台湾生活の経験を生かして、日本では訳あり激安物件に住んでいる話。訳ありだけどメリットもあるよ!
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日本生活
こんにちは、台湾人夫と台湾から日本に移住したkeddyです。
日本で生活していくうえで台湾生活での経験が生きるなぁという場面は多々あるのですが、今回はそのうちの一つをご紹介します!
私たちは日本でも賃貸アパートに住んでいるのですが、台湾生活でのある経験のお陰でとっても安いアパートに住めているんです。
安いものには安い理由が必ずありますが、私たちの住むアパートは正直普通の日本人では住みたがらないようなところです。
でも台湾帰りの私たちにとっては、「まあ、これくらいなら大丈夫だよね」と許容範囲内だったのです(笑)
今回はそんな激安訳あり物件事情と、その一見激安という以外デメリットだらけのように思える物件に住んでいる私が、住んでみて分かったメリットをお伝えします!
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激安アパートは訳あり物件!
日本に移住する際に私はどうしても賃貸アパートに求める条件がありました。
それは、「広いこと」。ただ一つです!!(笑)
ボロボロでもセキュリティとか悪くても何でもいいからとにかく広いところ(3LDK)希望でした。
台湾に住んでいた頃は、ダーリンが正社員ではなかった事や住もうとしていた場所の家賃相場が高かったことから、ずっとワンルームで二人暮らしでした。
想像してみてください、ワンルームで二人暮らしですよ・・・?
もうそれはそれは狭苦しくて、
ワンルームに二人住むって、学生か!
一人暮らしならともかく2人でワンルームとか大学生でもやらんわ!
とツッコみたくなるほど狭くて、1人でいるときでさえ狭いと感じるのに2人だし、ダーリンと喧嘩すると居場所も無くてきまずいし、とにかくその狭さがしんどくて仕方ありませんでした(笑)
その台湾でずっと我慢していた反動から、日本では絶対に広い家に住みたかったのです!
ダーリンも「さすがにちょっとワンルームで二人は狭かったよね・・・」と言っており、広めの部屋希望でした。
しかし転職したばかりで家賃にお金はかけられないので、広い以外は築何年でも多少汚くても何でもいいからとにかく3LDK以上のところ希望でした(笑)
私たちは部屋探しをしていた当時、台湾に住んでいた関係上日本で物件の内見ができませんでした。
なのでインターネットで探して、内見せず引っ越しと同時に直接入居するしかありませんでした。
引っ越しが急だったので家を探す時間もあまり無かったのですが、3LDKで探して運良く格安なところを見つけました。
スペックは以下の通りです。
- 築約30年、エレベーター無しアパート
- 駅から徒歩約10分(関東の辺鄙な場所です)
- 和室あり
- 家具家電インターネットなし
- 家賃73000円(共益費込み)
や、や、やっす!!!!とんでもなく安い!!
東京なら不可能な値段ですし、私の実家の近くでさえ73000円ではワンルームがいいところです。
肝心の部屋の中はというと、古いアパートですが驚いたことに内装はとても綺麗にリフォームされていて台湾の築30年とは全く違い、とっても綺麗だったんです!
台湾では引っ越しのたびに(賃貸部屋の汚さに)辟易していた私たち、こういうところはさすが日本だなと思いました。
場所が辺鄙なところですがダーリンの職場に近いし、何より安くて内装は綺麗で広いという事で、気に入ったのでそこに決めました。
和室あり&都会ではないというところが安さの理由だと思うのですが、それにしてもこのあたりの相場からしても安いのです。
しかし最初は土地勘も無く何もわからないので、「築年数がかなり古いし、場所が辺鄙なところだから、そのあたりの相場はそれくらいなのかな?」と思っていました。
ですが実際に部屋に入ってみると、安いわけがあったのです!
台湾帰りだから耐えられる!?訳ありの訳とは!?
さて、物件の内見ができなかったので引っ越しの際に初めてアパートの部屋に入ることになったのですが、入って初めて気づきました。
「ああ~・・・、なるほどね、だから安いんだね、、」と・・・。
やっぱり安いものにはわけがあるんですよね。
ちなみに、お化けが出るとか、誰かが自殺したことがあるとかそういうことではありません(笑)
私はそういうホラー系は本気で無理な人なので、いくら安くても絶対住めません(笑)
この部屋の訳とはズバリ、騒音が物凄いんです。
鉄道の線路の隣とかなら騒音が凄い事は内見せずともすぐにわかると思うのですが、ここは線路には近くなかったので騒音が酷いとは全く想像していませんでした。
騒音の主な原因は、アパートのすぐ前に国道が走っているのでその車やトラックの音、隣に鉄を扱う系の工場があるので鉄を切ったりする工場の音でした。
どれくらい凄いかというと、騒音が酷すぎてアパートにの窓は全て2重窓になっているのですが(親切!)、それでも余裕で不快になる騒音レベルで聞こえます。
工場は夜は閉まるのでいいのですが昼間の音は凄まじいですし、国道は24時間車やトラックが走っているので音も凄いのですが、トラックの振動で家が常に揺れます。
多分震度2くらいまでなら地震かそうでないか見分けがつかないくらい常に揺れています(笑)
そんな感じで騒音と振動のレベルがなかなかのものなので、音や揺れに敏感な人ならノイローゼになってもおかしくないと思います。
恐らく多くの静かさを好む日本人は、「ちょっと騒音と振動がね・・・」とできれば選びたくない物件だと思います。
そんな普通の日本人なら住みたがらないレベルで騒音や振動が酷いのですが、私とダーリンはこの家に即決しました。
だって私たち、騒音大国台湾で鍛えられてますから!!!!!\(^o^)/
台湾に比べれば、騒音なんて余裕だぜ!
