台湾人女子と遊ぶと驚きのカルチャーショックの連続!?私とある台湾女子の話
こんにちは、高雄帰りのkeddyです。
今回は私と台湾人の友達との話をします。
彼女は私の生まれて初めての台湾女子の友達であり、私を想像もしないような「カルチャーショック」という名の驚きの連続の世界へ誘ってくれた子です。
高雄出身高雄在住の彼女は当時22歳、現在26歳です。
彼女とは私が台北留学時代、中国語学習を始めて2か月目の、見た目が派手で金髪な頃に知り合いました(笑)
社会人で日本での仕事を辞めて台北留学していた私は当時、
一緒に遊びには行かないのでそれほど趣味や話題が合わなくても仲良くなれる「お隣さん」や、恋愛感情があれば言葉の問題や趣味なんて関係なく付き合える「彼氏」、日本語や日本に興味がある人を探す「言語交換相手」ではなく、
普通に気が合ってお買い物とかに一緒に行けるような、同性の「友達」を作るのは非常に難しいと感じていました。
(こんなこと言うとアレですが、日本人女子は人気があるので異性の友達ならすぐに見つかります☆
でも私は一緒に可愛い服とかを見てキャーキャー言いあえる同性の友達が欲しかったのです。)
世の中なかなか趣味や性格が合う人なんて見つからないですし、中国語があまり出来ないという言葉の壁があるので、
外国人の友達(クラスメイト)はいましたが、台湾人の友達と呼べる友達がいませんでした。
当時の私は学校で勉強した2か月分の知識を使って中国語の会話は何とかできるものの、語彙力はとんでもなく少なく聞く力もとんでもなく弱く、
それまで学校の先生以外でほとんどネイティブの台湾人と中国語で会話なんてしたことがありませんでした。
なので、彼女が初めての私のネイティブの会話相手となりました。
私が彼女と知り合った当初私の中国語力ではネイティブの台湾人とコミュニケーションを取るのは困難であり、
彼女のほうは日本語はおろか英語も話せなかったので、私たちは筆談やお絵描きも交えながらの会話でした。
日本や日本語に特に興味があるわけでもないのに、言葉の壁がありコミュニケーションがめんどくさい私と友達になってくれた彼女を、当時私は女神だと思いました(笑)
それに私は連絡無精なところがあるので、通常であれば住んでいるところが遠くてあまり会えない状況であったりすると疎遠になりがちです。
しかし彼女は頻繁に私に連絡をくれました。
当時の私はlineなどで中国語を打つのもとんでもなく遅くて、彼女からしたらlineでのやりとりさえめんどくさいことこの上ないのに、です。
そんなめんどくさい私をずっと見捨てないでいてくれた彼女のお陰で、今まで疎遠にならなかったと言っても過言ではないです(笑)
彼女と一緒に居ると「台湾女子ってこういう感じなのか」とか、「台湾人の友達付き合いってこういう感じなのか」とか多くの気づきがあり、
リアルな台湾人の生活に入り込んだようでとても刺激的な体験ばかりです。
今では他にも沢山台湾人の友達がいますが、彼女は私にとってとても「特別」なのです。
それは、彼女が私のはじめての台湾女子友達なだけでなく、私の友達の中で唯一の「日本や外国に興味が無く全く接点も無い」台湾人の友達であり、沢山のカルチャーショック体験をさせてくれる子だからです。
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日本人と友達になる台湾人とは
社会人の方はわかると思いますが、日本人同士でも学生で毎日同じクラスや部活で顔を合わせるといったような状況下以外で友達を作るのはなかなか難しい事です。
友達になるためには、趣味や好きな事が合うか基本的な性格がすごく合うか、現在の状態が非常に似ているか、お互いが何かしらお互いに興味がなければ始まりません。
なので、通常日本人と友達になる台湾人というのは、日本や海外に興味がある人が多いです。
大体日本や海外旅行が好きでよく行くとか、日本語や英語が話せるとか、
言葉は話せなくても現在勉強中であるとか、それでなければ日本や海外やその文化が特別大好きであるかのどれかに該当します。
