台湾結婚式前日の話[日台国際結婚]
こんにちは、keddyです。
この度、台湾で台湾人ダーリンと結婚式を挙げました!
毎日でもブログを更新したいと思っている程ブログ好きな私が、ブログを長らくお休みしてしまうほど慌ただしかった台湾での結婚式、
色々ありましたがとても円満に幸せに終えることが出来ました。
このブログに私の一生に一度の台湾の結婚式の直前と当日の様子を、振り返って記録しておきたいと思います。
貴重な(?)国際結婚の結婚式の裏話、大公開です!!(笑)
今回私たちは台湾でしか結婚式をやらないという事で、家族(両親と妹(三女・四女))が日本から、次女がオーストラリアから台湾に来てくれました。
私の結婚式のためにわざわざ海外旅行経験の乏しい私の家族が骨を降りつつも日本から来てくれたこと、
オーストラリアの田舎から飛行機を乗り継いで妹(次女)が台湾まで来てくれたことが私にとっては一番嬉しかった出来事の一つでした。
日本にいるうちの家族は海外にあまり興味がなく、特に飛行機が怖くて乗りたくない母と、飛行機に乗ったことすらない三女・四女の三人は、
私が国際結婚をしなかったら一生日本から出なかったかもしれない人達です。
そんな皆が台湾へ来てくれたことは、奇跡であるといっても過言ではありません(笑)
今回は結婚式の前々日のオーストラリアから次女が来てくれたところから、
結婚式直前のドタバタや思いもよらない事件、一波乱ありつつも前日日本から家族がやって来て当日を迎えるまでのお話を書きたいと思います。
まずは結婚式の前々日から振り返っていきます。
国際結婚の結婚式、汗と涙と感動のノンフィクションストーリーです!笑
それでは、どうぞ!
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アテンドで癒された結婚式前々日
この日私は結婚式の準備や最終チェック・・・・ではなく、
まずオーストラリアにワーホリで住んでいる妹(次女)を空港に迎えに行くことが第一のミッションでした。
このあたりが国際結婚らしいですよね(笑)
他の日本にいる家族(両親と妹)は前日に到着予定だったので、この日は彼女一人のみをお迎えです。
彼女は我が家の唯一の海外慣れしているホープです!
オーストラリアの田舎から飛行機を乗り継いで台湾に来てくれる予定でしたが、
「(他の家族と違って)彼女はちゃんと問題なく来てくれるだろう」という謎の安心感がありました(笑)
仕事を抜けて来てくれたダーリンと空港でひたすら待つこと数分、妹が無事出てきました。
もう少しで飛行機に乗れなかった妹との再会
妹と久々の再会です!
熱いハグを交わし、「ちゃんと来てくれると思ってた!!」と私が言うと、
「実は搭乗口間違えてずっと別のところで待ってて、あと一歩のところで乗り遅れそうだったの!!焦ったー!!かなり走ったよ~!」
と、海外や飛行機に慣れている妹がまさかの飛行機に乗り遅れそうだったというではありませんか。
人生何が起こるかわからないものです・・・。
それでも間一髪で間に合って来てくれたので本当に良かったです!!!
妹との再会で強い味方を得たような気分になり、マリッジブルーもどこかへ行ってしまいそうでした。
結婚式準備で考え方の違いからダーリン親族一同と揉めに揉め、マリッジブルーも酷いものだったので、
この「自分の実の家族が来てくれる」というのはかなり心強い出来事でした。
自分の家族が近くにいるという安心感から涙が出そうになりました。
空港からホテルに行く車内、終始私たち姉妹のトークは止まらず笑いで溢れていました。
オーストラリアの生活はどうとか、彼氏とはどうとか、台湾の結婚式準備中に起こったありえない出来事とかを話して終始爆笑の渦に包まれていました。
妹とダーリンは何気にはじめましてでしたが、私たち姉妹のマシンガントークに入れず耳を傾けていたくらいでした。
我が家の姉妹は集まるとうるさいのです(笑)
桃園空港から台北市内のホテルへの1時間はあるであろう道のりが、楽しすぎて一瞬のように感じました。
ホテルに結婚式の道具を搬入、ドレスがまさかの事態に・・・!
