪くて臭すぎる!生のブタの肝臓だよ!?(※他のエサもあります)あれがマジで無理!!」

「それに高い!!釣れるかもわからないのに1時間300元も払うくらいなら、エビのレストラン行って食べればいい話じゃないか」

と、とにかくエビ釣りが嫌いなようです。

 

エビのレストランに行けばエビは食べれるかもしれませんが、私はエビを釣ること自体も楽しみたいのに、いまいちダーリンには伝わりません(笑)

 

そんなエビ釣り嫌いなダーリン10年前はなぜ良く行っていたのか聞いてみると、

「仲間たちと行くには行ったけど、いつも隣でエビを釣る仲間を見守りながらお酒を吐くまで飲んでいた」そうで、

実際に真剣にエビ釣りをした記憶はあまり無いそうです・・・。

 

(ダーリンに10年前の話を聞くと、どこに行っても何をしても最終的には大体がお酒を吐くまで飲んでいたという話になるので、

今彼が真面目にサラリーマンやっているのが奇跡のように思えてきます。)

 

そんなわけで私のまわりの台湾人たちが揃ってエビ釣りをやったことがない、または興味が無い人達ばかりなので、

エビ釣りに行きたくても行けないのが目下の悩みです。

ソロ活動(一人でぷらっと出かけること)が好きな私ですが、流石に一人でエビ釣りに行く勇気はありません(笑)

 

しかしそんな私も、実は3年前に一度だけエビ釣りに行ったことがあるんです。

そこでの体験は、まさにダーリンが言っていた「エビ釣り場は危ない!」を再現したような感じだったので、

ダーリンが言う事をあながち全否定もできないのです。

 

ということで、ここからは私のエビ釣りの思い出について話そうと思います。

 

私のエビ釣りの思い出

今から約3年前の台北留学時代、未だかつてエビ釣りをやったことがなかった私は、台湾人のメンズ2人にお願いしてエビ釣りに連れて行ってもらいました。

当時から周りの台湾女子友達は皆エビ釣りをやったことがなく興味も無かったため、数回エビ釣りをやったことがあるというメンズたちが連れて行ってくれることになったのです。

 

エビ釣り場の店主が・・・

私たちは台北市内の某エビ釣り場に行きました。

そこはエビ釣り場にしてはかなり街中にあり、「えっ?こんなところにあるの!?」と驚いたことを覚えています。

 

記憶では入口付近にカウンターがありそこで釣竿を借りるシステムで、値段は1時間300元くらいだったと思います。

カウンターではもちろん店主とのやり取りがあるのですが、私はここで既にものすごい違和感を感じていました。

 

この店主のおじさん、接客の感じは良く気さくなおじさんという感じなのですが、歯がほとんどなく口周りが赤黒いのです。

これは檳榔を食べる人の特徴ですが、よく見ると今まさに檳榔を食べながらの接客でした。

私が生まれて初めて檳榔を食べる人を間近で見た瞬間だったような気がします。

 

それだけではなく、おじさんのスタイルにも私は目が釘付けでした。

前空きのシャツに首には金のネックレス、両腕にびっしり入った刺青、恰幅が良く、台湾ならではの短パンにスリッパスタイル・・・

怖い、とにかく見た目が怖すぎる!!!!

感じはとても良く気さくな人なんですが、見た目が明らかに龍山寺を舞台にしたヤ○ザ物の台湾映画に出てくる人そっくりな「台湾の怖い人」だったのです。

 

ちょっとここで「あれ、私来る場所間違えたかしら??」と思いながらも、

台湾メンズ2人は特に普通な様子だったので私もここは華麗にスルーすることにしました。

 

エビ釣り場のお客さん

釣竿を借りてエサをもらったら、奥の釣堀へと移動します。

街中にあるエビ釣り場だからか、釣り堀はそんなに大きくなかった気がします。

お陰で釣り堀を囲むようにして座っているお客さんたちの姿が見渡せるのですが、そこでまた私はある種の違和感を感じることになります。

 

お客さんの中に、女性が一人もいません。

女性どころか若い人の姿も少なく、お客さんはおじさんばかりです。

しかもそのおじさんたちの外見がまた・・・完全に龍山寺の映画の方々じゃありませんか・・・・・OMG!!

 

もしかしたら私達が行った時間帯がたまたま偶然全員強面のおじさんばかりが来る時間帯だったのかもしれませんが、

とにかく全員強面揃いの龍山寺スタイルでした。

 

あまりにも普段普通に生活していたら出会わない人種の方々だったのでこの時猛烈に写真に収めたい衝動に駆られましたが、

もし盗撮がバレたらと思うと怖くてできませんでした・・。

当時の私はよほど気をつけていたのか、このときに撮った写真の中で私たち3人以外が写っている写真は1枚もありません(笑)

 

お客さんは皆常連なのか、手慣れた手つきでビールとタバコ片手にエビ釣りを楽しんでいる様子でした。

そんな中若者であり見た目も良い子そうでエビ釣りにも全く慣れていない私たち3人は完全に浮いており、

更に私は女なので完全に場違いな感じになっていました。

 

私はおじさんたちの「なんか場違いな女来たぞ」的な視線を痛いほど感じつつ、

おじさんたちとうっかり目が合わないようにして台湾メンズ2人を見ると、本当に何も気にしていないかのような雰囲気でエビ釣りを始めようとしていました。

強い!!!心が強いぞ台湾メンズ!!!

