台湾の旧正月にすることとは?台湾人と結婚した私が思う、台湾旧正月の楽しみ7つ
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台湾生活
新年快樂!!keddyです。
只今台湾の旧正月中なので、台湾人の嫁である私は台湾からお送りしております。
・・・と、言いたいところですが、残念ながら日本で旧正月のきの字もないまま過ごしております(笑)
台湾では一年で命の次に大事レベルの旧正月に台湾の家に帰らないなんてこの親不孝者!と思われそうですが(笑)、
日本へ移住し日本の会社で働いているダーリンに台湾の旧正月休みなどあるわけも無いので、我が家は今年の旧正月は台湾には帰り(れ)ません(´・ω・`)
この日本の旧正月なんて微塵も感じさせない様子を見ると、むしろ日本で働いている人で旧正月に台湾の家に帰れる人がいるのかアンケートでも取って聞いてみたいくらいです・・・(笑)
改めて住んでみると日本の旧正月感の無さは異常ですね・・・って、旧正月が無い国なんだから当たり前なのですが(笑)
日本ではこの時期考えるのは恵方巻、それが終わればバレンタインてなもんですが、台湾ではバレンタインなんてガン無視で旧正月一色になります!
(台湾も2月14日のバレンタインがありますがそれよりも旧正月の盛り上がりがすごいので、バレンタインは旧正月の陰でひっそりと、という感じになります・・・笑)
旧正月といえば毎年スケジュールが違うためその年ごとに休みの長さは違ってくるのですが、今年は六日も旧正月休みがあるぜヤッホオォォォォォイ!!!
と(は言っていないですが)、ダーリンママからLINEが来ました。
いくら台湾最大のイベント旧正月とはいえ、六日の休みは結構大きいです。
旧正月に家族一緒に過ごすことをとても重視する台湾ですから、私達が台湾に帰れないならダーリンの家族が日本へ来て一緒に過ごしたらいいのでは?等の案も出たこともありましたが、
ダーリンは日本で働き始めてから今までずっと激務な日々を送っているので家族が日本に来たところでダーリン不在が多いと意味がないということもあり、いつのまにかその話は流れていました。
というわけで私たちは今年は家族団欒に参加できなくて残念なのですが、ダーリンのママや姉からリアルタイムで旧正月を家族親戚一同で過ごしている楽しそうな写真が送られてくるので、私もとてもほっこりとした気持ちになっています。
やっぱり台湾で過ごす旧正月が、皆でワイワイできて一番楽しそうです。
台湾の旧正月は連休になるので海外旅行に台湾人もいますが、日本など旧正月がない国で過ごすよりは、台湾で家族や親戚と過ごすのが一番旧正月らしい雰囲気は味わえるのかなと思います。
さて、昨年まで台湾で旧正月を過ごしていた私には、旧正月の楽しみがありました。
独身時代に台湾に住んでいた時には全くやらなかったので独身時代の台湾旧正月は大して楽しくなかったのですが、
結婚してから台湾人のやる行事(?)に参加するようになって「なんだ!旧正月ってなんか楽しいじゃん!」と思うようになりました(笑)
この時期になると「旧正月だからあれをする時期だな~」なんて思うのですが、今年は台湾にいないのでできなくてとてももどかしい想いをしています。
という事で今回は、台湾旧正月の楽しみをまとめてみました♪
これを読めば日本にいるあなたも台湾の旧正月気分になれるかも!?
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1.年貨大街に行く
旧正月といえば「年貨大街」!!
