「日本に帰りたい」と言われてモヤっとしている話
最近ちょっとモヤっとしているkeddyです。
私も「全く日本に帰りたくない!」というわけではないんですが、周りの人に比べたらという話です。
なんだかモヤモヤが続くので、ブログに書いてスッキリしようと思います。
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モヤっとその1
周りの人というのは、主に私の妹です。
私の妹は今ワーキングホリデーでオーストラリアに住んでいるんですが、日本に帰りたくて仕方がないらしいのです。
主な理由は、
「家族に会えないのが辛い。家族に会いたい」
「オーストラリアには友達がいない、日本には沢山友達がいて毎日楽しかった」
「なんだかとても孤独」
こんな感じです。
海外に住めば誰にでも起こり得る至って正常な理由です。
妹から、
「お姉ちゃん台湾に留学よく一人で行ったよね(私は今のダーリンに出会う2年くらい前に台北に一人で留学していました)、孤独だとか、寂しいとか思わなかったの?」
と聞かれました。
「私はオーストラリアに来て初めて孤独を味わった。こんなに辛いとは思わなかった。」
とも言われました。
ここでモヤっと発生です。
私は正直、台湾でそんな風に思ったことはなかったんですよね。
というとちょっと嘘ですが(笑)、正確には私、日本での一人暮らしサラリーマン生活のほうがよっぽど孤独で辛くて夜になると意味もなく涙が出てきたりしてなんなら明日死んでも良いと毎日思って生活してましたからね。
それに比べたら台湾でカルチャーショック受けたり街の汚さに絶句したり中国語が難しすぎて泣いたりなんて、別にどうって事なかったのです。
なので、私にとって日本での辛さに比べたら台湾は天国だったという事です。
そして最大のポイントは、台湾に留学するという道を自分で決めたという事です。
自分で日本での一般安定サラリーマンコースから道を逸れて、将来どうなるか先行き不明な海外留学コースを選んだのですから、それでどんな辛い思いをしようと何があろうと自分で決めたことなので納得できたのです。
ぶっちゃけ辛かったら最悪諦めて日本に帰ればいいだけの話ですしね。
でも妹は口では「日本に帰りたい」と言っていても、本気で日本に帰るという選択肢はないようなのです。
なのにオーストラリアで積極的に友達を作ろうとか死ぬ気で英語を勉強してみようとか(自分が英語があまりできないのがコンプレックスなんだそうです)、今の現状を変えようとしていないのがとってもとってもモヤっとしているのです。
自分で決めて行ったことなのに、現状を変えずにずっと辛い辛いと言っているのはもったいないなぁと。
本人にも「友達を作ったら楽しくなるし、英語も勉強になるしで一石二鳥じゃない?」と話してはみたのですが、あまりその気はないようです。
しかし、妹の気持ちも何となくわかります。
彼女は私と違い家族ともとても仲がいいし家族が大好きだし、友達と遊んだりパーティーしたりも大好きで、かなりの頻度で友達と遊んでいました。
日本での仕事も大好きだったようで、「毎日とても楽しい!」と点数でいったら90点くらいの状態だったわけです。
でもオーストラリアに行って、仕事内容は日本で好きだった仕事とは全然違うし(それでも運よくそこそこの職が見つかり仲間とも上手くいっているそうです)、仲の良い友達もいなくて点数でいったら40点くらいになってしまったわけです。
この50点分の落差は大きいんだと思います。
でも私の場合、日本で家族とは心の底から話せるような感じではないのであまり会っていなかったし、そのため「いざとなった時誰も頼る人はいない!頑張らないと!」と常に気を張って、孤独感を感じていました。
気心知れている長年の付き合いの友達は沢山いましたが皆専門職なため働き盛りでたまに会うくらいで、働いていた会社は大きい会社で素敵な仕事でしたが本当にやりたい事じゃないような気がして「このまま一生生きていくのかなあ、なんだかなあ」と思っていました。
そんな感じで点数でいったら2点くらいだったので、台湾に来てカルチャーショックもろもろでも40点くらいの生活になっても自分史上最高得点でした(笑)
