私が台湾人夫と結婚することを決めた決め手について【国際結婚】
こんにちは、keddyです。
このブログを読んでいただいている方はご存知の通り、私は
- 国際結婚(台湾人男性と結婚)
- スピード結婚(出会って約4ヶ月)
- 結婚と同時に台湾へ移住
した者です(笑)
(ちなみに授かり婚ではありません)
国際結婚もスピード結婚もしなかった保守的慎重派な私の地元の友人たちは、私が結婚した時にはとても驚いて
「国際結婚って不安じゃなかったの!?」
「しかもスピード結婚って、一生の事なのに迷いとか不安とかはなかったの!?」
「なんで結婚しようって思えたの!?決め手は何だったの!?」
など、色々と質問攻めにあったものです(笑)
女性にとっては結婚・出産は人生が大きく変わる可能性がある一大イベントですし、外国人との結婚で海外へ移住ともなると更に大きな変化となるので、
普通はゆっくりじっくり本当にその人でいいのか考えてから決めるほうが多いと思います。
なので、質問攻めにしたい友人たちの気持ちはとてもよくわかりますし、私ももし自分が海外にあまり興味がないタイプで身近にそんな人がいたら絶対に根掘り葉掘り聞いていたと思います(笑)
また身近なところでは、最近海外に住んでいて外国人男性(台湾人ではないですが)とお付き合いしている私の妹が結婚するかどうかで非常に悩んでいました。
最初は「まさかの我が家から国際結婚カップル2組目誕生か!?」と盛り上がっていたのですが、どうやら体の健康を害する程悩んでいるようで、結果結婚しない方向で話を進めるようです。
そんな妹を見ていて、当時の私はそこまで結婚前に悩まなかったし、もちろん本人同士の相性というのはあるのでしょうが、妹を取り巻く環境や経験も、私の当時のものとは違っているからかもしれないなぁ、とぼんやりと結婚当初の事を思い出していました。
私とダーリンの結婚(入籍)までの道のりはたった4ヶ月と非常にスピーディでした。
入籍したその翌日に台湾に旅立つことになっていて(移住もスピーディw)、私たちはこの夜「入籍できてうれしい!」という気持ちよりは、
「本当に結婚してしまった・・・・これから何とか頑張らないと(お金もないし)」と現実の重圧を一気に感じて不安で2人で泣きました(笑)
台湾人は結婚関係のお金は親が出すところも多いですが、うちは全部自分たちだったしダーリンは貯金が全然なくしかも派遣社員だったので、今後の仕事とお金の面でのプレッシャーが凄かったです(笑)
今回は、そんな私たちがなぜスピード結婚したのか、私は外国人であるダーリンをなぜ選んだのか、なぜ4ヶ月という短期間で結婚を決めたのかなどを書いていきたいと思います。
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当時はあまり結婚願望が無く、日本人と結婚するものだと思っていた
たまに「国際結婚=外国人と結婚したかったの?」と思われることもありますが、私の場合は全然でした。
むしろ普通に日本人男性と結婚するものだと思っていました(笑)
台湾が好きな人だと「絶対に台湾人男性と結婚したい!」という人もいるのですが、私は台湾好きでもそういう考えに至ることは無く、むしろ過去の経験から「私はやっぱり日本人男性の方が向いてるのかもかなぁ」と思っていた程でした。
(過去に台湾に住んでいた頃台湾人の男性とも数人お付き合いしたことがあり、その時の相手とはあまり性格があわなくて結局お別れしてしまったことがあって、
その時にリアルな台湾の文化を自分なりに身を持って学んで、「私はもしかしたら(性格が)台湾人っぽい台湾人男性とは合わないのかな」と感じており、
以前お付き合いした日本人男性たちとのほうが性格が合っていた気がしていたので、「結婚するならまあ日本人かな」と何となく思っていた頃でした。
(特に外国人が嫌ということではなく、「縁があれば何人でもいいけど、多分日本人だろうなぁ」くらいに思っていました。))
また結婚願望が高かったわけでもなく、私がダーリンと出会った当時、私は日本に住んでおり正社員で仕事もしていて忙しかったので、特に「今すぐ結婚したい!」と思っていたわけではありませんでした。
なので自分が台湾人とスピード結婚することになるとは夢にも思っていませんでした(笑)
ダーリンが「結婚したい!」と猛アピール!そして私は・・・
当時私は28歳、「今すぐ結婚したいというわけでもないけど、付き合うならある程度結婚も視野に入れてくれる人と付き合いたい」と思っていました。
そんな時ダーリンと付き合う事になったのですが、きっかけはダーリンが私に一目惚れ!
