台湾で結婚写真を撮る!5~撮影当日の撮影裏話~
台湾人ダーリンと入籍して約1年。やっと台湾で結婚写真撮影を撮ったkeddyです。こんにちは。
前回は撮影当日に向けての準備をしました。
[前回までの記事はこちら]
台湾で浮遊ウエディングフォト(浮遊結婚写真)を撮る!1お店選び編~お店で聞くべき内容と押えておくべきポイント~
台湾で結婚写真を撮る!3~カメラマン・ヘアメイクさんとの打ち合わせ編~
今回はついに、結婚写真撮影当日のお話です!
撮影の裏話盛り沢山でお送りします~♪
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撮影の朝は早い!
撮影当日は、朝8時にお店に集合です。
幸い家からお店が近かったので、ものすごい早起きは免れました(笑)
お店に着くとすぐにヘアメイクさんがドレスに着替えさせてくれて、その後メイクに入ります。
メイクは友達の例とかもあったので自分の好みに仕上げてくれるかとても不安でしたが、幸いいい感じに綺麗に仕上げてもらえました。
正直一番緊張していた部分だったのですが、無事に綺麗に変身できてkeddyはご機嫌です。
ありがとうヘアメイクさん♡
私のメイクが終わると、ダーリンのメイクに入ります。
男性でもちょっとだけメイクするんですよ♪
その間私はヘアメイクさんに「自撮りしてて良いよ~」と言われたので、好みに仕上げてもらったメイクが嬉しくて笑顔で自撮りをしながらダーリンを待ちました。
この時は朝一で体力があり、余裕を見せていた私。
この日はこれから超過酷な1日になるという事も知らず・・・笑
私たちの着替えとメイクが約2時間でした。
10時過ぎにはヘアメイクさん、カメラマンさん、スタッフさんと私達夫婦とドライバーさんの6人でバンに乗って最初の撮影地に出発です!
撮影1:四四南村
最初の撮影地は四四南村です。
朝一で行った為、観光客もあまりおらず撮影にはいい感じでした。
ここで私たちのこの日の撮影の様子を撮影してくれたり、お手伝いをしてくれるダーリンの友達が駆けつけてくれて、合流しました。
彼のお陰でこの日はとても助かることになります。
ここでのメインは浮遊ウエディングフォトの撮影ですが、朝一で緊張している私たちの緊張をほぐすため、カメラマンさんがまず先に普通の写真を撮ってくれました。
ポーズはカメラマンさんが細かく指定してくれるので、その通りに動けばOKです。
「はい、右足を前にちょっと出して、顔は左上を見て、口の力を抜いて、右手は腰に当てて」などと次々に飛ぶ指示に従って、ポーズをとっていきます。
「なあんだ、意外とイケるじゃん~♪」と私たちが調子に乗ったところで、浮遊ウエディングフォトの撮影が始まりました。
浮遊ウエディングフォトの撮影では、浮遊しているように見せるため、椅子や梯子に乗って浮いているようなポーズをとります。
簡単そうに見えてこれが意外と難しいのです!!!
普段から体を鍛えていて腹筋モリモリの人ならいいんですが、お腹にはぜい肉しかなく腹筋のフの字もない私には、座る面積が小さい梯子に座って微妙な角度でポーズを決めるというのが相当しんどいのです。笑
私の横では私のドレスを浮いているように見せるため、スタッフさんが何度もドレスをなびかせたりカメラのシャッターに合わせて放り投げたりしています。
スタッフさんも大変です(笑)
私たちの浮遊ウエディングフォトは6種類のシチュエーションで撮るので6種類のポーズをとるのですが、あの上の写真のものが一番初心者向け、難易度1のものです。
この後どんどんポーズの難易度は上がり、椅子はあるものの椅子の隅ギリギリに座って、腹筋や背筋でバランスを取ったり、体の一部を支えてもらってポーズをとったりするものがありました。
当然難易度が高いポーズをモデルでもない私たちが1発で成功できるわけもなく、テイクを何回も繰り返します。
この日は10月なのに炎天下、撮影を繰り返すうちに汗だくになりまるで苦行のようでした。笑
ポーズによっては、私とダーリンを一度に一緒に撮るのが困難で、一人ずつ撮って後から合成するというものもありました。
まずはダーリンが撮ります。
私より体力も筋肉もある割にはポーズに苦戦しているので「ダーリン体固いよ~」とか言って笑っていると、すぐに自分の番になりました。
完全に笑い事ではありません!(笑)
これ、体の右半分は浮かせており、腰から足にかけては支えがなくプルップル状態です(笑)
足を乗せている椅子は軽いので、私が少し動くと少しずつ遠くに行ってしまい、体勢的に一つ間違えると体を乗せている椅子から転落しそうなギリギリさです・・・!
