台湾女子のダイエット事情と、台湾で漢方と埋線の台湾式ダイエットをしてみた結果
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台湾生活
こんにちは、keddyです。
台湾の食べ物が好きすぎて調子に乗って食べまくっていたら、台湾生活で7キロも太った私。
「そろそろ本当にヤバい・・・」と、本気のダイエットを決意しました。
動けば痩せるというのはわかってはいるのですが、学生の時にも運動部に属した事は無く、
今まで本気で運動をしたことがない私は、いまいち何をしたらいいのかわかりません。
体力も無い私は「ジョギング」や「筋トレ」などと聞くと辛く苦しいイメージがあり、
できれば運動なんてしないで楽して痩せたいと言う思いがありました。
完全にデブの発想です。
そこで、「何とかして運動しないで痩せられる方法を・・・」とデブは考えました。
そして、良いアイディアを思いついたのです。
ここは台湾なんだから、台湾式ダイエットをしよう!
「ダイエット漢方」や「埋線」で楽して痩せられるという噂があるから、それを試してみよう!
と。
「東洋医学が発達している台湾にはダイエットに効く漢方薬があり、薬を飲むだけで痩せるらしい」とか、
「埋線というヒツジの腸を体内に埋め込む施術で、楽して痩せられるらしい」とか、
台湾オタクのデブはそういう楽できそうな情報だけはよくキャッチしているのです。
しかし、これらが本当に効果があるのかどうかは実際にやってみないことにはわかりません。
という事で、実際に漢方と埋線の台湾式ダイエットを1ヶ月間やってみました!
私のダイエットの結果は如何に・・・・!?
ダイエットの方法やかかった費用、台湾女子のダイエット事情も合わせてまとめてみました。
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台湾女子のダイエット事情
台湾女子、スレンダーな美女多いですよね!
ショートパンツを好む女子が多い台湾では女子たちの足の細さとかが丸わかりなのですが、
もう足が細い人が多いこと多いこと!!
足が細い人はもちろん腕もお腹も細いですし、本当に羨ましいことこの上ないです。
しかし台湾の食文化は沢山の油っぽい台湾料理と揚げ物料理、そして糖分たっぷりのドリンクスタンドと、
食生活は日本に比べてヘルシーとは言えません。
夜市にもドリンクスタンドにも沢山いるスレンダー台湾美女たち・・・
あの細い彼女たちは一体毎日何を食べて生活しているのかと、直接彼女たちに小一時間ほど問い詰めたいところですが変態だと思われるのでしません。
台湾女子たちは一体どうやってダイエットしているのか、まわりの人達に聞いてみたところ、
「運動か、ダイエット専門病院に行くか」で意見が分かれました。
ストイックに運動してダイエットするタイプ
台湾で夜公園や運動場に行くと、ウォーキングしている人やランニングしている人を沢山見かけます。
台湾の公園には運動する器具が設置してあるところもあり、多くの人が食後に運動しています。
また台北には沢山のジムがあり、女性も多く通っていますし、ヨガやダンスなども人気です。
台湾でダイエットに励む女性は、このように運動で健康的に痩せるタイプも大勢います。
ダーリンの従姉も最近とても痩せたのですが、少しの食事制限と、水泳とウォーキングで痩せたと言っていました。
では皆辛い運動を頑張って痩せているのかと言うと、そうでもないようです。
ダイエット専門の病院に頼るタイプ
台湾には沢山のダイエット専門の病院(東洋医学の病院)があり、病院に通って薬に頼って痩せる人もいます。
台湾女子に「ダイエットしてるの」と言うと、「そうなんだ~病院行ってるの?」と普通に聞かれるくらいには浸透していて、台北には病院がありすぎて競争も激しくなっているようです。
台湾女子に「台湾人の細い子たちってどうやってダイエットしてるの?」と聞いたところ、
「皆病院行って薬飲んで痩せてるよ~すっごい細い子とかは、自力で運動とかだけで痩せたって子あんまりいないんじゃない?」
という答えが返ってきたくらい、ダイエットのためにダイエット専門の病院に行く人は多いようです。
運動か、ダイエット専門の病院で薬を飲んで痩せるかの2択なら、運動嫌いなデブの私は間違いなく病院を選びます!(笑)
果たして、ダイエット専門の病院で楽して痩せることはできるのでしょうか・・・!?
