台湾人夫「日本は新生活開始が面倒すぎる!」日本移住時にやったことまとめ
こんにちは、台湾から日本へ移住してきたkeddyです。
いや~~~日本での新生活を始めるのって、色々とやらなければいけないことが沢山あって大変なんですね・・・( ̄ロ ̄lll)
台湾からの急な転居で何の準備もないままバタバタ日本へやって来てからの役所地獄、申請地獄と言ったらいいのか・・・
やることが山ほどあって本当に「日本に帰ってきたなぁ・・・」という実感を否が応でも噛み締めることになります(笑)
新生活開始に当たってやることの多さに日本人の私ですら驚きでしたが、台湾人ダーリンは台湾にない事ばかりで
「引っ越して新生活開始するのにこんなに手間がかかるのか・・・日本は本当ルールが多くて大変な国だなぁ」と更に驚いております。
私達夫婦は何を隠そう、結婚してから一緒に日本に住むのは今回初めてなんです!
これまではずっと台湾に住んでいましたからね。
なのでダーリンは日本の新生活で必要な事は全く分かりませんし、私も以前は日本での一人暮らしの経験があるとはいえ結婚して夫がいる状態で日本に住むのは初めてで、
しかも住んだことがない県に住むことになったので土地勘も無く聞ける知り合いもいなくてわからないことだらけでした。
私もわからない事だらけなのに、ダーリンに聞いても「台湾人の僕がわかるわけないだろ」と言われてしまうので一人孤独に調べるしかなく、
昔は転勤族だったから何か頼りになるかと母親に電話して聞いてみても、「そんなのパパが全部やってくれていたから私がわかるわけないじゃない♡」と言われてしまいました・・・・。
何故私のまわりはみなわからない人ばかりなんだ・・・・私だってわからないよ・・・てかうちの父、デキる・・・!!
海外への引っ越しもまあまあ面倒ですが、日本国内で転勤が多い皆さま、本当にお疲れ様です・・・。
「秘密のケンミンSHOW」のはるみは転勤が多くてさぞ大変なことでしょう・・・わかる!今なら彼女の苦労がよくわかる!!
いやでも京一郎は出来る男だからきっとわからないことがあったら教えてくれるはず・・・
ああ私も出来ることなら誰かに頼りたい・・・優しく教えてもらいたい・・・癒しが・・・ほしい・・・
というかもう何もやりたくない・・・猫のモフモフの中に顔を埋めて窒息死したい・・・そして来世生まれ変わったら猫になってイケメンに飼われたい・・・
とあまりの孤独に一時期心が病みかけたのですが、一通り終わったら大変だったことも何か大体忘れました(笑)
いやいや!忘れちゃいけない!今後もしまた引っ越しがあった時のためにこの記録を残しておかねば!!
それにもしかしたら台湾から急に日本に移住してくる私たちのような日台夫婦もいるかもしれないし、ね☆(居るかな・・・)
という事で今回は、私たち夫婦がブーブー文句を言いながらも(笑)日本移住時にやったことをまとめました。
夫が外国人という事と結婚して初めて日本で暮らすという事で、過去に一人暮らしで新生活を開始した時とは若干違う場面も多々ありました。
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転出届
ダーリン「転出とか転入とかって面倒すぎ!台湾にはそんなのないよ!」
keddy「でもね、面倒でも転出転入やらないと私達が今どこに住んでいるかわからないでしょ?住所不定になっちゃうよ」
ダーリン「そもそもそれがおかしいよ!何で自分の今住んでいる住所っていうプライベートな情報を国に教えなきゃいけないのさ、どこに住んでようが僕の勝手だろ!」
100歩譲って自分が買った家ならいいけど、賃貸って僕の家じゃないじゃん。それなのに平日仕事休んで転入転出のために役所いかなきゃいけないなんて日本どうかしてるぜ!」
台湾には戸籍制度はあるのですが住民票と言うものが無いため、引越しをしても日本のように転出・転入届と言った作業は発生しません。
そう言うものが無い国から日本へ引っ越してくると、日本の転出・転入の作業は確かにとんでもなく面倒な作業だということがわかります。
「自分の住んでいるところというプライベートな情報を何故国に教える必要があるんだ」と言われてしまうと「うーん、それもそうかもしれない」と思ってしまわないこともないのですが、
ダーリンが何と言おうと転出届はやらなければいけません。私が・・・(´・ω・`)
日本で夫婦で暮らすのが初めてなので・・・
私とダーリンは台湾で結婚生活をスタートさせ、過去に日本で一緒に暮らしていたことが無いので、別々の場所に転出届をそれぞれ申請しなければいけませんでした。
私は結婚当初、「半年以内で日本(名古屋)に移住して住む予定だ」とダーリンに聞かされていたので、
「半年以内ならまあいっか、それに名古屋だし」と海外へ転出する届けを出していませんでした。
(海外転居届は、1年以上海外に滞在する場合が目安となっているようです。まさか半年以内の予定が2年になるなんて思っていませんでしたからね・・・)
なので私の転出届は、基本的には名古屋の自分の住んでいた区役所に行って行わなければいけません。
ダーリンも同じく海外へ転出する届けを出していなかったので、彼がもともと住んでいた名古屋の住所の区役所へ行かなければいけないという事になります。
転出届は郵送でもできる!