それに、上を見上げているので太陽が眩しいったらありゃしないんです!!
この時間、丁度太陽が真上にある時間帯だったので目がやられるかと思いました(笑)
更に、ずっと頭を変な角度に動かしているので、眩暈がしてきます。
それでも撮ると決めたのは自分!やるしかないんです!!笑
一番大変な浮遊ウエディングフォトを体力のある朝一の撮影にしたのは正解でした。
なんとか今日一の過酷な浮遊ウエディングフォトを撮り終え、物凄い達成感で次の撮影地に向かいました。
この時私は、「あれだけ大変な浮遊が終わったから、今後の撮影はだいぶ楽だろうな~」と呑気に考えていたのですが、続いてもとんでもない撮影が待ち構えていました。
撮影2:山
続いての撮影は山でした。
私たちはこの山を知らなかったので私たちが指定したわけではないんですが、台湾のプロカメラマンなら知っている、知る人ぞ知る撮影スポットなのだそうです。
今日の最終目的地が九份なのでルート的にこの山にも寄れるという事で、カメラマンさんが気を利かして盛り込んでくれていたのでした。
このように絶景なのですが、ここまで登るのにも一苦労だったんです。
ここまで登るのに道らしき道はなく、石と土と草しかないようなかなりの急な斜面になっており、そこをドレスとサンダルで登りましたよ・・・。
あまりにも命がけなので、こんな事なら運動靴を持ってこればよかったと後悔しました。笑
さて山の上で撮影と思ったその時、なんと先約のご一行が撮影しているではありませんか。
なるほどそんなに有名なところなんですね。
女性のモデルがドレスで撮影しているので、初めは「私たちと同じ結婚写真かな?」と思ったのですが、どうも様子がおかしいのです。
夫らしき人は居らず、モデルを取り囲むカメラマンさんもスタッフも全員男性、
そして一番おかしいのは、ドレスを着ていると思っていた女性モデルが、よく見ると実はドレスで体の前を押えていただけで、服を着ていなかったのです!!!
何と私たちは、大人の撮影会に出くわしてしまったようでした・・・。
ちなみに私たちのカメラマンさんは女性モデルを撮っているカメラマンを見た瞬間に、これが何の撮影かわかったようで、「あの人はああいう撮影専門で有名だからね」と言っていました。
見てはいけないものを見てしまったような微妙な気分な私たち・・・というか私!
男性陣は「おお・・・・」とあちらの撮影が若干気になっている様子で、ダーリンも鼻の下を伸ばしかけていたので睨んでおきました(笑)
さて大人の撮影会のお陰で私たちの撮影場所が空かないので、先に草むらで撮影です。
浮遊の撮影よりは楽そうに見えますがところがどっこい、この草むらには棘がある草がいっぱい、そして虫もいっぱいだったのです!
痒かったり痛かったりする中での撮影でした。
しかも足元の土がぬかるんでおり、ヒールが土に埋まって身動きが取れなくなってしまう始末です・・・。
しかし、こんなの序の口でした。
大人の撮影会が終わったので私たちは山の上に向かいます。
撮影場所は、この土管の上です。
写真で見るとなんてことはなさそうですが、この土管なかなか細くて凸凹しているので20㎝のヒールの靴で立つとバランスがとりづらくフラフラします。
下を見るとこちらも写真ではなだらかに見えますが、実際はかなりの絶壁になっていて、右・左のどちらに落ちても確実に命はない感じでした。笑
私は特別高所恐怖症ではないですが、この時ばかりは立っている足が震えて泣きそうでした(笑)
普通に立つのもやっとの中「もっと体を反って!」とジョジョ立ちばりのポーズを要求されるので死ぬかと思いました。
本当にここでの撮影は命がけでした。笑
でも命を張って撮った甲斐あって、とてもいい思い出になりました。
バンに戻るころにはダーリンのスーツも土で汚くなってしまっていました(笑)
※台湾豆知識:私たちが立っていたあの土管は、昔黄金を作る工場が盛んだったころ工場の排気を山の上に逃がすために使っていたものだそうです。
撮影3:黄金博物館
続いては日本建築で撮影をするため、日本建築が残る黄金博物館で撮影をします。
浮遊でもなく、高所でもなく、やっと平和な撮影の時間が訪れました(笑)
しかしここで若干のトラブルが・・・
なんと、元々撮影地に予定していた黄金博物館の建物の中は撮影禁止というではありませんか・・・!