台湾のダイエット専門病院で漢方と埋線ダイエット
さて、運動したくないけど痩せたいという一心で、私はダイエットの専門病院へ行くことにしました。
台北のダイエットの専門病院の競争は激しく、沢山あります。
台湾では口コミが一番信頼できますが、まわりにダイエッターがいなければ口コミも得られないので、
自分でホームページなどを見てみて良さそうだと思ったところに行くと良いと思います。
私が行ったところのダイエットのメニューは、「埋線と漢方」でした。
大体の病院がその2つだと思います。
埋線とは
埋線とは、ヒツジの腸から出来ている糸を、体の中のダイエットのツボに埋め込むというものです。
この糸は外科の手術の際に患部を縫合する糸で、数日で体内で自然に溶けて無くなります。
台湾ではかなり前からあるダイエットの方法で、注射のように糸を体内に埋め込むだけで簡単に痩せられるという事で、台湾女子で知らない人は居ないほど有名です。
元々、「異物を体内に入れるなんて・・・」と思っていましたが、痩せるためなら背に腹は代えられません。
ダイエットの方法
私が病院で提示されたダイエットの方法は、埋線を打ち、漢方を毎日飲んで食事制限をすると言うものでした。
毎日の体重や食べたもの、体の状態などを記録して定期的に先生に提出するという宿題つきです。
運動はしたほうが良いとは言われましたが、強制はされませんでした。
副作用
埋線ダイエットは副作用がないと言われています。
私も埋線を打った後、特に体の不調は見られませんでした。
注意点としては、体内に物を入れるので、衛生面がきちんとしている病院で打ってもらうほうが安心です。
漢方は、私は副作用はありませんでしたが、病院によって副作用があるところもあるようです。
薬が強すぎて、飲んだら眩暈と吐き気がしたとか、冷や汗が出て来たとか、食欲が無くなりすぎておかしくなったとか怖い話はチラホラ聞きます。
知り合いの台湾女子は物凄く細い(ガリガリレベル)のですが、どうやって痩せたのか聞いたら「昔、ダイエットの薬を飲みすぎて太れなくなった」と言っていました。
太れないなんて羨ましい話なのですが、彼女曰く拒食症になった過去があるらしく、健康的に痩せたようではないようでした・・・・。
費用
ダイエット専門の病院は、ほとんどが保険は適用せず自費だと思います。
私の行ったところは、1ヶ月5000元で埋線が1回(お腹と腕と太もも)で1000元でした。
ダイエットに5000元というと日本人的にはまあまあかもしれませんが、台湾庶民な我が家には高すぎて元々ダイエットに反対なダーリンには出してもらえなかったので、
私の隠し持っていた紅包(旧正月にもらったやつ)から支払いました(笑)
埋線を打つ
まずは病院で埋線を打ってもらいました。
埋線を打つのは初めてだったので、痛いのが苦手な私はかなり緊張しました・・・。
埋線は注射のような感じですが、打たれた後は少し何かが体内に入っているような感覚があります(実際に糸が体内に入っているのですが)
打っているときは、ブスッ!!ブスッ!!ブスッ!!っと針で刺されている感じで、あっという間に終わりました。
結構痛いですが、我慢できないほどではありませんでした。
というか、「これも痩せるため・・・」と気合で乗り切りました(笑)
お腹、二の腕、太ももと数か所打ってもらいましたが、所々出血しました・・・。
打ったその日からシャワーは浴びていいと言われましたが、打ったところを触らないでと言われました。
埋線はこれで終わりです。
本来は2週間に一回打つと効果が大きいそうなのですが、私は台北在住ではなく台北まで行くのが遠いため2週間に1回は大変だという事で、この1回だけにしました。
ダイエット開始、予想以上に辛い・・・
こうして、運動しない漢方ダイエットが始まりました。
漢方は、食前と食後に飲みます。
粉薬が苦手な私には少しきついですが、これも痩せるためだと自分に言い聞かせ飲んでいました(笑)
しかし、この漢方ダイエット、思わぬ落とし穴が私を苦しめるのでした・・・・
それは、食事制限です!
辛すぎる食事制限
いくら漢方ダイエットとはいえ、食事制限が全く無いというわけではありません。
病院にもよるかもしれませんが、私の行ったところは食事制限がかなり厳しかったのです!
とはいえ、炭水化物や糖分の入っているものを食べてはいけないという、ダイエットでは良くあるものでした。
確かに、お菓子やらアイスクリームやらケーキを食べまくって痩せたという人は聞いたことがありませんから、やはりダイエットに食事制限は付き物です。
しかし、私はパンやお菓子が大好きなんです!!
パンがなければケーキを食べればいいじゃない!!!