そしてなぜかやたら結婚願望があったダーリンからの猛烈アタックが始まったのです。
私たちは日本で出会ったのですが付き合って間もなくダーリンは台湾に仕事のため住むことになり、遠距離恋愛になりました。
遠距離恋愛に耐えられない結婚したくてたまらないダーリンは毎日電話で猛アピール!
自分の良さをプレゼンテーションして来ると同時に、
「入籍は○月くらいでいいかな?結婚式はとりあえずやらないけど新婚旅行はヨーロッパとかどう?keddyは○月くらいに仕事を辞めて台湾に引っ越してきてね!住むところは田舎になるけど、僕がkeddyを不便させないようにがんばるから!」
と、まだ私が結婚に同意したわけでもないのにサイコストーカー並みの発言をリアルにしていました(笑)
(そしてそのアピールは今思えばだいぶ盛られていました・・・騙された!笑)
「私が何月に仕事辞めるとか、いやいやそんな勝手な・・・」と思って少し困る反面、本当に心から私と結婚したいんだなという真っ直ぐな気持ちが伝わってきて、結婚願望が全く無い人よりは好感度が高かったです。
ダーリンは口だけでない証拠に、結婚への具体案を色々と出してくれました。
それまで結婚に対してこんなに積極的な男性はいなかったので、「こんなに結婚に対して積極的な人なら結婚してもいいかもな」と思いました。
しかしそれだけでは結婚という人生の重大イベントの決め手にはなりませんよね。
決め手になったのは大きく分けると二つ、彼の人間性に関してと、台湾へ移住することなど私とダーリンの相性以外の外的要因です。
彼の人間性に関して
これを言うとダーリンに「僕ってこんなにイケメンなのにまだ何か不満があるの~!?」と怒られるのですが、私は結婚するなら性格重視だと思っていたので、ダーリンは完全に私のタイプではありません(笑)
私は切れ長の目のしょうゆ顔がタイプなのですが、ダーリンはとても濃厚なソースです。濃っ!!!
なので出会った時も私は全く彼のことは眼中にないどころか何ならダーリンがかなりのKYだったため、「うわーこの人はマジでないわーー友達でも厳しいわー」と思っていたくらいでした(笑)
しかし私の個人的な分析によると自分から好きになった人とより、重いくらいに愛された方が自分には合ってるという傾向があったので付き合ってみたところ性格は合うほうなので良かったです(笑)
基本的に性格やノリはまあ合うほうなんじゃないかな、と思っているのですが、結婚を決めるにあたり「ここが特に良かった!」と思った部分を挙げます。
価値観が近く、彼が自分に無いものを持っていたから
ダーリンは今までお付き合いした人の中で外見は一番タイプではなかったのですが(失礼w)、一番性格がしっくりくる、価値観の合う人でした。
価値観も色んなものに対する価値観がありますが、結婚で特に大事な金銭的な価値観はまあ近しいほうだと思います。
特に日本人と台湾人だと金銭的な価値観が合う合わないの問題が出やすいので、注意ポイントだなぁと思っていました。
人間なのでもちろん価値観が違う部分も沢山あって激しい喧嘩も沢山しましたが、合わないところはお互い少しずつ歩み寄りの努力をしているし、全体的な価値観は合っているほうなんじゃないかなと今でも思います。
また性格では、ダーリンは「ポジティブ・自信家・楽天的」と私に無いものを持っているのでそこに惹かれました。
私は自分の性格上似た者同士だと共倒れする可能性があると思っていたので(笑)、自分に無いものを持っている人が良かったのです。
誠実な人だと感じたから
結婚するなら誠実な人がいいと思っていたので、この人は誠実なのかどうかを早急に見極めないといけないと思っていました(笑)
台湾と日本で遠距離恋愛しているカップルを見ていると、「彼氏、実は台湾にも女が居たんだよね・・・」とかいう二股されてたドロドロ展開になることも結構あるんです。
浮気する人は絶対に無理ですので、注意して目を光らせていました(笑)
しかしダーリンの場合はその点とても安心でした。嘘が付けないのです(笑)
彼はストレートな言いたいことは思ったらすぐに直接口に出して言ってしまうような性格で、それがKYだとかデリカシーがないと感じることもあるのですが(笑)、嘘をつかない(つけない)人なんだと好感が持てました。
また、元々喫煙者だったのですが、私がタバコを吸う人だけはどうしてもダメで、「タバコを吸う人とは結婚できない」と言うとがんばって禁煙してくれました。
