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台湾の結婚式(披露宴)の内容と流れ徹底解説![日台国際結婚]

  

台湾で台湾人ダーリンと結婚式を挙げましたkeddyです。こんにちは。

私たちの結婚式の当日の様子のお話を書く前に、まず台湾の結婚式の流れがどんなものなのかを書きたいと思います。

私のお友達の中にもこれから台湾人男性と結婚するという方も多いので、そんなプレ花嫁さんたちに少しでも参考にして頂ければと思います♪

 

まず初めに、台湾での「結婚式」の流れと書いていますが、今回私が書くのは正確には披露宴の流れになります。

(「結婚式をやる」と言うと日本では「挙式+披露宴+二次会」を想像しますが、台湾では挙式や二次会はなく、「披露宴と、その前にある台湾式の儀式」を指すことが多いです。)

 

日本での披露宴というと大体何をやるか想像がつくかと思いますが、台湾の披露宴は人によって本当に多種多様なので、

住んでいるところ(台北なのか、地方都市なのか)や家庭の経済状況や考え方(現代的な考えか古風か)などによってもかなり変わってきます。

今回私たちは台北のホテルで披露宴を行い、規模は9テーブル(90人程度)という台湾にしてはかなり小規模の披露宴でした。(台湾では500人以上の披露宴もザラです)

内容は台湾の中でもかなり現代的なものだと思われます。

ダーリンの親戚の結婚式に出席したことがありますが、私たちの結婚式は彼らの結婚式とも全然違うものでした。

なので、皆が皆私たちのと同じようなものとは限りませんので、その点をご了承下さい。

細かい点は、都度私が知っている範囲で解説していきます。

それでは、どうぞ!    

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披露宴の内容

披露宴の流れを説明する前にまず、披露宴でやる内容を説明したいと思います。

私たちが披露宴でやったことは、以下の通りです。

  1. ウエディングケーキ入刀
  2. お色直し(ドレス4着)
  3. 新郎新婦の成長&馴れ初めビデオ上映
  4. ブーケプルズ
  5. テーブルラウンド
  6. 新郎のスピーチ

 

これだけ見るとあまり日本の披露宴と変わらないように思いますが、これは私たちが日本風のものを沢山取り入れたかったのでこういうプログラムになりました。

なので台湾でよくある披露宴では無いものも多いんです。

上から順に解説していきます。

ウエディングケーキ入刀

日本の披露宴で必ずあるこのウエディングケーキ入刀、実は台湾ではあまりやる人はいません。

私たちはやりましたが、やらない場合のほうが多いと思います。

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▲私のこだわりのウエディングケーキ♡

ウエディングケーキ入刀が無い場合この時間に何をやるのかというと、シャンパンタワーです。

シャンパンタワーが台湾では一般的なようで、ホテルでの披露宴の場合はホテル側がシャンパンを用意してくれるところもあるようです。

私たちのホテルにはシャンパンの用意のサービスはありませんでしたので、ウエディングケーキを自分たちで調達した形になりました。

ちなみに、

「もしシャンパンが用意されているならシャンパンタワーもやりたい!ウエディングケーキ入刀とシャンパンタワーの両方やれないの?」と聞いてみたところ、

どちらかしかやれない(普通はやらない)ということでした(笑)

なので、もしシャンパンが用意されているけれどもウエディングケーキ入刀がやりたい場合は、ホテル側にシャンパンをお断りするか自分たちで持って帰って飲むようにし、

ウエディングケーキ入刀のみをやるということになります。

お色直し(ドレス4着)

私はお色直しでドレスを4着着ました。

白+カラードレス3着の計4着です。

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元々は3着の予定だったのですが、私のドレスをレンタルしたお店では1着ドレスのサービスがありました。