この日から妹と私は結婚式を挙げる台北のホテルに宿泊することになっていたため、まずホテルにチェックインをします。
この時、ついでに中壢の家からホテルの部屋へ結婚式当日に使う道具を搬入することにしていました。
台湾ではレンタルしたドレス一式や結婚写真一式は自分で運ばなければいけないのでかなりの大荷物で、大掛かりな搬入になります。
あまりにも持ち物が多すぎるので忘れ物があってはいけないと、私たちは念のため前々日のこの日に搬入をすることにしていたのでした。
ホテルについてダーリンにチェックインしてもらった後、結婚式当日に使うドレスや道具などを部屋に搬入しました。
しかしこの搬入の時、予想もしていなかったまさかの出来事が発生します。
ドレスは必ず皺にならないように掛けておかなければいけませんが、ドレスを掛ける場所がないのです。
私は結婚式をやるホテルなのだから、結婚式の人のためにドレスをかけておける控室などの場所があると思っていたのですが、
まさかのドレスは自分の宿泊する部屋で管理してほしいという話でした・・・。
取っていたホテルの部屋は普通の小さな部屋ですし、当たり前ですがドレスをかけておけるような場所はありません。
これは困った、どうしたもんか・・・。
結婚式直前でナーバスになっていた私は、
「大事なドレスを無理やり掛けておかなければいけないなんて酷すぎる!そんなの絶対皺になってしまうよ・・・」と泣きそうになりましたが、
ないものはどうしようもないので、仕方なくカラードレスは少し背が高めのラックをホテルから借りて掛けることにしました。
背が高めのラックでも高さが足りなくて、しかも部屋も狭いので無理やりベッドのに置くしかなく、
地面についている裾やスカートの横の部分がシワシワになってしまいそうです(´;ω;`)
悲しみに暮れつつ、カラードレスの場所はここにおさまりました。
そして裾が更に長い白のドレスはラックにもかけられないので考えた結果、
エアコンの排気口の溝に引っ掛けることでなんとか無理やりシワになるのを防いでいました・・・。
エアコンの排気口の溝にドレスを掛けていた日本人の花嫁は後にも先にも私くらいだと思います・・・(笑)
大事なドレスを雑に扱わなければいけないことに心が痛みましたし、
傍で見ていた妹も「え、そこに掛けるの!?!?」というような疑惑の眼差しで私たちを見ていました(笑)
もうこういうわけのわからないことが起こるのにも慣れっこ、と言いたいところですがこういう小さなダメージが積もり積もって気力を消耗して行くのです(笑)
台北で妹のアテンドは大正解
気力を若干消耗した搬入が終わると、ダーリンは仕事のため職場に戻っていきました。
金曜日だったためダーリンの家族も仕事で、私と妹はこの日久々の姉妹水入らずの時間を過ごすことが出来ました。
西門で台湾のB級グルメを食べたり、
台湾のバイクの多さに「ぎゃ~~~!!轢かれる~~~!!」とビビる妹の姿に笑ったり(笑)、
外国人のお決まりコース士林夜市を楽しんだり、夜までかなり満喫しました。
オーストラリアの田舎から出て来た妹は終始、「台北都会すぎる!!」とかなり興奮していました(笑)
実は元々、「結婚式の前々日、きっとまだ何か準備に不備があるかもしれないのに丸一日アテンドして大丈夫かしら」と若干の不安はあったのですが、この1日のアテンドが大正解でした。
久々の妹との再会が嬉しくて、1ヶ月以上ぶりに結婚式の緊張から逃れて心からリラックスした楽しい時が過ごせたからです。
緊張とストレスで久しく食が喉を通らなかったのですが、妹のお陰でこの日は色々と食べることが出来、久々に心から笑顔になれました。
妹が前々日に来てくれて、本当に良かったです。
私たちはかなり遅くまで台北観光を楽しんだあとホテルに帰り、ガールズトークに花を咲かせた後、0時過ぎに床に就きました。
あまりの楽しさに、結婚式が迫っている事も忘れそうになった程でした。
衝撃のハプニングがあった結婚式前日
この日は夜に日本から家族が来る予定だったので、昼間は妹を台北アテンドしていました。
朝はゆっくりめに起きてホテルの朝ご飯をガッツリ食べ、のんびり東区の街を散策しました。
平和な妹のアテンド後編
この日は妹が「ネックレスとクラッチバッグを買いたい」というのでお買い物に付き合ったり、
台湾旅行には外せないマンゴーかき氷を寒い中食べたりして、
とても平和な時間が流れました。
ずっと結婚式準備で忙しかった私にとっても、オーストラリアでバイトを頑張っていた妹にとっても、この日の朝~昼間が久々にのんびりリラックスできた時間でした。
その一方で、妹と観光を楽しみながらも私は心のどこかで日本の家族たちのことを心配していました。
初めての海外・初めての飛行機体験の家族たちは、飛行機も電車や新幹線と同じようなシステムだと思っていたくらいです。