しかし、私はともかくとして台湾から直接新しい家へ引っ越して3日後には既に激務の仕事が始まっているダーリンは、名古屋の区役所へ行けるわけがありません。
私も新生活が始まったばかりで鬼のように忙しく、名古屋も尋常じゃなく遠いので気軽に帰れる距離ではありませんでした。
という事で「なんとか名古屋に行かずして転出届ができないものか」と調べた結果、郵送で転出ができることが判明!!
私が名古屋市の指定のフォーマットをダウンロードして印刷し、必要な書類を揃えてダーリンの分も記入して2人分名古屋の各区役所に郵送しました。
(申請時に日本の電話番号がいるので、この申請までに電話をゲットしておかなければいけません)
後日、返送用封筒に入って無事転出届が完了した証明が届きました。
長かった元カノの呪縛から晴れて解放
余談ですが、この時のダーリンの転出先はというと、ダーリンが元カノと一緒に住んでいた愛の巣♡の住所でした。
このブログを昔から読んで下さっている方は記憶にあるであろう「婚姻届けに元カノの住所を書かれた事件」でお馴染み(?)、ダーリンは今の今まで住民票上はずっと元カノの家に住んでいたことになっていたのです!!
このせいで婚姻届けを記載する際にもダーリンの欄には元カノの住所を書かざるをえない状況になってしまい、
「いくら過去の事でただの住民票上だけの話だとはいえ、大事な大事な婚姻届けに元カノの住所を書くなんざ・・・・許すマジ・・・(゚益゚)ゴルァァァァァァ!」
と怒った私と当時はバトルになったりもしてその後もこの住所のせいで色々ありましたが、今回の日本移住で晴れてやっと元カノの呪縛から解放されることとなったのでした(笑)
「この住所のせいで色々あった」話たち。笑↓↓
転入届
ダーリン「僕はたまたま休みが取れたからいいけど、仕事の休みが取れないくらい忙しい日本人は一体どうやって転入届を出しているんだ!平日の昼間しかできないなんておかしいだろ!!」
keddy「半休取って行くとか、第2第4土曜日に行く(地域による)とか、昼休憩中にランチタイムを犠牲にして走っていくとか、かな・・・」
ダーリン「・・・こんな制度が台湾にもしあったらきっと誰もやらないな」
転出届は郵送で済みましたが、転入届は本人が役所まで行かなければいけないので、ダーリンが平日1日休みを取って一緒に行きました。
土地勘が無い場所で役所の場所もよくわからないので調べると、日本人の転入は近くの小さなセンターでもできるそうですが、外国人の転入届は住んでいる地域の一番大きな役所へいかなければいけないようでした。
このように外国人の転入届は受け付けてくれる役所が限られている場合があるので、事前に要確認です。
その役所に行ってみたものの意外と遠くて、電車とバスを乗り継いでいき更にへとへとに・・・( ̄ロ ̄lll)
役所なんて実家ならチャリで10分で行けたので甘く見てヒールの靴で行ったのが間違いでした・・・。
ダーリンの休みがなかなか取れなくて転入届をしなければいけない期限を過ぎていたので「罰金かな・・・」と震えていたのですが、罰金はありませんでした。
でもあまりにも大幅に遅れると罰金もあるらしいので転入届はお早めに。
ダーリンは終始「面倒くさい、こんなのやる意味が分からない」とご機嫌ななめでした・・・
ちょっと、あなた私に付いてきただけじゃなくって?(#^ω^)
転居届
ダーリン「住所と名前が書かれていても、郵便局に転居届を出していないと配達してもらえないっておかしくない!?台湾では普通に届くよ!」
keddy「そうだね、私もこれは知らなかったよ・・・」
ダーリンの前の会社から新しい会社で必要な書類を送ってもらわなければいけなかったので、ダーリンが前の会社に新住所を伝えてお願いしたのですが一向に届かず、
前の会社から「郵便物が戻ってきたので郵便局に転居届を出してください」と言われたダーリン。
「転居届って何者!?何で住所と名前書いてるのに郵便が届かないのさ!!!」と聞かれたのですが、私も普通に新住所と名前書いてあるものが届かないなんて驚きました。
「転居届=旧住所宛の郵便物を新住所まで一定期間転送してくれるサービス」だと思っていたので、転居届を出さなくても新住所宛のものは普通に届くと思っていたんです・・・。
郵便局の届けを出さないと、新しい住所に本当にその人が住んでいるかわからないので、配達してくれないことがあります。
どうやら、そうではなかったみたいで引っ越し時には転居届は必要なのですね。
外国人並みに日本の事を知らない私って・・・。
今時は転居届はネットでちょちょいとできますが、私たちはこの頃まだネットが無かったので私が郵便局に行って手続きをしてきました。