そのドレスはバンニャン(ブライズメイド)、もしくは新郎or新婦のママが着るドレスでしたが、

私たちはバンニャン(ブライズメイド)は付けないですし、ダーリンのママもうちの母親もドレスは着たくないということで私にそのドレスがまわってきて、3着+1着の4着になったのでした。

ちなみに台湾ではお色直しは3着くらいが普通なようで、4着というと「多いね~!」というリアクションをされることが多かったです。

余談ですが台湾の新郎母は目立ちたがりが多く、自ら進んで花嫁よりも派手なドレスを着ることもあるそうです・・・。

うちのダーリンママはそういう人じゃなくて良かったと心から思いました(笑)

新郎新婦の成長&馴れ初めビデオ上映

これは日本の結婚式では殆どあると思われますが、台湾ではやらない人もいます。

ビデオ制作をプロに頼むこともも出来ましたが、1本1万元くらいしたので私たちは自分たちで作成しました。

疲れましたが好評だったので良かったです。

ブーケプルズ

日本でもよくあるブーケプルズです。

台湾ではやらない人も多いですが、私たちは特に出し物系やゲームをやらなかったので「何もイベントがないのもなあ」と思いブーケプルズをやることにしました。

台湾ではブーケプルズのブーケは花嫁が入場の時に持つブーケをそのまま使うという事が一般的(?)なようでダーリンがブーケを二つ注文しておらず、

直前になって私がブーケが1つしかないことに気づき、ブーケは結婚式の記念に取っておきたいと思っていた私と一悶着でした。

幸いお花屋さんで注文したブーケの他に、ドレスをレンタルした結婚写真のお店でもブーケが付属しており、結果ブーケが2つになったので1つをブーケプルズに使うことが出来ました。

テーブルラウンド

テーブルラウンドはどの披露宴にも必ずあると思います。

台湾の披露宴では「食」が最も重視されるようで、中にはウエディングケーキもビデオ上映も出し物系も何もやらずに、

ただただひたすらゲストがお料理を食べて歓談、あるのはテーブルラウンドしながらお話のみ、新郎新婦の影が薄く空気のようという披露宴もあるようです。

実はわがダーリンの両親も最初はそのような感じで考えていたようで、私はそれだけは嫌だったので色々と揉めた結果、披露宴に色々と盛り込むことが出来ました。

さぞかしわがままな嫁だと思われたことでしょう・・・(´-ω-`)

新郎のスピーチ

ダーリンがスピーチしました。

本来なら新郎父のスピーチと新婦父のスピーチもあるのが一般的なようですが、ダーリンのパパは「恥ずかしいからスピーチはしたくない!」とスピーチ拒否、

うちの父は中国語が話せないので結果2人のスピーチはカット、ダーリンのみのスピーチとなりました。

台湾では新郎新婦の会社の上司や友人のスピーチなどはあまりないそうです。

その他私たちがやらなかったこと

私たちはやりませんでしたが、台湾の披露宴では以下の事をやる人達もいます。

  1. 新郎新婦友人による余興
  2. ゲーム

 

新郎の友人や新婦の友人による余興がある場合も多いそうです。

私たちの場合は台湾にあまり友達がいないのと、ダーリンが騒がしいのは好きではないのでやりませんでした。

ゲームは、くじ引き大会などがあるそうで、結構豪華な景品が用意される場合もあるんだとか。

でもこれをしてしまうと披露宴が完全に忘年会と化してしまうようで、これまた騒がしいのが好きではないダーリンは即却下でした。

他にも台湾の披露宴ではゲストの席が決まっていないので(テーブルのみ決まっている)、椅子の下に「当たり」を仕込んでおき当たったゲストがプレゼントをもらえる、

なんていうイベントもあるんだそうです。

台湾の披露宴の流れ

それでは、私たちの行った台湾披露宴の流れを見ていきます!