 

エビ釣り場に入って数秒でこの空間の異様な雰囲気を感じ取ってしまったビビりな私は、若干緊張しつつも

「もう来てしまったしお金も払ってしまったんだから、後は楽しむしかない!」

と腹をくくってエビ釣りを楽しむことにしました。

ちなみにエサはメンズたちにつけてもらいましたが、ブタの肝臓ではなかった気がします。

 

エビ釣りの仕方

エビ釣りの仕方は至ってシンプルです。

エサをつけた釣糸を釣り堀に投げ入れ、あとはエビがかかるのを待つのみです。

 

海や川と違って釣り堀には必ずエビが入っているので簡単に釣れるのかと思いきや、エビもそうバカじゃないようで、私のような初めての人だと意外と釣れません。

かかっても、釣り上げるまでにコツが要り、動作が速すぎるとエビにばれてエビは逃げてしまいますし、遅すぎるとエサだけ食べられて逃げてしまいます。

何とか引き上げられたとしても、エビが暴れるので途中で糸が切れてエビが逃げることがあり、最後まで気が抜けません。

エビ釣りは、案外難しいのです。

 

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▲椅子に座ればいいのに、物凄い棒立ちで真剣にエビがかかるのを待つ当時の私。疲れるので座ったほうが良いです(笑)

 

私だけでなく、メンズ2人もなかなか苦戦しており、釣れないまま時間ばかりが過ぎていきました。

私達があまりにも下手くそなので、まわりのお客さんのおじさんたちが、「あれはもっとああするといい」とかアドバイスを沢山くれました。

おじさんたち、顔や外見は怖いですが本当は良い人たちなのです。

 

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▲おじさんたちのアドバイスのお陰で釣れました!!この喜びははかりしれない(´;ω;`)

 

エビ釣りの成果は!?

最終的に、私たちはエビ釣りを2時間やり、結果私2匹、メンズたち4匹の合計6匹でした。

一人1時間あたり1匹、300元で1匹・・・

しょぼい!しょぼすぎます!!!(笑)

 

釣ったエビは、自分たちでその場にあるエビを焼く機械で焼いて食べます。

当然自分の釣った分しか食べられませんので、釣れなかったらエビは食べられません。

私達が釣ったエビは、一人2匹・・・

 

「ああ、あんなに頑張ったのにエビ2匹しか食べられないのか・・・」と私達3人がしょんぼりしていると、

あまりにも釣れなかった私たちを不憫に思ったのか、私の真正面に座っており大漁だった、エビ釣りのプロ感を醸し出している常連のおじさんがなんと

「俺のエビ全部あげるよ。これは釣るのが楽しいだけだからね」

と言ってなんとおじさんの全てのエビを私たちにくれたではありませんか!!!

おじさん、なんという太っ腹なんでしょう!!!!!

やっぱりここのおじさん、顔は怖いのに優しいんです!!(笑)

 

お陰で私たちのエビはこんなに豪華な事になりました♡♡

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▲エビ焼き中。エビがずら~り!

 

おじさん、ありがとう!!!(´;ω;`)

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塩が効いててと~~~っても美味しかったです♡

そしてこんなに食べれたのは完全におじさんのお陰なので、運が良かったとしか言いようがありません(笑)

エビ釣りでエビを沢山食べたい場合には、初心者ばかりで来てはダメです(笑)

 

このエビ釣り場には猫が居て、エビの殻をムシャムシャ食べてました。可愛い♡

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こんな感じで、私のエビ釣りの感想としては、

見た目が怖いおじさんが沢山いるエビ釣り場は案外危険ではなくて、むしろ楽しい

です。

(あと猫が可愛い)

 

今思うと台湾メンズたちが強面のおじさんたちを前に特に動揺していなかったのも、

ああいう見た目が怖い人たちは私たちのような一般のお客さんに変に絡んだりしないということを知っていたのかもしれません。

まあ異様な雰囲気の中浮くことだけは間違いないので、普通は家族連れやカップルなんかもいるようなエビ釣り場に行くのが無難だと思います(笑)

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  • KEDDY
    台湾が好きで台北に留学経験あり。帰国後台湾人のダーリンと運命の出会い♡をし、まさかのスピード結婚。ダーリンと二人で毎日楽しく暮らしています。

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