私は「年貨大街」に行くのが大好きです。
「年貨大街」とは旧正月が始まる少し前から開催される旧正月期間限定のイベントで、旧正月に関連するものを扱うお店がずらりと並びます。
台湾人は年貨大街で旧正月に必要な物を買う等の準備をしたり、旧正月中に訪れて買い物をしたりします。
私たち家族は毎年迪化街の年貨大街に行くのですが、旧正月飾りから旧正月料理を作る食材、旧正月に食べるお菓子など旧正月に関するものは何でも売っています。
旧正月期間限定ということもあり現場はお祭り騒ぎで、その賑やかさはさながら夜市のようです♪
お菓子類ではピーナッツ系と裂きイカ系・ドライフルーツ&野菜・グミ・飴などが主で、とにかく沢山の種類が売っているので見応えがあります。
お菓子や食品系は殆どの店が試食OKで、試食だけでお腹が満腹になるくらい食べられます(笑)
パイナップルやお金・爆竹など旧正月モチーフの可愛いお菓子も売られていて、見ているだけでも楽しいです。
日本のお菓子ばかりを扱うお店も大人気でした。
ダーリンの家族が日本のお菓子が好きなので日本のお菓子屋さんで大量買いしたり、ワサビ風味のピーナッツと裂きイカを試食して大量買いしたり、
好きなものを好きなだけ買えるグラム売りのグミやドライフルーツが私的にマストバイなので大量買いしたりと、とにかく大量に色々買いこんでいました(笑)
「旧正月が来るまでは食べちゃダメよ」とダーリンママから言われるのですが、旧正月前につい食べたくなってしまうんですよね・・・(笑)
食材系では乾燥椎茸やクラゲなど、お正月料理に使う食材が大量に陳列されていて迫力満点です!
大きな袋に大量に詰められている乾燥シイタケは、台湾ならではの光景です。
食品系以外も正月飾りなど旧正月関連のものは全て売っていますので、年貨大街に行きさえすればお正月準備は万端になります。
年貨大街はとても活気があるので行くと「ああ、今年ももう旧正月だな~」としみじみ旧正月感を味わうことが出来るのが魅力です(笑)
迪化街の年貨大街は人の量がものすごい為車で行くと駐車場難民になり、歩いているときも隣の人とふれあってしまうレベルの人がいるので人混みが苦手な人は少し厳しいかもしれませんが、旧正月前や旧正月の間には必ず行っておきたいところの一つです。
台湾で旧正月の準備をした時の話→台湾人が旧正月前にすることとは?旧正月の準備に行ってきた!
実際に迪化街の年貨大街に行った時の話→【台湾】迪化街の年貨大街【旧正月】
2.お寺にお参りに行く
日本人が正月に神社にお参りに行くように、台湾人も旧正月にはお寺にお参りに行きます。
私たち家族は毎年大晦日に龍山寺に行くのがお決まりのパターンでした。
旧正月仕様になっている龍山寺は普段開いていない扉が開いていたり、派手なお正月のランタンが飾ってあったりと旧正月感が満載で更にお参りの人の数も尋常じゃないので、活気に満ちあふれています。
旧正月の龍山寺に行ったことがない人は一度行ってみると楽しいと思います。
我が家は大晦日の夜に行くので1年目は初めてという事でテンション高めだったものの、2年目からは「外寒いなぁ~この時間に初詣しんどいなあ~人多いしなあ~」とか思っていたのですが、
今現在日本の冬の寒さを目の当たりにしたところ、台北の冬を寒いと思っていた私に「そんなんで寒いとか言うな!」とデコピンをしてやりたいくらいには台湾は温暖です。
実際に龍山寺にお参りに行った時の話→結婚後台湾で初めての旧正月を過ごす~除夕(大晦日)編~
3.お正月の飾りつけをする
台湾の旧正月の楽しみであり、私史上最強にテンションが上がるのが旧正月の飾りです。
台湾の旧正月の飾りは目がチカチカする位にはド派手ですが、赤とか黄色とか無駄に光るヤツとか、あの派手派手な感じがレトロ可愛いんですよ!
縁起のいいものをモチーフにした飾りも沢山あって、中でもLEDで光るパイナップルライトが私個人的に可愛くてお気に入りです。
買ったところで日本では一切使用する機会が無いというのが残念ですが・・・(笑)
ちなみに我が家では台湾在住のころ、ダーリンに「ジジくさくてダサいから」という理由だけでお正月飾りの購入と家での飾りつけを禁止されていました・・・!