いくら頼りになる父親が一人居るとはいえ、そんな彼女たちが飛行機に乗って海外に来るなんて奇跡としか思えません。
次女もそこはかなり心配していて、「万が一皆が来なかったら家族は私のみの参加だねwww」とか半分冗談にもならないような冗談を言いながら笑っていました。
なので、日本の妹から「今飛行機に乗ったよ!」のLINEが来たときには心の底から安堵しました。
ウエディングシューズの悲劇
午後4時頃、観光とお買い物を終えた私たち姉妹と中壢の家からやってきたダーリンはホテルで落ち合いました。
この日からダーリンもホテルに泊まるためです。
元々私と妹で泊まっていた部屋にはこの日は私とダーリンで泊まるので、妹は3女・4女と3人で泊まるもう一つの部屋に移動してしばし休憩、
私とダーリンは部屋で結婚式の道具などの最終確認をしていました。
この時、思い出すのも嫌なほどありえない事件がまたまた発生したのです。
それは、荷物の中から、サイズが大きかったのでお直しにだして戻って来ていたウエディングシューズを確認したときでした。
ウエディングシューズを見てびっくり!!
「お直しに出したから問題ないはず」と信じて疑わなかった私が間違いでした。
まさかそのお直しに、とんでもない罠が潜んでいたなんて思ってもいませんでした。
間違いなくお直しはされていたのですが、その方法が思いもつかない驚きのものだったのです。
その脅威の「お直し」の方法がこちら・・・・・・
ウエディングシューズの中、後方をよくご覧ください。
なんじゃこりゃああああああああ!!!!!
どうしてこうなった・・・・・・・・・・・・・・。
中敷きがボンドで直接シューズの外側に貼られているという相当あり得ない事態になっております・・・・
恐るべし台湾クオリティ。
私、見た瞬間絶句。隣で見ていた妹もありえないお直しの方法に絶句・・・。
私が「結婚式前日なのに・・・・・・・・」と絶望に暮れている横で妹は、
「ボ・・・ボンドwwww中敷き貼るのそこじゃないwwww日本だったら絶対ありえないよねwwww」
と爆笑しつつ、「こんなのクレームもんだわ!」と私の代わりに怒ってくれました。
結婚式前日になんてこと・・・本当にこの国は想像の斜め上ばかり行ってくれます。
一応念のため確認しておこうと確認して正解でした。
幸いシューズは2足用意していたので、当日はもう一足を履くことにしたのですが、
決して安いとは言えない値段のしかも一生に一度のウエディングシューズでこれは許せないので、返品することにしました。
時間がない中ダーリンにお店まで連れて行ってもらい、なんとか返品は成功しましたが、
お店の人は「あなたは足が小さいから良かれと思ってあなたのためにやってあげたのに!」という態度で、
結婚式の前日に何とも言えない気分になりました。
家族との奇跡の再会
ウエディングシューズ事件を(ダーリンが)なんとか解決して、その足で私・妹(次女)・ダーリンの3人で家族を迎えに空港に向かいました。
私たちは国際線の出口に時間通りに到着し、あとは家族が出てくるのを待つのみです。
通常ならひたすら待つのみなのでしょうが、私と次女は心配のし過ぎでかなり緊張していました。
何度も言うように父親以外海外慣れしていない頼りないメンツだったので、彼女たちが飛行機に乗ることや海外に行くことは奇跡のようなものなのです(笑)
「皆ちゃんと出口までたどり着くかしら・・・預けたスーツケースはちゃんと自分のを間違えなく持って来れるかしら・・・」
「まさか違うターミナルの出口行っちゃったなんてことはないよね!?」
と若干緊張で胃が痛くなりながら待つこと約50分、
私がトイレに立とうとした瞬間、出口からひょこっと妹らしき人が顔を出しました。
そして顔を出したと思ったら引っ込みました(笑)
「あれ、間違いなくうちの家族だったよね!?四女だったよね・・・!?」
出口を一度出てからまた引っ込む人なんて初めて見たので、私と次女は大爆笑です(笑)
少し経つと、案の定ぞろぞろと我が家族たちが出口から出てきました。
「やっぱりうちの家族だった!!!」と再び大爆笑、
「なんで一度引っ込んだの?」と聞くと、「だって、ここが本当に出口か確認したかったんだもん」との事。
「あそこ出口は一つしかないよ!」とすかさず突っ込む私と次女(笑)、
出口から一度出て再び引っ込んだ四女の話は我が家の伝説の一つとなったのでした。
海外に来るというだけで奇跡な我が家のこと、たどり着くまでに(といっても飛行機に乗るだけなのですが)一悶着ありそうだと思っていたら案の定あったようで、
後で3女が色々話してくれました。
「4女がさー(地元の)空港でバッグごとトイレに忘れて大変だったんだよー!中にお財布もパスポートも貴重品全部入ってたから!