それでも私も台湾で最初は住むとなると旅行とは全然違って挫折しまくりで、友達も最初は全然できなかったし中国語も全然だったし、彼氏ができても彼氏の文化について行けず喧嘩三昧でボロボロになったりと色々ありましたが、
やっぱり中国語も上手くなりたいし台湾生活楽しみたいと思い、ある時期から自分から人が集まるような場に出かけて積極的に友達を作るようになり、それで友達も徐々に増えて行って40点の生活から90点くらいの生活を送れるようになったのです。
あー楽しかった、留学。本当に友達の皆のお陰です。
ちなみに台湾留学を経て死にたいとかあまり思わなくなりました。多分多少楽観的になったんだと思います。
そんな留学時代でした(笑)
なので、妹もせっかく自分が好きで行ったんだから、自分で何か行動して楽しく生活できるようにするなり、日本に帰るなり他の国に行くなり何かアクションを起こして楽しんだらいいのになぁ。。。時間が勿体ないなぁ。。。
若いのは今しかないのになぁ。。。
と、もうすぐ三十路の姉は思うのでした。
モヤっとその2
台湾に嫁いできている奥さんの殆どは、できれば時間があれば、旦那が許す限り、日本に帰りたいと思っています。
皆とは言いませんが、そういう人が多いです。
台湾に永住しているんだから、「帰りたい」と言わない限り帰れないし、それは当たり前だと思います。
でも私、最近ふと「自分がもし永住だったら、日本に帰りたいと思うかな?」と考えてみたんです。
殆どの人が、
「日本に帰る=実家に帰る=とっても快適☆やっぱり自分の家族って最高♡」
という事になるとは思うんですが、それがモヤっとなんです。
先月1年ぶりに一時帰国して思ったのですが、やっぱり今も昔も実家に私の居場所はないんです。
まぁ私が勝手にそう思っているだけかもしれませんが、「実家に帰って、ホッとする」という感覚があまりなく、むしろとても緊張してそわそわしながら過ごしていました。
夜もあまりよく眠れず、毎日すごく疲れました。
疲れすぎて、欲しい欲しいと思っていた日本の服も1着も買わずに帰ってきました。
でも、日本は本当にいい国だと思います。良いものが安く手に入るし、清潔だし安全だし。
だから、もし永住だったら食糧調達とか、必要物資の調達をしに定期的に日本に帰りたいとは思うと思います。
でも実家に帰りたいかと言われたら・・・・・・とても微妙です。
よく、
「家族に会いたいでしょ??家族に会えないの寂しいでしょ??」
と言われたりしますが、いつも苦笑いです。
「日本で社会人生活をしているときから特にあまりかかわりがなかった・・・」とか言おうものなら、「えっ!?」っと怪訝な顔をされてしまいますしね・・・(^-^;
まぁ、妹とは仲がいいので会えるなら会いたいとは思いますが。
あと、離れて住んでいる母方の祖母の事は気がかりですね。
一時国して改めて思ったのが、今の私にとって、
気を使わなくてよくて、何でも話せて、一緒に居て楽しくて、笑って話せて、信じあえて、私の事をわかってくれてわかろうとしてくれる、そんな家族はダーリンだけです。
まぁ実家の家族も、私の事が嫌いというわけではないと思いますし、私も嫌いというわけではないのですが、実家の家族と居るととても気を使ってしまい疲れてしまうのです。
なので、日本でも台湾でも、どこの国でも、ダーリンがいるところが私の家なんだなって思います。
だから、実家に帰りたいと本当にあまり思わないんですよね。
喧嘩したとしても、家を飛び出しても、私の帰るところはダーリンがいる家しかないんだなって、プチ家出したときに思いました(笑)
正直「いつも海外に住んでいる私を心配して親が食べ物とか送ってくれる」とか、「実家に帰ると何でも親がやってくれるから本当に楽、超快適!」と言う友達が羨ましくて涙が出そうです。
日本の友達の親エピソードもとても暖かい話ばかりなのですが、台湾人家庭も尋常じゃなく子供に対して優しいので、もう聞くたびに羨ましすぎて毎回若干胸が締め付けられる思いです。笑
でもまぁ仕方ないです。
こんな話あまり人にも話さない(というか話せない)ので、モヤッとしてもいつもダーリンに話すくらいでしたが、
このモヤっともいつか何年後かに見返した時に面白いかなと思いブログに書いてみました。
今回はそれだけです。笑