長年吸っていたタバコをやめることは簡単なことではないと感じ、「この人は本気で私との結婚を考えているんだ」と心に響きました。
自立心・責任感の強い男性だと感じたから
私は自分が一人暮らし歴が長かったですし一人で海外に行ったりなど自立しているほうだったので、自立している人のほうが話しが合いやすいというのがありました。
台湾人の男性は兵役があるため(今後はなくなるらしいですが)社会に出るのが遅く、同年代の日本人男性に比べると少し幼いところがあると個人的には思います。
特に日本の大企業でバリバリ働いていた同期の男性を見慣れていた私にとっては、同年代の台湾人男性ののんびりさや結婚に対する意識が私のかつての同期と違い過ぎて困惑したくらいです。
もちろん台湾人男性も色々で、若いころから起業したりして自立してしっかりやっていたり家庭を持って養っている人もいるのですが、30代でも独身実家暮らしの男性も沢山居るので、全体的に見ると同い年の日本人男性よりは頼りがいがない人が多いのかな?と思っています。
そんな中ダーリンは一人暮らしで(日本ではいい歳の男性が一人暮らしは珍しくないですが、台湾では実家暮らしが沢山います)派遣で給料は安いですがそれでもなんとか自立してやっていたので、そこは尊敬できました。
(まあ嫁になると苦労するんですけどね!笑)
また結婚に対しての責任感が強かったことも魅力的だと感じました。
台湾はとても離婚率が高く離婚は珍しくない国なので、暴力や酒癖女癖ギャンブル癖がなかったとしても「性格が合わないから」で離婚する人は沢山います。
しかしダーリンは、「僕は結婚したら簡単に離婚したいという考えにはならない。問題は夫婦で話し合って解決していこうと思っている」と言っていたのが印象的でした。
私の事をとても愛してくれているから
一番基本ですが、やっぱりこれですね。
愛がないと結婚は出来ない派なので・・・。
ダーリンは今でもあいさつのように「あいらぶゆー!」と大声で叫んできます(ムード無し。笑)
外的要因に関して。国際結婚で、結婚を機に台湾へ移住することについて
では次に、私とダーリンの性格や相性以外の問題についてです。
国際結婚といえばここが一番の問題になってきますよね!
海外に移住するわけだし、お互い「好き」というだけでは・・・・という話です。
お互いの国が好きだということ
私は台湾が好きだし、ダーリンは日本が好きでした。
単純な事ですが、お互いの国を好きだという事は結婚する上で重要だと思っていました。
もし私が台湾のことをあまり好きではなかったり、ダーリンが日本の事を嫌いだったとしたら、いくらダーリンの事が好きだとしても結婚は考えていたと思います。
台湾移住への不安が無かった理由
「結婚を機に台湾で暮らすことへの不安は無かったの?」と良く聞かれますが、私は運良く台湾への予習がバッチリだったため、台湾で暮らすことへの不安はありませんでした。
私は過去に台湾の台北に留学で一人暮らしをしていた経験があったので、その経験がとても役に立ちました。
台湾で(一般庶民の)台湾人と同じような暮らしをし、台湾人の友達がいたり台湾人男性とのお付き合いの経験があって、なんとなく台湾のことを知っていたので、「よくわからない未知なる世界への怖さ」というのが無かったのです。
- 過去の一人暮らしの経験から台北のあたりは土地勘があった
- 現地の人の(駐在員やお金持ちではない一般庶民の)生活水準など暮らしぶりを知っていた
- 元彼とのお付き合いの経験から、台湾人の恋愛や結婚観や台湾人の傾向などを何となくわかっていた
- 中国語が話せた
これらを知っていたことは大きいと思います。
この台湾についての事前知識があったことと中国語が話せたことにより「文化も風習もよくわからない場所に嫁ぐ」という感覚が無かったので、あまり怖さや不安はありませんでした。
その事が「まあ台湾なら移住しても多分やっていけるだろうし、結婚してもいいかな」と思えた理由の一つです。
もしダーリンがもしサウジアラビア人とか(?)私が全く行った事も住んだこともない国の人だったら、「自分の良く知らない言葉もわからない場所でやっていくのは不安」と思い結婚しなかったかもしれませんし、
結婚を考えたとしても「もう少し相手の国のことを知ってからにしよう」とおそらくスピード結婚にはならなかったのかなと思います。
(でも松田翔太似のサウジアラビア人だったら結婚してサウジアラビアブログを書いていたかもしれませんw)
ダーリンが日本語がペラペラだった
