台湾での居留証の取得方法(国際結婚)。入籍~居留証取得までの全過程とその方法
こんにちは、keddyです。
苦節3ヶ月、ようやく台湾の居留証をゲットすることが出来ました!!
大変でしたよ・・・(*_*;
台湾人男性と結婚した日本人の私が、台湾で居留証を申請して取得した方法を記録しておきます。
※申請:2015年12月 取得:2016年2月 時点のもので、
台湾で生活している夫婦(台湾人男性×日本人女性)の婚姻、台湾で申請の場合です。
方法は変更になっている場合があります。
(台湾の制度はよく変わります!)
「今後国際結婚で居留証申請する方の参考に少しでもなれば」と思い私達が行った方法ありのままを書いていますが、
夫婦・個人の状況によって異なることがあります。
実際に居留証を申請する際には、直接台湾の機関にお問い合わせ下さい。
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居留証取得までの流れ
居留証取得までの流れを簡単に書くとこんな感じです。
1.入籍 → 2.居留証申請の準備 → 3.居留証申請 → 4.台湾移民局の審査待ち → 5.居留証取得
1.入籍
台湾人と入籍することにより、居留証を申請する権利が発生します。
日本で入籍→台湾で入籍 の場合
私たちは先に日本で入籍し、その後台湾で入籍しました。
方法:
1.日本で入籍する。
名古屋市の某区役所で入籍しました。
台湾人との入籍方法は、お近くの役所にお問い合わせ下さい。
日本での入籍方法(私たちの場合)について詳しくは→台湾に駐在中の台湾人と日本で入籍する方法
2.戸籍謄本を持って日本の「台湾経済文化代表処」へ行き、戸籍謄本の認証をしてもらう。
詳しくは→台北駐日経済文化代表処で、入籍手続き準備と停留ビザの申請をしてきました[日台国際結婚]
3.認証済み戸籍謄本と配偶者の各種書類を持って台湾の役所に行き、入籍手続きをする。
台湾での入籍方法について詳しくは→台湾で台湾人と入籍しました!入籍の方法や持ち物など
台湾で入籍→日本で入籍 の場合
私たちは先に日本で入籍だったので、聞いたことだけを書いておきます。
(実際にやっていないので、間違っているかもしれません・・・)
詳しくは直接台湾の機関にお問い合わせ下さい。
方法:
1.日本で独身証明書を取得し、「台湾経済文化代表処」で認証してもらう。
2.認証済みの独身証明書と配偶者の各種書類を持って台湾の役所に行き、入籍をする。
3.戸籍謄本を日本の交流協会に持って行って認証してもらい、日本の役所で認証(=入籍)してもらう。
2.居留証申請の準備
台湾で居留証を申請するための準備です。
居留証申請のための書類
居留証申請に必要な書類は、以下の通りです。
- 無犯罪証明書
- 証明写真
- 健康診断結果
- 今住んでいる家の賃貸契約書
- パスポート・身分証(台湾人)
- 台湾の戸籍謄本
無犯罪証明書の取得・認証
居留証申請のためには、認証された無犯罪証明書が必要です。
日本での取得の場合
1.自宅の最寄りの警察署で取得します。(代理取得は出来ません。詳しくは警察へお問い合わせ下さい)
2.台湾経済文化代表処に持って行き、認証してもらう。
台湾での取得の場合
交流協会で取得します。
私は台湾で取得しました。→台北の交流協会で無犯罪証明書を申請してきました。申請方法と持ち物について
交流協会での取得の場合には、既に台湾政府から認証されているので、認証手続きは要りません。
証明写真について
(注意!)証明写真のバックは白色のものと決まっています。
私は知らずに日本で撮った証明写真を持って行ったら、バックが青色だったのでダメだと言われて、
わざわざ証明写真を取りに行く羽目になりました・・・。
健康診断を受ける
居留証の健康診断を扱っている指定の病院に行き、健康診断を受けます。
自分の住んでいる最寄りに指定の病院があるかは、台湾の移民局へ直接お問い合わせ下さい。
(注意!)結果が出るまで、最低1週間はかかります。
私たちは「結果とかその日にわかるっしょ」くらいに思っていたため、
1週間もかかるということを知らずに停留ビザの滞在期間ギリギリのところで健康診断を受けてしまい、
健康診断結果を受け取るまでに停留ビザが切れる予定になってしまうという出来事が発生しました・・・。
もちろん速攻移民局に停留ビザの延長手続きに行き、すぐに延長したので良かったのですが、
もし居留証を取得するまでに停留ビザが切れたら日本へ強制帰国で、
また1から全てやり直しになってしまうので注意してください!