相手に「日本や海外が特別に好き」という思いがあれば日本人というだけで興味の対象となりますし、
「日本や日本語」という共通の話題があるため、特に趣味がすごく合ったりするわけでなくても友達になりやすいです。
そういう台湾人たちは外国人や日本人との交流に慣れている為コミュニケーションも取りやすく、会話も弾みやすいです。
そして上記のような「日本や海外が特別に好き」であったり言葉が話せたり好きで勉強しているという台湾人たちは、
多かれ少なかれ日本や海外の影響を受けて、そういう性格になっている事が多いです。
「海外や日本に影響を受けた性格ってどんなだよ」と言われると説明に困りますが(笑)、
強いて言うなら一緒に遊んだりしても日本人の感覚とあまり変わらなく、少々の文化の違いはあれど特に強烈なカルチャーショックを受けるということがありません。
貴重な「純台湾人」の友達
逆に言えば、日本や海外に全く興味が無く、海外に行ったこともない、日本語も英語も全く話せない台湾人と友達になろうと思うと、非常に難しいです。
そういう台湾人たちは日本人に対しても特に何の興味もないので、言葉の壁があってコミュニケーションがめんどくさそうな日本人とわざわざ友達になろうとは思いません。
こちらがよほど中国語がペラペラであるか、元々仲の良い友達や知り合いの紹介か、
台湾の4年制大学に通っているとか日本人が全くいない台湾のローカル企業で現地採用で仕事をしているとか、
日本人が全くいない町に嫁ぐなどして完全にローカルな環境に溶け込んでいれば話は別ですが、
当時の私のように中国語がほとんど話せない状態で台湾に住み始めたばかりの日本人であれば、そういう台湾人と友達になるのは非常に困難です。
向こうがこちらに全く興味が無い場合が多いのに加え、お互いの言葉の壁がありコミュニケーションがままならないのですから、当たり前と言えば当たり前です。
日本や海外に全く興味が無く海外に行ったこともない、日本語も英語も全く話せない台湾人というのは、海外好きで外国人慣れしている台湾人に比べて非常に「台湾ぽい」性格です。
「台湾ぽい性格ってなんぞ」と言われると私が勝手に言っているだけなのでこれまた説明に困るのですが(笑)、
今まで日本では出会ったことがなく日本中を探しても日本国内には恐らくほとんど居ないタイプの、
一緒に居ると一生日本に居たら絶対に感じることはなかったであろうカルチャーショックをこちらがガンガン感じることができるような性格です。
私はこういう日本や海外に全く興味が無くて海外の影響も受けておらず台湾人ぽい性格の人のことを、「純台湾人」と勝手にに呼んでいます。
そして私が友達になった彼女はまさに、日本や海外に特別興味があるわけでは無く海外に行ったこともない、日本語も英語も全く話せない「純台湾人」だったのです。
なぜか当時コミュニケーションもままならない私と友達になってくれて今まで一緒に居てくれた彼女には、本当に感謝してもし切れません。
そんな彼女と一緒に居る時間は、私が今まで体験した事のない驚きの連続でした。
今回は私がそんな彼女と一緒に居て体験した衝撃の10つのカルチャーショックを書きます。
1.時間が守られたことがない
彼女と遊ぶ時の待ち合わせ時間に、彼女が時間通り来たことは今の今まで一度もありません(笑)
例えば私が事前に「7時に高雄の駅に着くよ」と彼女に伝えており、彼女が「じゃあ7時に駅まで迎えに行くね」と言ったとしても、
彼女が実際に来るのは7時半以降です(笑)
30分の遅刻ならまだいいほうで、私は最長で2時間半待ったことがあります。
私は待ち合わせの10分前くらいには到着していたい性格ですし、今までそんなに遅刻する人に出会ったことがなかったので、
驚きのあまり「これが巷で噂の台湾タイム(南国島国ならではののんびりさを表す)か・・・」と怒るどころか逆に納得してしまいました。
2時間半待った時には流石に私も腹が立ったのですが、彼女の中に「遅刻して人を待たせて悪いなあと思う」という概念が無いようで、
彼女はごくごく普通に現れるのでなんだか拍子抜けしてしまい怒る気にもなれません。