ダーリンが事前に電話で問い合わせをした時には大丈夫という話だったのに、話が違います。
撮れないのは困るので館の偉い人にも確認を取りましたが、やはり他のお客さんの迷惑になるので建物内は撮影禁止ということでした。
とてもショックでしたがここで揉めても仕方がないので、建物の外なら自由に撮影してOKということで建物の外での撮影に切り替わりました。
この日屋外は少し前に去った台風の影響で色々な建物が進入禁止になっていたり無残な姿になっていたりしたのですが、そこは撮影のプロのカメラマンさん、いい感じの場所を探して撮影してくれました。
朝の浮遊フォト前に撮った写真以来の平和な撮影ですが、この時私の足は慣れない20㎝ヒールのお陰で感覚が無くなりかけていました(笑)
階段の上り下りも一苦労なレベルで、皆に介助されるながらの撮影です(笑)
途中でダーリンの靴の底が取れるというハプニングも(笑)
若干のハプニングはありましたが、黄金博物館は比較的平和に撮影が終わりました。
地面に足がついている感じっていいわ!!(笑)
さて、次はついにラストの撮影になります!
最後の撮影:九份
ついに最後の撮影です!
私はどうしても夜の九份で撮影がしたかったので、あえて九份を最後の撮影地に選びました。
この日は平日だったのですが、九份につくとまさかの人が多すぎて歩くのもままならない状態に・・・・・
こんなはずでは!!!!
「平日なのに、今日なにか特別なことあったかしら・・・?」と考えてみると、中国の連休真っ最中でした・・・それは考慮してなかった( ;∀;)
そういうわけで、この日の九份は観光客だらけ!!!
道行く人たちの視線を感じながら、ポーズをとっていきます。
この日は朝から散々道行く人の視線を浴びてきたので、もうこの時点では感覚が麻痺しており、見知らぬ人に写メを撮られようとガン見されようと特に何も感じなくなっていました。
慣れってすごいです(笑)
この日九份には日本人の観光客も沢山居て、私たちの撮影に遭遇した皆に
「あら結婚式!おめでとうございます~」「綺麗ねえ~」「お幸せに~」
などの祝福の言葉をかけていただいて幸せな気持ちが倍増するとともに、なんだか有名人にでもなったかのような不思議な気持ちになりました。これは癖になりそうです(笑)
こうして全ての撮影が終わり、皆でお店に戻りました。
長いようであっという間だった1日の撮影が終わり、疲労と、1日撮影だったスタッフの皆とお別れでちょっと寂しい気持ちを感じながらも、やり切った達成感でいっぱいでした。
最後にダーリンがこの日支払う分のお金を取りに先に家に帰ったのですが、その時に私の着替えを一緒に持って帰ってしまったため私は着替える私服が無くなり、
ドレスを着たまま歩いて店から家まで帰ったというマヌケな落ちがありましたが、まぁそれもいい思い出です(笑)
ヘアメイクや着替えはどうしていたのか
ロケ中、撮影場所が変わる度にヘアとドレスを変えていましたが、ドレスの着替えはいつもスタッフの方にバンの後ろのほうで小さな簡易テントを張ってもらって着替えていました。
ヘアメイクは外です(笑)
バンの後ろに小さな椅子と鏡を出して、ヘアメイクさんにやってもらっていました。
ヘアメイクをやってもらっている間、疲れて寝ている私・・・(笑)
こんな機会でもなければ、外でメイクをしてもらったりヘアセットをしてもらう事なんてないですよね。
貴重な経験をしました♪
結婚写真を撮り終えて・・・
1日がかりでとても疲れたロケ撮影でしたが、本当に撮って良かったです!!
カメラマンさんは優しくて、私たちがポーズをうまく取れなくても怒ることなく根気よく撮って下さいました(´;ω;`)本当に感謝です。
それでもスタッフさんに、
「奥さん偉いわよぉ、浮遊ウエディングフォトの時だって疲れているのに怒ったりしないで、すごく助かったわ。
お客さんの中には、しんどすぎる!もう帰りたい!写真撮らない!って泣きだしたり、旦那にイライラをぶつけて喧嘩になったりする夫婦いっぱいいるんだから~」
と褒められたほどです。
それを聞いて「やっぱり皆浮遊の撮影はしんどいって思うんだなぁ・・・」と浮遊ウエディングフォト撮影の過酷さを再認識しました(笑)
ロケ撮影は私たちだけでなく、ヘアメイクさんやカメラマンさん・スタッフさんもすごく大変そうで、1日良い雰囲気で撮影をして下さった皆さんには本当に感謝しかないです。
1日付き合ってくれて手伝ってくれたダーリンのお友達は、もはや優しさが神の領域としか思えません。
本当に感謝です。皆に大声でありがとうと言いたいです(*^^*)
次回はこの日撮った写真の中から、アルバムにしたい写真をお店に行って選びます。
乞うご期待\(^o^)/
※この日うっかり日焼け止めを(準備したのにも関わらず)塗るのを忘れ、海に行くより酷い日焼けをしてしまいました(笑)
披露宴が心配です・・・(^^;
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