私はあの台湾の伝統的な飾りたちをこんなにも愛しているというのに、ダーリンは「そんなダサいの、今時若者は飾りつけしないよ」との事でお正月飾りを全力で拒否Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
私は今でもあのド派手なキンキラ飾りを飾れなかったことを若干後悔しているので、今度台湾に住むことがあったら旧正月は家中LEDパイナップルでデコってパイナップルまみれにしてやろうと思います。
こんな風にね!!!
ギンギラギンにね!!!
そんでこの赤いシール、はりまくってやるんだからねっ!!!
(実際にダーリンの実家ではこのシールが色んな所に貼りまくられていたのですが、よく見ると文字は自分で書いたらしく可愛さ倍増です)
旧正月のお花も飾りますが、それもまた可愛いんです。
ピンクや赤の丸い花が旧正月に良く飾られるのですが、可愛さ爆発してませんかこの花。
台湾の旧正月の飾りはこんなに可愛いんだよという話→台湾の旧正月の飾りが派手で可愛い!
4.お正月料理を食べる
台湾の旧正月は、やっぱり食が楽しみの一つです!
この時期に食べる特別な正月料理を食べ、年貨大街で旧正月前に買い込んだお菓子を食べまくってもれなく太るという、このデブ活こそが旧正月最大のイベントと言っても過言ではありません。
日本人も食べるのは好きですが、台湾人は特に食べることをとても重視しているような気がします。
旧正月前には沢山の食べ物を用意し、旧正月中には食べて食べて食べまくります(笑)
我が家は大晦日はレストランで家族親戚一同で食事、正月中は家でママの手づくり正月料理を食べるか外食でした。
私は正月料理では「仏跳牆」が特に好きで、台湾ではいつもこれを楽しみにしていました。
この壺に椎茸とかタロイモとかアワビとかナマコとか貝柱とか色々入ってる煮込み料理(スープ)が仏跳牆です。
旧正月の他には結婚式の披露宴の料理で出たりしますが、その他の日に食べる機会は殆どありません。
ちなみにダーリンは台湾人なのに好きじゃありません(笑)美味しいのに・・・。
旧正月の大晦日に家族でレストランで食事をした時の話→結婚後台湾で初めての旧正月を過ごす~除夕(大晦日)編~
昨日ダーリンのママからLINEで送られてきた写真によると、今年の大晦日は何故かレストランではなく祖母の家に集まって自分たちで作って食べたようでした。
きっと私たち夫婦とダーリンママの妹夫婦が不参加で例年よりも人数が減ったので、量的に手作りできる範囲だったのかもしれません。
私は外のごはんも好きですがママたちの作るご飯が食べたいほうなので、今年はレストランではなく家になって正直羨ましいです(笑)
あとは料理上手なママが旧正月に作るクラゲの料理が好きです。
写真左のやつです。
日本であのクラゲが恋しくなりスーパーで以前好きだったクラゲの中華サラダを買って食べましたが、クラゲの食感がママが作ったものと全然違うので満足できず、私は台湾でうっかりクラゲ通になってしまったのではないかと思いました。
もうあんなスーパーのクラゲでは満足できない体になってしまったの・・・ママが迪化街で吟味したクラゲじゃないとダメなのよ・・・!
お正月にクラゲを食べたりして義理実家でダラダラしたときの話→結婚後初めて台湾で旧正月を過ごす~正月編~
5.お年玉(紅包)
お正月の楽しみと言ったらやっぱりお年玉!!