彼女の中ではそののんびり時間が当たり前なようで、もちろん謝罪の言葉はありません。
それが彼女の世界なのです。「郷に入れば郷に従え」という言葉を胸に刻んでおく必要があります(笑)
そんな彼女の家に泊まった日に彼女を観察していると、例えば10時に外で彼氏や別の友達と待ち合わせという状況下では、彼女は10時に支度をし始めます(笑)
いや、それならまだ良いほうで、10時に起床する可能性もあります(笑)
待ち合わせの時間をとうに過ぎていようと関係なく、自分のペースで支度してそれどころか彼氏に電話しておしゃべりするなど他ごとをし始めたりします。
そしてまあ当たり前のように待ち合わせ時間には遅刻するのですが、特にその際に遅れたことに対して申し訳なさそうにしていたことは一度もありません。
私ははじめは10時の待ち合わせに間に合うように早めに起きて準備したりしていたのですが、あほらしいので今では彼女が起きたら起き、彼女のペースに合わせて支度するという技を身につけました(笑)
そしていつも「本当に10時に待ち合わせしたい場合は何時集合って言っとけばいいんだろう」と不思議なので知っていたら誰か教えてほしいです(笑)
そんなのんびりな彼女ですから、いつも私が台北に帰るときには命がけです。
何が命がけかって、あまりにものんびりした結果いつも帰りの新幹線の時間ギリギリの間に合うか間に合わないかくらいの時間になってしまうので、
間に合わせようと彼女が急いだ結果、新幹線の駅まで送ってもらうバイクのスピードが100キロをたたき出してしまうのです・・・。
ごちゃごちゃしている台湾の道を原付で100キロだなんて、本当に気が気ではありません(笑)
彼女もとてものんびりですが、そんな彼女が「いつも動作が遅い!」と怒りだしてしまうほど、彼女の彼氏はさらにのんびりです。
私からしたら、「あの彼女が怒りだすほどののんびりさって一体どんなレベルなんだ・・・」と驚愕ですが、上には上が居るようです。
彼女と居ると「時間って・・・時間って何だろう・・・」と小一時間考えて哲学的な世界へ踏み入ってしまいそうになるので、時間については深く考えてはいけません(笑)
2.自撮りが多くなる
台湾女子は自撮りが好きですが、彼女も例外ではなく自撮り大好きです。
私はそれまであまり自撮りをする方ではなかったのですが、彼女と遊ぶと彼女が常に自撮りをするのに加えて一緒に写真を撮ることを求められるので、
彼女の影響でいつしか私も自撮りをするようになりました。
そう言う点では、彼女は私の自撮り師匠といえます(笑)
今でこそiPhoneがありますが、当時彼女がバリアングル液晶もないデジカメで器用に自撮りをしていたあの技術は忘れられません(笑)
3.常に彼氏同伴
私と彼女が遊ぶ時には、常に彼女の彼氏が同伴です。
これは私の台湾でのカルチャーショックの中でも上位の驚きの出来事です。
初めて彼女と遊んだ時、私は彼女と約束したはずなのに彼氏が同伴でした。
その彼氏と私はもちろん初対面になるのですが、事前に「彼氏も一緒に行くけどいいかな?」のワンクッションもなしで突然現れました(笑)
これは社会人になってから初対面の友達の彼氏と遊ぶ事など今までなかった私にとってなかなか衝撃の出来事であり、
彼氏も台湾人だということもあり、「これは一体どういう状況なんだ・・・」ととても緊張しました。
正直この時は、「私は彼女と2人で遊びたいのに、なぜついて来てしまったんだ彼氏よ!!無駄に緊張するじゃないか!!しかもガールズトークも出来ないし、何より気を使う!」と若干憤りもしました。
しかしもうついて来てしまったのですから「見知らぬ初対面のメンズとはちょっと一緒に遊びたくない・・・」などとは言っていられません、いざコミュ力が試される時です。
余談ですが彼女と一緒に居ると初対面の人と遊ぶ率がかなり高まるため、コミュ力が上がらずにはおれません。
この日は私が類い稀なるコミュ力を発揮したのかどうかは忘れましたが普通に3人で遊んで終わったのですが、
その後も彼女と遊ぶ時にはもれなく毎回必ず彼氏も一緒でした。
