国際結婚で「結婚したら妻が夫の国へ移住するのが普通」という風潮が不公平に思える話
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国際恋愛・結婚
こんにちは、keddyです。
世の中、国際結婚では「結婚したら妻が夫の国へ移住するのが普通」みたいになっていますが、時々それはどうなのかなぁと思うのです。
日本人女性×台湾人男性の夫婦の殆どが、台湾に永住しています。
(今回の話は全て日本人女性×台湾人男性の夫婦についてです)
もちろん夫婦合意の上で、「夫のいる台湾に住みたいわ」「俺も台湾で暮らしたいぜ」という事であれば全く問題ないのです。
もしくは、「俺が完全に養うぜ!」という男性が旦那の場合、又は奥さんも働くがパートの場合などは、
一家の大黒柱の旦那が「俺の仕事は台湾にあるんだ」というなら家庭の経済面から台湾に住む流れは普通だと思うんです。
ただ、
台湾に住んでも正社員でバリバリ働く予定だという奥さんが日本永住を希望する場合に、旦那が奥さんに台湾永住を強要するのが個人的にちょっとどうなのかと思うのです。
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夫が妻の国へ移住してもいいじゃないか!
台湾でも奥さんが将来的に正社員で働くという場合は、彼女は旦那と対等な関係にあると思います。
ここでいう対等とは正社員という事もそうですが、その場合日本に住んでも台湾に住んでもどちらかがとても苦労するという点で同じということです。
例えば、よく台湾在住の日本人奥さんから「うちは旦那が日本語が話せないから日本に移住は嫌だって言うのよ」というお話を聞きますが、
奥さんだって初めから中国語がペラペラだった人は少ないんじゃないかと思います。
ほとんどの奥さんが、
旦那のために今まで興味がなかった中国語を1から勉強し、
旦那のために今まで考えもしなかった台湾生活に慣れるように努力し、
その上慣れて来たら家計のためと台湾で仕事を探して働く奥さんもいます。
それに対して旦那のほうは仕事があるからという理由で、
日本語は話せないままで、(もちろん話せるように努力したり、元から話せるという人もいますが)
結婚してからの生活も自分の国なので奥さんほどの苦労は無く、
更にその上奥さんが台湾生活に慣れて来たら「台湾では女性も皆仕事をするんだから、仕事をしたら」と就活を勧める人までいるというではありませんか。
キェーーーーーーーー!!!何という不公平!!!!!!ヾ(`Д´*)ノ”
・・・すみません取り乱しました。笑
だったら、奥さんが「日本で仕事があるから」という理由で日本に移住し、
旦那が奥さんのために今まで興味がなかった日本語を1から勉強し、
奥さんのために今まで考えもしなかった日本生活に慣れるように努力し、
その上慣れて来たら家計のためと日本で仕事を探して働いてもいいんじゃないでしょうか?!?!
「でも家族の近くを離れたくないし」と家族を大切にする台湾の男性は言うかもしれません。
でも家族と遠く離れて住むのが嫌なのは、女性だって同じなはずです。
「おいおいkeddy、君んとこの旦那は日本大好きで日本語が話せるじゃないか、しかも将来日本に住む予定だろう?何をそんなにアツくなっているんだい!?」
という声が聞こえてきそうですが(笑)、
私がこんなにアツくなっている原因は、友達の台湾在住の奥さんで本気で日本に住みたいと思っている人達がいっぱいいるからです。
私はとても友達の心情に感情移入してしまうタイプなので、「本当に、日本に住みたくてたまらない・・・」と言われてしまうともう居てもたってもいられなくなるのです(笑)
他人のくせに、
「ちょっと!あなたの奥さんあなたのために慣れない台湾でこんなに頑張ってるのに、あなたはそれと同等の努力をしているのかい!?」
と旦那に言ってやりたいくらいですが失礼極まりないので言いません。笑
海外での0からのスタートは予想以上に大変
多分旦那さんも、台湾生活でのサポートは色々してくれていると思います。
それでも、興味もなかった外国で1から語学を勉強するというのはそんなに簡単なことじゃないと思うんです。
興味があった私でさえ旅行や留学生活と台湾人との結婚生活というのは全く別物だと思うくらいなのですから、元々興味がなかった人にとってははじめはかなり苦痛かもしれません。
私はたまたま自分の趣味が中国語で台湾が好きで旅行や留学で来たことがあってからの、たまたま台湾人と結婚したので良かったですが、本当にラッキーだったとしか言いようがありません。
だって恋に落ちるのは、理屈ではありませんからね・・・・。
これがもし恋に落ちたのがインド人とかだったら、
基本的な挨拶や1人称すら知らないインドの言葉を1から勉強したり、全く興味の無いインドの文化に慣れたりするのは相当しんどいと思うんです。
インドの言葉もインドの文化も慣れてしまえばもしかしたら素晴らしいものかもしれませんが、慣れるまでには相当な体力と精神力を要することは安易に想像できます。
それでも「愛する夫のために」と努力している私の友達たちは、皆女神のような心の広さだと思うんです。
旦那を養ってでも日本に住みたい日台夫婦の奥さんの話
どうしても日本で暮らしたい友達は、ついには「最後の砦!」と、旦那にこう言ったそうです。
日本に住んだら私が仕事をするからあなたは働かなくても良い、だから日本で暮らしてほしいと。
全私が泣きましたよね(´;ω;`)ブワッ
そこまで!!!そこまで言ってくれる奥さん絶対にいない!!
女神!!女神すぎる!!!
だって、旦那を養う宣言ですよ!?
そこまでしてでも日本に住みたいと思っている奥さんに対しての旦那の答えは、「NO」だったそうです・・・・・・・・・・。
もうね、私が辛い。泣きたい。←第三者
何でそこまでして頑なに台湾に住みたいのか、母国への強い想いがあるのは奥さんも一緒なのに、どうして移住してあげないのか。
世の中不公平だわ!!!!
女性は柔軟
個人的な考えになるんですが、女性のほうが男性よりも色々と柔軟なんだと思います。
「台湾に嫁ぐなんて思ってもいなくて、中国語も全くわからないし・・・」と言っていた奥さんも2,3年すれば中国語を日常的に話し市場で買い物をし旦那の家族とも交流したりしているのを見ると、女性ってすごいなぁと思います。
逆に男性が同じ立場に立った場合、そんな風に柔軟に適応できるのかはわかりません。
日本に住んでいる台湾人の男性で日本人の妻がいる人は、元から「日本で頑張る」という強い意志と覚悟がありその覚悟の元に努力を重ねてきた結果、日本で暮らしているという人が多い気がします。
(だからなのかはわかりませんが、日本に移住している台湾人男性は優秀な人が多い気がします)
夫婦どちらかの負担やストレスが大きすぎるという事の無いように
外国に住むというのは多かれ少なかれ努力が要ることです。
国際結婚で夫婦になったからには、どちらの国に住むにせよ、どちらかの負担やストレスが大きすぎるという事なく暮らしていきたいですね。
私も台湾でダーリンに頼りすぎないように気を付け、日本では全力でサポートしようと思います。
——–
ちなみにダーリンは私と結婚前に日本に住むと決めたとき、既に親の死に目に会えない覚悟までしたそうです。
海外に永住ってそういうことかもしれません。
そんなダーリンはとても努力家です。
一緒にいると有難みを忘れかけてしまいますがいつも頑張っているので、帰ったらヨシヨシしてあげよう(^w^)
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