とはいえもういい歳なので、我が家ではダーリンを含め親戚一同の中でも社会人組は皆両親や祖父母にお年玉をあげています。
しかし優しいダーリンの両親は私にお年玉をくれるので、お年玉をあげた上でまたもらうという謎の攻防が繰り広げられることとなっており、
結果相殺されるのですが意味がないとか言っちゃいけません。
その行為に意味があるのです(ダーリン談)
そんな攻防も今年は繰り広げることが出来ないのかと思うとちょっと寂しいです。
あの大晦日の親戚一同で円卓を囲んでいるときに、
「お母さん、お父さん、お年玉だよ!」
「僕もあるよ!」
「私も!」
「僕が!」
「いや私が!」
「・・・じゃあ、僕が!」
「どうぞどうぞどうぞ!!!!」
・・・という日本の芸人さんみたいには台湾人なのでならないのですが、
とりあえず皆一斉に紅包を取り出して
「さあ!毎年恒例、紅包を渡す時間がやってまいりました!今年は誰が包んだ金額が一番大きいのか~!?おおっと、お兄さんの紅包分厚いぞ~~!さすが年長者、格の違いを見せつけます!今年は新社会人になったばかりの妹が初参戦!社会人一年目なのに紅包を用意してきているなんて泣けるぞ~~!と、ここでお姉さんの紅包登場!と、とてもオシャレだ~!あんなオシャンティな紅包どこで売っているんだ~!?」
くらいのテンションにはなります(私が)
今年は旧正月は台湾にいないためお年玉のこともすっかり忘れていたのですが、私はちゃっかりもらいました。
ダーリンが先日台湾に出張で行ったときにダーリンのママから私にとフライングでお年玉をいただいており、三十路の癖にお年玉をもらえるなんて有り難いの極みなのですが、
もれなく台幣だったため今後いつか台湾に住むかもしれないときのためにとっておくことにします(笑)
ちなみにお年玉に関しては台湾でも30歳越えても親にあげずに普通に貰うだけの人もいるので、このあげたり貰ったりは各家庭によって違うと思います!
過去に貰ったレア紅包。パンドラの紅包だよ!こんなのがあるのはきっと中華圏だけなはず。
6.スクラッチくじにトライする
台湾にはその場で現金が当たる「刮刮樂」というスクラッチのくじがあり普段からまあまあ人気なのですが、旧正月には旧正月専用のスクラッチくじが発売されます。
それがもうかなりの人気ぶりで、皆新年一発目の運試しのような感じでこぞって買い求めるので、早く買わないと売り切れてしまうほどなんです。
私もダーリンもくじ運は無いほうだということを自覚しているので、普段はよほどテンションが上がった時でないとこのスクラッチくじをやらないのですが、
旧正月は結構テンションが上がっているうえにダーリンの家族皆が買うので私も便乗して一緒に買ったりしました。
テンションが上がっていても結局1000元負けているのですが・・・・(笑)
1000元も負けるなんて冷静に考えればその場で頭を抱えて「チックショォォォォーーーーー!!!」と叫んで膝から崩れ落ちた後その事を2日くらい引きずってもいいところですが、
旧正月の新春スクラッチくじは当たりはずれにどうこういうよりも我が家ではもはや一種の家族行事となっているので、ゲーム感覚で楽しむことに決めています。
あの普段は賭け事なんてしない我々が新年で無駄にテンション上がって散財するという流れは、とても旧正月らしくて私は嫌いではないです。
家庭によってはオールで家族親戚一同でガチな麻雀をして家族内で大金が動くというところもあるので、それに比べれば刮刮樂を買って喜んでいる我が家は平和なもんです。
私はこう見えて保守的なところがあるので、ダーリンの家が旧正月は夜な夜な酒を飲みながら賭け事に明け暮れる系(←台湾では結構あります)じゃなくてよかったなぁと密かに思っています(笑)
7.家族団欒する
旧正月はなんといってもこれですね、家族団欒。
親戚付き合いが全く無く家族もあまり団欒しない超個人主義の家庭で育った私は、台湾旧正月の一家団欒の様子に最初は慣れなかったのですが、今ではこれも楽しみの一つだと思うようになりました。
家族親戚がわらわら集まってこその台湾旧正月ですよね。
あのわらわら感はダーリンと結婚しなければおそらく一生味わえないところでした。
去年はダーリンが旧正月にもかかわらず仕事で不在だったため、私はダーリン抜きで旧正月期間をずっと義理実家で過ごすというまあまあハードモードな旧正月を送りましたが、今となってはいい思い出です。
ハードモード旧正月の話→台湾の義理実家で初めて旧正月の1週間を過ごしてみた結果
こんな感じで台湾の旧正月は結構楽しいのですが、いかがでしたでしょうか。
来年はまた台湾で旧正月を家族と過ごせるといいなぁと願っております。
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