私とダーリンは以前住んでいたところの住所が違うので、私のとダーリンのと2枚手続きしました。
転居届はダーリンの分は私が代理申請でも大丈夫でした。
家具家電の購入
ダーリン「家具家電全く何もない賃貸って・・・・まさか全部買わなきゃいけないってこと?」
keddy「その通りでございます・・・」
家具家電付の賃貸も見つかる台湾と違い、日本の賃貸は家具も家電も無い事のほうが多いのでダーリンが「日本の新生活はお金がかかるなあ・・・」と思ってしまうのも無理もない話です。
てかそれは私も全力で思ってるよ!!!
台湾では家具家電付の賃貸に住んでいた私たちは、日本に引っ越してきたときには家具も家電もほぼ無いに等しい状態だったので日本の新生活では新しく買うしかありませんでした。
幸い不動産会社が外国人入居者限定で家具家電を一部無料で貸してくれるキャンペーンをしていたので一部は買わなくて済みましたが、それでも必要な物は沢山あったので渋々買い揃えました。
そう、全部ニトリでね!!
(ニトリで修羅場になった話→台湾人夫が転職して日本に移住することになった話 前編、台湾人夫が転職して日本に移住することになった話 後編(日本での新生活が始まるまで))
運転免許証住所変更
ダーリン「引っ越ししたら免許証の住所も新住所に変更しなきゃいけないの!?そんなの台湾はしなくていいよ!しかもまた平日!?警察に行かなきゃいけないって?だから平日は仕事だって何度も・・・」
keddy「ダーリン免許の期限切れて無免許になってて良かったね、この作業やらなくていいよ・・・」
ダーリン「そうだ!よかった!!」
keddy「・・・・」
ダーリンは私と結婚する前に日本に住んでいた時は日本の免許を持っていましたが、台湾に住んでいるときに期限が切れて更新していないため日本で無免許になりました。
ダーリンの面倒な作業が一つ減って本当に良かった・・・(笑)
私はと言うと10代の免許を取った日以来1度も車を運転しておらずもはや身分証明書と化しているゴールドに光り輝く免許があるので、免許の書き換えが出来る警察に行ってきました。
警察署も地元ならチャリで10分だったのですが、今住んでいるところから警察署がこれまた遠い遠い・・・・。
「電車と(本数が極端に少ない)バスと徒歩で行くか、チャリで行くか」の2択でチャリを選択したら、往復2時間もかかりました。
途中で田んぼしかない道に迷い込み、トトロのメイちゃん達が住む村を思い出しながら「神隠しにあうんじゃないか」と不安になって半泣きでひたすらチャリをこいでいたら田んぼの真ん中に大きな警察署が出現して安堵したのはいい思い出です。
銀行口座住所変更
住所変更に伴って私もダーリンも銀行口座の住所変更を行いました。
最初ダーリンが銀行口座の住所変更をしていなかったためにクレジットカードの申請の時に一手間あったので、住所を変更したら速やかに銀行口座の変更もしておくべきでした。
こればかりは私がダーリンの代わりにやってあげることはできないのでダーリンに自分で電話でやってもらいましたが、ダーリンが電話で日本語を聞き間違えて全然進まなかったので、私が隣で電話を聞いてサポートしました。
まあ外国語で電話って難しいよね・・・私も中国語で電話はあんまりしたくないからなあ。
でも自分が聞き間違えたのに逆切れしないでくれよダーリンよ・・・。
インターネットの回線工事予約
家にインターネット回線が欲しいという人は、これはできる限り速やかにやった方が良いです。
私たちのように1ヶ月待たされる可能性も無きにしも非ずなので・・・。
とはいえ今回のように海外からの急な引っ越しでは事前に工事予約も難しいと思いますので、事前にどの会社にお願いするかを決めておいて、日本に引っ越してきたその日くらいには予約をした方が良いと思います。
(インターネット環境で苦労した話はこちら→台湾人夫驚愕、日本のネット(wifi)の不便さが半端ない!日本へ移住後の私たちのネットとスマホ(携帯)事情)
クレジットカードの申請
ダーリンが台湾でクレジットカードのスキミングにあいカードを止めてから日本のクレジットカードが無かったので、今時クレジットカードが1枚も無いというのはとても不便だということで、作ることにしました。
ダーリンは仕事で飛行機に良く乗るのでANAのマイルが貯まるカードを申請することにし、その際にせっかくだから私の分の家族カードも作ろうという事になったのです。
しかしここで国際結婚ならではの問題が発生しました。
日本でクレジットカードを作る際、家族カードの家族の名前は同姓でなければならない、つまり夫婦別姓の私たちには家族カードが作れなかったのです!!!