ちゃんと日本に帰ればまだいいですが、うっかりオーバーステイなんてことにならないように気をつけましょう。
(オーバーステイ歴があった日には居留証の申請に通らないかもしれないですしね・・・)
今住んでいる家の賃貸契約書
台湾の戸籍謄本に記載されている住所の家に住んでいる場合には、必要ありません。
私たちの場合は、台湾の戸籍謄本の住所はダーリンの実家の住所であり、
私たちは別の家に賃貸で住んでいるため、
家の賃貸状況や住所を知らせるために必要でした。
3.居留証申請
日本で居留証申請
私たちは台湾でしましたが、日本の台湾経済文化代表処でも出来ます。
というか普通は(少なくとも私達が聞いたときには)、「日本で申請して下さい」と言われます。
台湾の外交部に「台湾で入籍するからビザを申請したいがどうしたらいいか」と質問すると通常は、
「日本で直接居留ビザ(配偶者ビザ)を申請して下さい」と言われます。
恐らく「これから台湾人と結婚して居留証を取得するぞ」という日本人は、この時点では日本に住んでいる事が多いからかもしれません。
あなたが日本に住んでいるなら、もちろん日本で直接居留証を申請・取得したほうが楽です。
日本で申請するぞ!という方は、直接台湾の機関にお問い合わせ下さい。
私のような、色々あって既に台湾人夫と台湾で暮らしているので、
日本に行って居留証を申請するのは困難だという人は、台湾から申請することもできます。
台湾で居留証申請
★台湾で居留証申請が出来る条件★
停留ビザ等(私は停留ビザでした。学生ビザと就労ビザの場合はわかりませんが、できるかも??)のビザで台湾に滞在していること。
旅行ビザ(ノービザ)からの居留証申請・切り替えは出来ませんので、ご注意ください。
詳しくは→台北駐日経済文化代表処で戸籍謄本の認証と停留ビザ取得の方法[入籍・居留証申請準備]
(私はこのことを知らず旅行ビザで台湾に入ってきていたため、
1度日本の代表処に行って停留ビザを申請してまた台湾に戻るという作業が発生してしまい、
めんどくさかったですし渡航費もかかりました・・・。)
★申請方法★
台湾人配偶者と2人で、2で準備した書類を持ってお住まいの地域の移民局に行き、申請手続きをします。
移民局の受付で「居留証の申請をしたい」と言って、指示に従います。
私達が申請したときの話→台湾で居留証取得の際には、自宅に軟禁される事が判明![国際結婚]
4.台湾移民局の審査待ち
居留証を申請すると、私たちの婚姻が偽装結婚でないか、私がビザなしで不法労働をしていないか等
この婚姻に怪しいところが無いか、本当に居留証を発行して大丈夫な人物なのかを確認するため、
台湾移民局からの抜き打ちお宅訪問がある場合があります。
(居留証申請した人全員に対してやっているのかどうかは不明です)
その抜き打ち訪問の際に外出をしていると、「家にいない=家を見せることが出来ないのか?=やましい」と判断されて、
居留証申請が通らない場合がありますので、申請中の期間はむやみに外に出歩けないという厄介な出来事が発生します(笑)
そして抜き打ちお宅訪問の際には、婚姻に対してあらゆることを根掘り葉掘り聞かれ、
家中の隅々まで見られて写真まで撮られますので、やましくなくても心の準備をしておいてください(笑)
私たちの抜き打ちお宅訪問時の話→台湾移民局の突撃お宅訪問がなかなかえげつなかった件。訪問時にチェックされることまとめ[国際結婚]
5.居留証取得
移民局の審査が通ると、晴れて居留証をゲットできます。
お疲れさまでした!!!