当日の流れはこんな感じでした。

  1. ゲスト着席
  2. 夫婦の成長ビデオ上映
  3. 新郎新婦入場
  4. ウエディングケーキ入刀
  5. 家族が壇上に上がり乾杯
  6. お色直し退場
  7. 歓談
  8. 夫婦の馴れ初めビデオ上映
  9. 新郎新婦入場(2回目)
  10. ブーケプルズ
  11. お色直し退場
  12. 新郎新婦入場(3回目)
  13. テーブルラウンド
  14. 新郎のスピーチ
  15. ゲストお見送り

 

私はドレスを4着着たので、当日はものすごく慌ただしいスケジュールになってしまいました。

この当日のスケジュールは、披露宴の当日の司会進行や指揮をしてくれる会社の人と一緒に決めたものです。

結婚式未経験の私たちがこんなスケジュールを作れるわけがないので、私たちが披露宴でやりたいことをその会社の人に話して、「大体普通はこんな流れよ」とスケジュールを組んでもらった形です。

パッと見日本の披露宴と似ているようで、細かいところが台湾風です。

詳しく見ていきましょう。

ゲスト着席

台湾では遅れてくるゲストが多いので、時間になっても着席していない人も沢山います。

入場の時になっても着席していなかったゲストもいたくらいです。

夫婦の成長ビデオ上映

ゲストが全員着席していなくとも、時間になったら司会の人が披露宴を開始します。

まずは夫婦の成長ビデオの上映からスタートでした。

このビデオが上映されている間、私たちは緊張しながら入場のため外で待っていました。

新郎新婦入場

入場は新郎新婦の要望で色々な形にできるようですが、私たちは特に意見がなかったので台湾でオーソドックスな形になりました。

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先にダーリン一人が入場して、その後私と私の父が腕を組んで一緒に入場、真ん中のあたりまで歩いたあたりで父とダーリンが挨拶し2人が交代、

父は席に戻って私とダーリンで舞台まで歩き舞台に上がるという流れでした。

ウエディングケーキ入刀

ウエディングケーキ入刀の後の、日本でよくある「新郎新婦でケーキを食べさせ合う」というのがありませんでした。

ちょっとやりたかったので残念です(笑)

結局ウエディングケーキは入刀しただけで、その後はゲストたちに配られ私たちの口に入ることはありませんでした(笑)

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一人一切れではなく各テーブルにどどん!と大きな塊で配られたところが台湾らしかったと妹が教えてくれました。笑

家族が壇上に上がり乾杯

この「家族で壇上に上がる」というのが非常に台湾らしいところです。

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新郎新婦と、新郎新婦の両親の6人で舞台に上がり、乾杯をします。

お色直し退場

乾杯をして自分たちの席に戻って2分後くらいにお色直し退場でした。

退場の時には退場の合図や曲が流れたりはせず、普通に道を歩いて退場していきました(笑)

後のお色直しも全てそんな感じでひっそりと退場しております(笑)

歓談

私たちは会場にいなかったので見てはいませんが、この間にうちの父親とダーリンパパが各々自分の好きなテーブルにいって挨拶ついでに友人たちに絡んでいたようです(笑)

夫婦の馴れ初めビデオ上映

このビデオ上映中に、私たちは裏で再入場のためスタンバっていました。

新郎新婦入場(2回目)

2回目の入場の時は可愛いマシュマロを持って入場しました。

このマシュマロはゲストにあげるもので、私たちが歩いているときにゲストが自分で取りに来て持って行っていいのです。

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台湾では2回目の入場でマシュマロなどの小さいプレゼントを持っての入場が一般的なのですが、このときこのプレゼントの取り合いで会場が戦場と化すことがよくあり、

ゲストがわれ先にと押し合いへし合いでなかなかの修羅場になるようです(笑)

私たちの披露宴では私の友達がほとんど日本人だったので、遠慮がちにこちらへやって来て遠慮がちに1本取っていくという感じで、修羅場になることはなくとてもおしとやかに終わりました。