(日本では外国人と結婚した場合には基本は夫婦別姓となり、名字を外国人夫の姓に変えたい場合には改名扱いになるようです。)
クレジットカードはネットで申請したのですが、ダーリンと私の氏名のところに同じ苗字を入れないとシステムエラーではじかれてしまうという仕組みになっていました。
めんどくさいにも程がある!!!!
私が家族カードが持てれば、ダーリンと一緒にマイルをためることが出来て効率がいいのです。
海外旅行好きな私としては、マイルのためにここは引き下がれません!(笑)
というか歴とした生計を共にしている家族なのに、家族カードが持てないなんておかしい!!
という事でANA VISAカードに問い合わせたところ、
「相手が外国人で夫婦別姓という事でしたら大丈夫かと思いますので、申請の際にはとりあえず同じ姓を入力していただいて、後ほど夫婦別姓な旨を電話で担当窓口にお伝えください」という旨の回答でした。
どうやらANA VISAカードは夫婦別姓でも家族カードが持てるようです。良かった!
入国管理局へ行く
入国管理局は外国人のビザの管理などをしているところです。
これは私ではなく日本で働く外国人のダーリンが必要なことなので、唯一これだけはダーリンが自分で調べて、自分で行ってくれました。
やるじゃん、ダーリン!!
台湾の新北市の移民局はとんでもなく辺鄙なところにありましたが、日本の各都市の入国管理局も負けないくらい辺鄙なところにあります(笑)
今回ダーリンは日本での「転職」という事になるので、勤める会社が変わったらその旨を入国管理局に報告に行かないといけないルールなのだそうです。
これを報告したところで今彼が持っている就労ビザの種類や有効期限が変わるわけではないので、
ぶっちゃけ報告しなくても何かビザの条件が変わるわけではないし罰則や罰金があったりするわけでもないのでやらない外国人もいるのだそうですが、
「僕は良い外国人だから」と自分で言って申告しに行っていました(笑)
というかそもそも私たちの場合は結婚しているのでダーリンのビザを婚姻ビザに切り替えればいい話なんですが、それもそれで面倒なのでとりあえず保留にしています(笑)
余談ですが、もし仮にダーリンが今失業したとしてもすぐに就労ビザを剥奪されるという事は無く、ビザは有効期限(期限が2年後なら2年後)までは有効らしいですよ!!
それって無職なのに就労ビザ持ってる状態ってことですよね・・・・。
「ビザなのにそんなゆるゆるでいいのか日本( ゚Д゚)」とびっくりしていしまいました(笑)
まとめ
以上が私たちが新生活開始時にやったことです。
他にももう少し何かやったような気がしたのですが忘れました・・・忘れるくらいですから特に重要なのは以上に書いたことだけだと思います(笑)
こうして書いてみると大したこともない気がしますしそもそも日本人は皆普通にやっている事なんですが、
自分一人の分だけでなく夫(しかも外国人)の分もやり方を調べたりするとなると初めてという事もあり戸惑う事は多かったです。
この間台湾からの荷物が届かなかったりなどの予想外のトラブルもあったりしたので、特別大変に思えたのかもしれません。
今回の経験を生かして次の引っ越しの時にはもう少しスムーズに対応できそうです!
(もう次の引っ越しの話・・・いや我が家の場合本当にいつどうなるかわかりませんから・・・笑)
最近日本の話ばかりになってしまっていますが、台湾のネタも沢山途中まで書き溜めているものがあるのでまた追々更新していきますね!いつになるかわかりませんが・・・・ほんとすいません・・・
そしてひっそりと「日本生活」というカテゴリーが出現している事をお気づきいただけただろうか・・・( ̄▽ ̄)
ああ手が2本じゃ足りない!朝起きたら手増えてないかな・・・