探してたらママの名前でアナウンスで呼ばれてさあ、ママのICカードがたまたま入ってたからその名前見て呼んでくれたんだよ、取りに行ったらバッグごとまるまる届けられてて!
これ日本だからよかったけど、日本じゃなかったら絶対今頃なくなってたよねー!アハハハ!!」
ってアハハハ!!じゃないよ!!!( ゚Д゚;)
要するに地元の空港で4女だけ飛行機に乗れずに来れなかったという最悪の事態もありえたわけで、
それってやっぱり家族4人揃って来れたのって奇跡じゃん・・・!と思わざるを得ない私なのでした(笑)
両家顔合わせの食事
何はともあれ無事来てくれた家族たちに心の中で感動の涙を流しつつ、家族たちをタクシーに乗せて向かった先はレストランです。
この日、ダーリンの両親とうちの家族で食事をすることになっていました。
ダーリン両親はうちの両親とは日本の入籍前の顔合わせの時に会った以来2回目で、妹たちははじめましてでした。
うちは4姉妹なので4人揃うと壮観というか迫力があります(笑)
父がルー大柴並のルー語を駆使して私たちを紹介していました(笑)
その後食事中はわが父がルー語で話し、ダーリンのパパが片言の日本語で話し、結局ダーリンと私が通訳するという構図でした(笑)
父は5年間介護で行けなかった久々の海外と私の結婚で嬉しいのか大好きなビールが進みルー語が弾みまくりめんどくさいオッサンと化し、
ダーリンパパもうちの父に負けないくらい飲んでめんどくささが増していましたが、
父たちが明るいのと私たち姉妹がかなり楽しそうにしていたことから、両家顔合わせはとても円満に終わりました。
この時には皆が来てくれた安心感で私もかなり元気になっていましたが、明日はついに結婚式本番だと思うと緊張して食事が喉を通りませんでした(笑)
最後に私の「台湾の結婚式は両親への手紙がないから、個人的に書こう」という提案で書いた、両親への手紙を私の両親に渡し、
妹たちにもそれぞれ簡単なメッセージカードを渡して、
ダーリンの両親にも、うちの家族のために色々してくれたことや結婚式準備の時に色々と私の意見を通してもらったことへの感謝の手紙を書いていたので渡しました。
恥ずかしいので皆には後でこっそり読んでもらいましたが、喜んでもらえたようでした。
両親への手紙とダーリンの両親への手紙を書いたときには何度も号泣し筆が思うように進みませんでしたが、書いて本当に良かったです。
緊張で眠れない夜
その後ダーリンの両親は自宅へ、私たち家族とダーリンはホテルへ帰り、結婚式の前日を各々過ごしました。
私は妹たちの部屋でしばし女子会を楽しんだ後、部屋に帰ってお風呂などを済ませ最終準備をしてベッドに入りましたが、緊張して全く寝付けなかったことを覚えています。
目を閉じるとドラえもんの「のび太の結婚前夜」が何故か浮かんできて泣きそうになって大変でした(笑)
ダーリンも寝付けない様子で遅くまで映画を見ていましたが、見終わるとすぐに寝息を立てていました。
私は結局緊張であまり眠れないまま、結婚式当日を迎えることとなります。
結婚式当日編へ続く