彼氏が居ない時には、彼女の一番仲の良い男友達が一緒でした。
毎回なんの事前連絡もないので私は毎回見知らぬ男の子と「はじめまして」をすることになり、今ではもう初対面の人を交えて遊ぶことにも慣れました(笑)
そして更に驚くべきは、彼女は1日中彼氏と一緒にいた後にもかかわらず、家に帰るとすぐにスマホのテレビ電話での彼氏との電話が、私が居てもお構いなしに始まるのです。
こんな感じで彼氏ととにかく1日中一緒に居るので、時には喧嘩をしています。
私が傍に居るのにもかかわらず、彼氏と大喧嘩していたことも何度もあります(笑)
最初は「喧嘩始まっちゃったよ・・・気まずいなあ」とか、「私が居るときにまで電話しなくても・・・」とか思っていましたが、今では慣れて何も思わなくなりました。
慣れってすごいのです(笑)
しかも毎回彼氏が変わるので、結果的に私は彼女の歴代彼氏とは全員会ったことがあり、一緒にご飯も経験済みという不思議な状況になっていたりします(笑)
ここで日本人なら、「なんであの子は必ず彼氏と一緒に来るんだろう」と疑問に思うと思います。
私もこういうタイプの子には未だかつて出会ったことがなかったので、最初は疑問だらけでした。
しかし長年彼女と彼氏の関係を見ていて、今では何となく分かった気でいます。
なぜ常に彼氏同伴なのか
彼女の好きなタイプの男性は、「彼女のお世話をしてくれる人」です。
なので、彼氏はいつもお世話係のような存在です。
バイクでの職場までの送り迎え、彼女が「あれ食べたい」と言えばそのレストランまで連れて行き、「次どこ行く?」の計画は全て彼氏が立て、
彼女が道がわからないと言えばグーグルマップになり、彼女の代わりにあれこれ調べて、とにかく彼女のいう事を優しく聞いてくれる彼氏です。
うちのダーリンは私の代わりにレストランや道を調べたりなんて全然しないので羨ましいことこの上ないですが(笑)、
彼女はそんな彼氏が日常的に何でもやってくれる状況が当たり前になっているのか、きっと一人ではできないことが多いんだと思います。
なので一人だと何かと不便なため、彼氏同伴にするのでしょう。
(ちなみに台湾男子もそんな性格の子ばかりではないので、あまり彼女のお世話をしないタイプの人と付き合った場合には彼女の不満がたまるのか、結果としてすぐに別れています。)
そんな彼女なので、逆に私が彼氏や旦那を突然連れてきたとしても、彼女の前でテレビ電話をしたとしても、全く気にしないでしょう。
むしろ彼女は「彼氏(旦那)さんも一緒においでよ!」というタイプです。
彼氏への評価を求められる
彼氏同伴で数日遊ぶので私もその彼氏のことが大体どんな人なのかわかりますが、
そこで彼女は必ず、「あの彼のこと、どう思う?いい人だと思う?」と私に聞きます。
彼女にとって良い彼氏である条件はお世話をしてくれる人なだけでなく、自分の友達(=私)や家族とも仲良くしてくれることなので、
彼女は彼氏同伴で遊ぶ事で彼の「私への態度」を見ているのと同時に、自分の友達である私の「彼への印象」も気にしているのです。
「彼氏の自分の友達への態度を見て、友達から彼氏の評価を聞く」
これは意外と深いなあと思います(笑)
4.実家に泊まらせてもらう
彼女とは一番最初に私が高雄に会いに行った時から、遊ぶ時はいつも彼女の実家に泊まらせてもらっています。
私にとって彼女が初めての台湾人の友達なため、台湾家庭にお邪魔するのも初めての経験でした。
私が過去に友達の実家に泊めてもらったのは高校の頃が最後であり、その後成長してからは友達の実家に泊まるなんて言う機会は全くなかったので最初は少し緊張しました。
しかし彼女の家族たちはとても気さくでフレンドリーな暖かい人たちで、恐らく日本人を見るのは初めてで日本人が家に泊まることも初めてだったはずなのに、
中国語もままならない派手な謎の金髪外国人(当時)の私を暖かく迎え入れてくれ、私のことを娘のように可愛がってくれました。
料理上手なおばあちゃんはいつも夕食を作ってくれるのですが、当時台湾の家庭料理を食べたことがなかった私にはどの料理もとても新鮮で、外で食べるよりもおばあちゃんの料理が好きでした。