私個人は自分が中国語が話せたため、彼氏が日本語が話せなくても別にいいかなと思っていたのですが、結婚となると話は別でした。
ここで国際結婚あるあるの親が結婚に反対するパターン、私の親が登場です(笑)
私の母がアジアにあまりいいイメージを持っていなくて海外旅行もあまり好きではなく、「海外、特にアジアは怖いから行きたくないわ。日本が一番よ」といつも言っているような人でした。
「彼氏が外国人とかやめてよ、私言葉わからないじゃない。コミュニケーションが取れないのは困る。言葉もわからない外国人と結婚だなんてとんでもない!」としつこく言われていたので、ダーリンが日本語を話せて日本でも働けることは幸いでした。
母に「ダーリンは日本人みたいに日本語が話せるし、だから将来日本で働くことも可能だよ」と話したところ、「まあ日本語話せるなら、ねえ・・・」と渋々納得していました。
(しかし性格上の問題から結婚3年目にして母とダーリンの仲は非常に微妙なので、言葉の問題ではないと悟りました・・・・・つらい。笑)
ダーリンが「将来は日本に住みたい」と言っていた
これもまた母が絡んでくる話です。
私自身は住むのは台湾でも日本でもどこでも良かったのですが、私が長女なこともあり母は「台湾に永住して欲しくない、日本に住んでほしい」と言っていました。
そこへダーリンが「僕は将来日本に住みたいと思っているよ」と言った事により関係が進展した感じです。
(現在のところ台湾在住2年→日本 という感じで住んでいますが、生活不安定な我が家なので今のところまた台湾に引っ越すのか日本の別の地域に引っ越すのかはたまた全然違う海外に行くのかは未定ですw)
ダーリンがマザコンじゃなかったから
台湾人はマザコンが非常に多いです。
30代で実家暮らしが多い時点で察し・・・だと思うのですが、文化が違うとこうも違うのかと思うほどマザコン率が高いです。
マザコンと結婚すると裕福なお家だとママが家を買ってくれたり経済的には最高な可能性があるのですが、なんせマザコンなのでママ一番で嫁2番にされる可能性も大です。
私は自分が嫁姑関係が酷い親と祖母を見て育っているのでマザコンだけはマジ勘弁と強く思っていたところがあり、そこだけはとても気にしていました(笑)
ダーリンは自立していたし親にもガンガン物申すタイプだったので、これはマザコンではないかなと判断しました。
結果台湾では全くマザコンとはいえませんが、かなりの頻度で親と連絡を取っているので日本人的にはこれでもマザコンと呼べるレベルなのかもしれません(笑)
お義母さんが良い人そうだったから
これも上の話と繋がるのですが、自分の家が酷かった分私は結婚したら嫁姑問題が酷い家庭にはしたくなかったので、「とにかくお義母さんを見よう!」が私のモットーでした(笑)
良い人そうで実際にいい人だったので良かったのですが、それでも結婚式など風習がからんでくるイベントでは一波乱あったりしました・・・。(今は仲良しです)
「結婚は2人の事だから夫婦2人で決めたらいいよ」と見守ってくれる系の人が多い日本人の両親に対し、台湾人は家族総出で(お金を出しても出さなくても)全力で絡んできて言いたい放題言ってくるイベントが日本と比べたらかなりの確率で発生しますので、家族がどんな人かって大事なのです!
ちなみに古い考えの人の場合は「台湾人家族が結婚を反対する」というパターンもあるのですが、ダーリンの親に限っては反対されるという事はありませんでした。
ダーリンが自立して好き勝手やっていたからかもしれません(笑)
まとめ
上記のことを総合した結果、「結婚してもいいかなー」と思えたので結婚しました(笑)
もし当時の私が若くてあまり男性とのお付き合いの経験も無かったら「本当にこの人でいいのかな?」と迷いに迷ったと思いますが、もういい歳だったし今までの経験上から「この人だったらやっていけるかも」と思った感じです。
あと「本当にこのままこの人と結婚していいの?」というような何とも言えない不信感?は当時の私には無く、何故かわからないけれど(もちろんダーリンの人柄もありますが)信頼感がとてもあって、結果入籍までとてもスムーズに行ってしまって、
よく結婚は縁だとかタイミングだとかいいますが、その時がそのタイミングでダーリンとは縁があったのかなと思います。
とはいえこのご時世離婚もあるので、この3年間で楽しい事も嬉しい事も辛い事もしんどい事色々もありましたが、これからも何とか歩み寄りながらやっていけたらなぁと思います。
結婚するのは簡単だけど、続けるのはほんと大変だなって思います!!(笑)