パンとお菓子があれば、他のものを一切食べなくても生きていけるほど好きで、それほどまでに大好きなものを断つというのが苦痛で苦痛で仕方ありませんでした。
しかもかなりの甘党で、台湾のドリンクスタンドで日本人が「甘すぎる」と嫌がる糖分を100%ガンガン接種するのが生き甲斐だと思っている程、甘いものが大好きなのです。
そんな私が炭水化物や糖分の入っているものを断つというのは、まさに苦行以外の何物でもありませんでした・・・・・・・・・。
ダイエット1週間目
ダイエットを始めて1週間までは、毎日パンやケーキの夢を見てうなされました(マジです)
毎日「パンが食べたい・・・甘いものが食べたい・・・」と呪いのようにつぶやき、イライラしていました(笑)
糖分は麻薬と同じように脳内に幸福感を感じられる物質を分泌するらしく、
私は完全に麻薬がきれて早くヤクを摂取しないと死んでしまう人のような目つきになっていた気がします(笑)
寝ても覚めても一日中食べ物のことを考えていました。
麻薬中毒者がなぜ麻薬をやめられないかが少しわかったような気がしました。
運動は全然しませんでした。
漢方と一緒に、便秘に効くお茶ももらったので飲んでみましたが、
これが効きすぎてお腹が尋常じゃなく痛くなり辛すぎたので飲むのをやめました・・・。
ダイエット2週間目
パンとお菓子と台湾ローカルフード(ほとんど炭水化物)が主食だった私は、
それらが食べられないとなると毎日何を食べたらいいのか真剣にわからなく、3食の食事の献立を考えるのが苦痛でした。
とりあえず茶葉蛋とかオムレツとか玉子焼きとか、卵の摂取が増えました(笑)
恐らくこのダイエット期間中に、数か月分の茶葉蛋を食べた気がします。
相変わらずパンとお菓子を食べたい欲求が強くて、プリン入りタピオカミルクティーが飲みたくて、
アイスクリームが食べたくて、夜市の揚げ物が食べたくて、夜市を通ると胸が痛みました。
太ったことがないダーリンはダイエッターの気持ちがわからないのか、
「そんなに辛い思いをしてダイエットをする意味が分からない。好きなもの食べたらいいじゃん!」
といい、私がヤク中のヤク切れの顔で常にイライラしているのでたまに喧嘩になりました(笑)
毎日体重を記録していたのですが、前日よりも少しでも体重が増えるとかなりのストレスだったので、出来る日は夕食も抜きました。
ダイエット3週間目
気持ち的に若干の変化が出始めたのはこのあたりからです。
食べたくて夢にまで出て来たパンやお菓子が、前よりもさほど食べたいと思わなくなってきました。
お店や写真などを見てしまうと「ああ食べたい!」と思うのですが、「食べたい・・・けど我慢しよう」と冷静に思えるようになってきました。
3週間目ともなると、飲みにくい漢方を飲むのにもすっかり慣れたものです。
たまにストレッチをしたりなど、軽い運動も取り入れるようになりました。
ダイエット4週間目
このダイエットは1ヶ月と決めていたので、ラストスパートが見えてきたという安心感もあり、
テンション高めの4週間目でした。
4週間目は更にパンや甘いものへの欲求は減っていましたが、やはりご飯やパスタなど、色々な料理を食べたいとは思っていました。
それでも何とか我慢し、1ヶ月のダイエット生活を完走しました。
気になるダイエットの結果は・・・・!?
気になる1ヶ月のダイエットの結果は・・・・・・
マイナス3キロの減量に成功しました!!!
1ヶ月で3キロ減、まあまあ良い結果だと思います。
しかし、これが漢方の効果であるかと言われると正直よくわかりません。
1ヶ月間炭水化物やお菓子を食べなかったので、それで3キロくらいは痩せそうな気もしますし、
逆にそれだけでは2キロくらいしか痩せなくてあとの1キロは漢方のお陰とかそういう感じかもしれませんし、よくわかりません(笑)
一つ言えることは、私の飲んだ漢方は巷で噂の「すごく痩せるけど飲むと(気分が悪いほどに)食欲が無くなる」とかの強めの(一つ間違えると危険な)薬ではなかったんだと思います。
ダイエット中に普通に食欲はありましたし、漢方を飲んで体調が悪くなるという事もありませんでした。
よくある「漢方を飲んで激ヤセ!」という類のものは、私の飲んだ漢方ではなく、もっと強い(でも副作用もそれなりにある)漢方なんだと思いました。
ちなみに、埋線のほうはもっとよくわかりません(笑)
3キロ痩せたため普通にお腹周りなどは前よりはすっきりしたので、それが埋線の効果もあるのか3キロ肉が落ちたためなのかはイマイチよくわかりません。
私の場合は「若干前よりもスッキリしたかな?」というくらいで劇的な変化はありませんでした。
埋線は本来2週間に1回くらい打つと良いようなので、足りなかったのかもしれません(笑)
台湾式ダイエットをしてみて
漢方とはいえ、ダイエットはやはりそう甘くはなかったです。
食べるのが何より至福のひとときの人間としては、やっぱり自由に自分の好きなものを食べてストレスなく生きていたいです(笑)
特に台湾に居る間は台湾の食べ物を沢山食べたいので、食事制限はあまりしたくない・・・とするとやはり運動をするしかないのかもしれません(笑)
ダイエットの病院の良いところは、体重記録を定期的に提出することにより先生に監視されるので、
それによって意志が弱い私でも続けられるという事です。
一人でダイエットをしていても意志が弱いとすぐにやめてしまいますからね・・・
そう言う人は人に管理されることで、長く続けることが出来ます。
今回私は食事制限がありましたが、病院によっては漢方が強い漢方で食事制限は特に言われないとか、
食事制限に関しては言われなくても運動の併用を勧められるといったところもあるそうです。
結果1ヶ月で3キロ痩せましたが、普通にまたパンやお菓子を食べ始めたらリバウンドすることでしょう。
「今度はもっと埋線をガンガン打って・・・」とか、「体調が悪くなるほどの強い漢方のところで・・・」と、
万年デブの私は凝りもせずまた人に頼るダイエットの計画を立て始めるのでした(笑)