私が居るときにはおばあちゃんは私のためにと気を利かせて、おばあちゃん流の味噌汁や肉じゃがをつくってくれたりしました。
今台湾人に嫁いで、ダーリンの家庭の料理とはまた違うので家庭ごとの味の違いが感じられて(北部と南部と差なのかな?)面白いです。
5.家族と仲良しになる
実家に泊めてもらっているので、おばあちゃんやママ達家族と仲良しになりました。
特に家に常にいるおばあちゃんとは、リビングでぼーっと他愛もない話をしたりとかをする感じです(笑)
家族が皆とても気さくでフレンドリーな性格なので、友達の親といえども友達のような感覚で話せるのです。
日本では幼馴染の友達はともかく、社会に出てから知り合った友達の家族と仲良くなるなんて考えられなかったですが、
彼女にとっては「友達を家に呼び、家族ぐるみで仲良くなる」というのは当然のことのようです。
私がいつ行っても暖かく迎えてくれ、「実家のように思いなさいね」と言ってくれる彼女の家族たちが大好きです。
私の祖母が亡くなった時なんかは、ふと「彼女のおばあちゃんは元気かな」と彼女の実家の家族たちのことが頭に浮かんできたくらいです。
6.夜が長い
彼女と遊ぶと夜が長いのに驚きます。
家でおばあちゃんが夕食を食べて、テレビを見てのんびりして、「もう寝る準備に入るのかな?」と思いきや夜の8:30くらいに「今から出かけるよ」とバイクで夜市に行ったりします。
そしてその後、出会った当初の独身の頃はクラブに行って朝の5時に帰宅とかいう生活でした。
流石に今は夜出かけても0時前には帰りますが、11時を過ぎても高雄は街中に人が沢山居るのに驚きます。
高雄の昼間は蒸し暑い台北よりも更に暑いため皆日が落ちてから行動するので、かなりの夜行性なのです。
7.感情を全面的に出す
台湾人は感情表現が豊かな女性が多い気がしますが、彼女は感情をモロに出すタイプです。
今怒っているとか、疲れているとか、すぐにわかります。
最初は彼女の機嫌が悪かったりすると少し緊張していましたが(原因は大体9割がた彼氏の事です)、
彼女は怒りが収まるとケロッとして何で怒っていたのかさえ忘れ去って笑っているのです。
そして長い期間会っていないとメールでも電話でも、日本語にはない「I miss you」的な表現をバンバン使ってくれます。
こんなに感情をストレートに表す子は、今まで私の友達の中にはあまり居なかったタイプでした。
8.金銭感覚
彼女と一緒に居ると、「あ~あれは高いよね!」とか「あのレストランは高い」とか、リアルな台湾人女子の金銭感覚を知ることが出来ます。
彼女にとって日本と同じくらいの値段のオシャレカフェ(一回行くと1500円前後する)は「高い」らしいです。
しかし(あまり化粧はしないのに)化粧品にはお金をかけており、MACとかNARSとかDiorのものを使っているので(周年慶の時に買いだめするらしいです)、彼女なりにお金のかけ所があるんだと思います。
9.大学で一緒に授業を受けることになる
台北に住んで1年ほど経ったのある日のことです。
私が高雄に彼女に会いに行く予定だった日、彼女には半日大学の授業がありました。
私は事前に、「学校の授業があるなら、高雄行くの他の日にしようか?」と言ったのですが、
彼女からは
「良いよその日に来なよ、てか一緒に授業出てくれない?ほら私、1年留年してるでしょ?だから今クラスにあんまり友達いなくてつまんないの。keddyが一緒ならつまんない大学の授業も楽しくなるし♡そうだ!そうしよう!」
とまさかの回答が返ってきました。
最初は冗談かと思ったのですが、どうやら彼女は本気なようです。
私は驚いて、「え?そこの学生でもないのに授業出るなんてダメでしょ!?先生に怒られない?やっぱり他の日に・・・」
と言ったのですが、彼女は
「大丈夫大丈夫♪生徒もいっぱいいるしバレないって~♪」と全く気にしていない様子だったのです。
流石に
いやいや、それ普通大丈夫じゃなくない!?(゚Д゚;)
それに私どう見ても大学生には見えないと思うけど・・・!?