我が家の場合は移民局からダーリンに「○日に居留証を取りに来てください」と電話があり、
ダーリンが有休を取ってくれて一緒に取りに行きました。
取りに行くときは、夫婦2人で取りに行く必要がありますよ~。
受け取るときはあっさりしたもので、本当に受け取っておしまいでした(笑)
私たちの場合は結局申請から取得まで約3ヶ月の期間がかかりましたので、
居留証申請の際には時間に余裕を持っての行動をおすすめします!
居留証
私の居留証です!
名前は私が台湾での入籍時に作った中国語名の「林芯如」と、パスポートの本名の両方が記載されます。
居留理由の依親ー夫 のところにダーリンの名前が記載されています。
期限は1年間になっています。
これを見ると1/30には発行されたことになっているのですが、私達が連絡を受けて取りに行ったのは2/19日でした。
発行されてもすぐには連絡がもらえないという事なのでしょうか・・・。
これでやっと私も「身分証の提示」的な事が発生したときに、わざわざパスポートを持ち歩かなくても良くなります(笑)
私たちの居留証申請体験談
私たちは元々台湾に住む予定はなく、ダーリンの仕事の都合で数ヶ月だけ台湾に滞在したらすぐに日本に帰って住む予定でした。
なので私は旅行ビザで台湾に滞在しており、台湾での入籍も私の居留証の申請も、元々は全くする予定が無かったのです。
しかし色々あってなかなか日本に帰れないまま1年が過ぎてしまい、
私が旅行ビザなので最低でも3ヶ月に一回は出国しているため、このままでは我が家の経済が破たんしてしまうという危機にさらされ(笑)、
それで急遽、「居留証を取ろう!そのためにまず入籍だ!」となったのです(笑)
お金と時間と手間がかかります
私たちは元々台湾での居留証申請について何も調べていなかったのに加え、
台湾が生活拠点だったため色々と面倒くさい目にあいました(笑)
手元に「3ヶ月以内に取得した日本の戸籍謄本」なんてあるわけないので親に頼んで代理取得して貰って送ってもらったり、
戸籍謄本の認証のために日本に行ったり、
旅行ビザの私は台湾で居留証申請・切り替えが出来ないので、日本に行って台湾経済文化代表処で停留ビザを取得して戻ってきたり、
日本の警察で無犯罪証明書の取得をしなければならないところを、
もう台湾に住んでしまっているため日本での取得が難しく、代理取得もできないため台湾で無犯罪証明書を申請して数ヶ月待ったり、
時間や手間だけでなく、日本への渡航費や各種書類申請費・手数料に交通費とお金もたくさんかかりました。
移民局も、台北市在住の人は小南門に行くだけだからいいのですが、
新北市の移民局はとんでもなくおかしなところ(田舎)にあり、遠いです。
車じゃないと正直厳しいです。
中壢と移民局の往復、汐止と移民局の往復も一苦労(主にダーリンが)でした。
途中でダーリンが「台湾なんでも金かかりすぎだろ!!!貧乏人は結婚しちゃだめって事なのか!!!」と役所の人にキレ、
「査証は、規則ですので」と役所の人になだめられたりと、色々ありました(笑)
台湾移民局と外交部への質問や対応は台湾人ダーリンに任せるべし
台湾のお役所仕事はかなりのレベルなため色々な事がスムーズにいかないのですが、
怖い台湾人が直接喧嘩腰に話してくれると若干スムーズにいったりします(笑)
ダーリンはキレながらも、台湾外交部と移民局への質問は全て直接電話で行ってくれたため、
私としてはとってもとっても助かりました!
私はいつも横で「フーン」といいながらお菓子を食べていたくらいで、苦労して聞いてくれたのはダーリンです(笑)
ダーリンありがとう♡
以上です!
無事居留証がゲットできたので、これでやっとハネムーンに行けるかしら!?ヽ(^o^)丿
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