私は元々普通に騒音は好きじゃありませんでしたし、耐えられない方でした。
しかし台湾に住んで、騒音への耐性が半端なくついたんです!
個人的には騒音への耐性というのは、すごい特殊能力身に着けたレベルで役に立つと思うのでおすすめの能力(?)です!
「え?台湾で騒音への耐性つくってどういうこと??」って思われる方!
台湾ってとっても賑やかな国なんですよ~~~!!!!
結婚前や結婚後、一人暮らしアパートやシェアハウスや2人でワンルームなど色々なところに住みましたが、私の過去の経験上どの物件もすばらしく騒音パラダイスでした。
- 公園の近くの物件→公園でカラオケ大会や映画鑑賞会が始まる。夜もスポーツを楽しむ人たちで賑やか。
- 夜市近くの物件→夜中の2時までお祭り騒ぎ。もれなくバイクの騒音も。
- 近くに広場(巨大モニター付き)がある物件→広場で野球観戦やライブが始まる。
- 商圏近くの物件→クラブで酔っぱらったパリピたちが謎の奇声を発する午前3時。笑
いやいやいや、住宅地住めよ!
って思われるかもしれませんが、台湾は住宅地と商業施設の地域が日本よりも明確に分かれていなくて、場所にもよりますが住宅地だと車やバイクを運転できない私が出かけられないほど不便だったりします。
商業施設だらけの地域に住めば電車やバスの駅が近かったりして便利、夜市の近くは食事に便利などなどの理由で住んでいました。
公園が近くにあれば公園で運動する人が多い台湾では台湾人に混じってスポーツが無料で手軽に楽しめて健康にいいですし、台湾で商業地域に住むのって結構便利でいいんですよ。
騒音を除けばね\(^o^)/!!!
まあ商業地域に住んだら騒がしいのなんて当たり前といえば当たり前なのですが、他にも
- 突然隣の部屋でガチな改装工事が始まる(1週間以上)
- アパートの下の階を突然業者がぶち壊し始める(大家さん同士のトラブルにより)
- お祝いごとの時の爆竹と、なぜかお祝いの日でもない日のテンション上がっちゃった人達がはじめる爆竹(心臓に悪い)
- なぜか平日休日問わず夜中の三時までゲームをやり続ける隣人(ゲーム音が洗脳メロディだったため口ずさめるように・・・ダーリンが途中で切れて苦情を言いに行った事件)
- 何故か私たちの部屋の目の前で夜遅い時間に小さい子供たちを騒がせ続ける隣人(ダーリンが・・・・もう少しで事件w)
・・・というような環境でした(笑)
もちろん騒がしくてストレスに感じることもあったのですが、私がそこまで神経質でなかったからか気づけばすっかり慣れていましたヽ(^o^)丿
慣れってすごい!!!
この台湾で住んでいた時に培った騒音への耐性により、今では多少騒がしい環境でも多少家が揺れていてもさほどストレスも感じず「別に・・・」って感じで寝れるようになりました☆
しかもこの騒音物件、住んでみると家賃が安いの以外にもメリットがあるんです。
それは、
- 工場と車の音が煩すぎて隣人の騒音(人の声とか)が気にならない!
-
自分たちがうるさくしても迷惑にならない!!!!
一つ目は良いのか悪いのかって感じですが(笑)、二つ目は非常に良いです!
騒音物件は人気がないのか引っ越してきてから少しの間下の階も隣も空き部屋だったので、部屋でうるさくし放題でした。
なのでここぞとばかりに爆音で重低音が轟くEDMをかけながら一人で踊ったり、台湾で買ったハンディカラオケで一人カラオケしたり、二次元のイケメンボイスを一人で爆音で聞いてみたりしてとても楽しかったです(不審者w)
残念なことに(?)今は下の階に人が住み始め、活発な男の子が沢山居る家庭なので私たちの何倍も騒がしいのですが、基本的に外の騒音が酷いし家は常に揺れているので全然気になりません。
隣人の音がこちらに聞こえにくいという事は私たちの音もあちらに聞こえにくいという事なので、生活をする上で音に神経質にならなくてもいいのは最高です。
ダーリンも「台湾での暮らしに比べたらこんなの騒がしいうちに入らなくない?」と、特に何も感じていない様子。
こうして私たちは台湾で鍛えられたお陰で、日本の騒音物件でなかなか快適に暮らしています(笑)