と不安になった私は必死に、
「いやいや私大学生には見えないし、絶対バレるって!バレたら怒られるって!」
とどうにか授業に出ない方向で進めようと思ったのですが、彼女は
「keddyは若く見えるからぜーんぜん問題ないって♪良し、決定ね!あ~楽しみ♡」と勝手に話を進めてしまい、
あっという間に私が一緒に授業に出ることが決定してしまいました(笑)
こうして若々しい23歳の大学生の彼女の大学の授業に呼ばれた既に就業まで経験済みの大学生にしては老け気味である当時27歳の私は、
わざわざ新幹線で高雄に行ったにもかかわらず全く観光することなく彼女と大学に行き、
パソコンのクラスと四柱推命のクラス・映画論のクラスの計3つの講義に半日彼女の隣で出席したのでした。
意外と充実!半日大学生
最初は「高雄までわざわざ来て私は何をやっているんだろう・・・」と思ったり、
高雄の田舎の大学のもちろん日本人なんて一人もいないクラスで先生に「おかしな日本人が紛れ込んでる」とバレないか心配で少し緊張していましたが、
いざ授業が始まってみるとパソコンのクラスでお絵かきソフトを使ってポストカードを作ってみたり、「四柱推命のクラスがあることが台湾っぽいよな・・・」とかしみじみ思ったり、
映画論ではただ映画を見るだけだったので普通に楽しく映画鑑賞したり、クラスの台湾の学生たちの様子を観察してみたりと、
うっかり自分でも驚きの充実した半日学生生活を送ってしまいました(笑)
自分の適応力に我ながら驚いたものです(笑)
当の彼女はというと全く真面目に授業を聞いておらず、授業中常に私のほうを見てはニヤニヤしており「そんなんだから留年するんだよ!」とツッコミたかったのですが、
終わってから
「今日は本当に楽しかった~!keddyが隣に座って授業受けてるって思うだけでもうおかしくっておかしくって!」と満面の笑みで言われたので0.2秒で許しました。
こうして私は大学生でもないのに、彼女のお陰で大学の授業に出るという貴重な体験を終えたのでした(笑)
こう言った体験も、彼女と友達でなかったら出来なかったことでした。
10.職場に案内される
彼女が大学を卒業して働くようになってからの事です。
彼女が「職場においでよ~!同僚に会わせてあげる!」というので何故か彼女の職場に行った事が2度ほどあり、そのうちの1度は彼女の同僚とご飯までしました(笑)
一昨日高雄に行ったときなんかは、彼女が仕事柄連休が取れないため私が高雄滞在中のうちの1日はどうしても仕事になってしまい、
「私が仕事中、隣で私に付き合ってくれてもいいんだよ~?一緒に働く!?」とか言われましたが、さすがにそれはお断りしました(笑)
いやいや流石にそれはだめでしょうよ!(笑)
ちなみに台湾人はよく転職すると言いますが、彼女は社会に出てまだ2年くらいですが既に4回以上転職しており、
彼女の周りも「元同僚は今全員他の仕事をしてて~」とか言うくらい転職が多いのでびっくりです(笑)
こういう友達がいてこそ台湾人や台湾のことがわかる、かも!?
このように、私の初めての台湾人の友達である彼女は、私にとって強烈なカルチャーショックの数々を体験させてくれたのでした。
その後台北で他にも友達が出来ましたが、皆少しは文化の違いはあれど基本的には(皆日本や海外が大好きで海外・外国人慣れしているからか)あまり大きなカルチャーショックを受けることは無く、
こんなにカルチャーショックの連続だったのは、後にも先にも彼女と遊ぶ時だけなのです(現在進行形!)
(他にも友達が出来たことにより、全ての台湾女子が彼女のような性格というわけではないということを知りました。
元々、台湾女子の友達が彼女だけだったため「台湾女子は皆こんな感じなのかな」と思っていたんです(笑))
これらのことは彼女が居なかったらきっと体験することは無かったと思うので、本当に彼女は私にとって特別な子なのです。
時にはカルチャーの違いにあまりにも驚きすぎて口がポカンと開いてしまうようなときもありますが(笑)、
私は彼女と一緒に居てこれらのカルチャーショックを身を持って経験することにより、台湾や台湾人の事がわかった気がします。
彼女とは、これからもずっと友達でいることでしょう。
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