後から会場の人に、

「ゲストがあんなおしとやかなのは初めて見たわ!日本人はすごいわね!いつもなら取り合いの争奪戦で物凄く怖いわよ~~!」と笑いながら言われました(笑)

ブーケプルズ

ブーケプルズは日本と同じです。

一つ違うのが、ブーケプルズをするゲストの数を偶数の、6人か8人にしないといけないことです。

4も偶数なのですが4は良くない数字らしく、「6人か8人に合わせてください」と言われました。

人数合わせのためにダーリンの提案でダーリンの姉や従姉勢を入れたのですが、

私は私より年上でしかも結婚したくないと言っている彼女たちがブーケプルズに参加するのは本当に大丈夫なのかとても心配でした。

ダーリンに「本当に、本当に大丈夫なのね!?日本人はそういうの結構気にする人多いよ!」と念を押しましたが、

「彼女たちそーいうの全然気にしないから大丈夫だよ~」との事でした。

現に当日、本当に全然気にしておらずむしろ楽しんでいたようだったので一安心でした。

新郎新婦入場(3回目)

私たちは入場の方法にあまりこだわりがなかったので、普通に入場しました。

「皆に笑顔で手を振って!」と言われていたのでひたすら手を振っていました(笑)

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「新郎と新婦が踊りながら入場した披露宴もあったよ」とか聞きましたが、そういうのもやりたければありなようです。

上から紙吹雪や花びらが降ってくるとか、レーザービームが出るとか特殊効果系はそういう装置がある式場でないとできないので、私たちが挙げたような普通のホテルではできません。

花びらが降ってくるのはちょっとやりたかったです(笑)

テーブルラウンド

新郎新婦と新郎両親・新婦両親の6人で各テーブルをまわりました。

ワインを持って乾杯して挨拶してまわるという感じで、私たちのはぶどうジュースでした。

新郎のスピーチ

ダーリンが感動のスピーチをしてくれました。

私たちは中→日の通訳を雇わなかったので、スピーチの内容はダーリンの友達の日本語が出来る台湾人の男の子が私の両親に傍で通訳してくれていたようでした。

ゲストお見送り

4着目のお色直し後は入場はせず直接出口でゲストお見送りでした。

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カゴに飴を入れたものを持って、ゲストに飴を渡した後ウエルカムスペースの隣の私とダーリンの巨大なボードが飾ってある場所で一緒に写真を撮って、お別れです。

披露宴が終わった後は

披露宴終了後は、会場がホテルの一室なので次の会場設営をしないといけないようで、業者が物凄い勢いで私たちの会場の内装を解体していって切なかったです(笑)

最後に会場で余韻に浸りたかったのですが、余韻に浸る時間はほぼありませんでした(笑)

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以上が、私の台湾での披露宴の流れでした。

台湾の披露宴といっても私たちのように色々盛り込むと当日かなり慌ただしくなります。

準備は大変だったのに慌ただしすぎて一瞬で終わってしまい、ちょっと切ないものがありますね。

ご飯は全く時間がなく食べられませんでした。(持って帰って翌日食べましたが。笑)

 

逆に「メインは歓談・食事のみ」というスタイルにすると新郎新婦も特にやることがないのでのんびりご飯を食べられるようです。

その代わり、新郎新婦の影は薄くなりただの大規模な食事会のようになってしまう可能性があります。

ゲーム系や余興系を沢山盛り込むと非常に賑やかになるようで、ひたすら賑やかな忘年会のようなノリが良い場合はそういう披露宴にするようです。

台湾の披露宴はどんなスタイルにしたいのかで、かなり変わってくるようですね。

 

披露宴当日の裏話も後ほど書きますのでお楽しみに♪

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  • KEDDY
    台湾が好きで台北に留学経験あり。帰国後台湾人のダーリンと運命の出会い♡をし、まさかのスピード結婚。ダーリンと二人で毎日楽しく暮らしています。

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