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台湾人のカラオケ(KTV)の楽しみ方。台湾流カラオケを経験してみた!

公開日: : 最終更新日:2015/01/10 台湾生活

  

こんにちは、私はカラオケが大好きなのですが、台湾では気軽にカラオケに行けないkeddyです。それには色々と理由があるのです。

台湾にもカラオケはあり、KTVと呼ばれています。台湾人もKTVは大好きですが、その楽しみ方は日本人とはちょっと違います。私も留学時代に、台湾人複数人に私一人だけ日本人という環境でKTVに行った事がありますが、そのときの体験が衝撃的でした。

今日は・日本人とは違う台湾人のカラオケの楽しみ方と、KTVに行く際に注意しなければいけないことをご紹介します。

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台湾のカラオケ(KTV)の特徴

部屋が豪華で大きい

まずは台湾のKTVの特徴をご紹介します。

日本のカラオケルームは大体大きくても5・6人が入れるくらいの大きさで、机とソファーという簡素な内装ですが、台湾のKTVの部屋は広く、20人程は入れる大きさで、内装はシャンデリアがあったり、スタンドマイクがあったりとゴージャスです。

部屋の中にトイレがある

なぜかホテルの部屋のように、部屋の中にトイレ(1つ)があります。外の広い共同のトイレを使用する日本とは違い、一緒に行ったメンバーと同じ部屋の同じトイレに入らなければならないので、慣れない私は気まずい気持ちになります。

食べ放題がついているお店もある

食べ放題がついているお店もあります。ビュッフェ形式で沢山の種類があり、料理をとるフロアーに取りに行きます。料理を食べるのに夢中になって、歌を歌いに来たのか食べに来たのかわからなくなります。

台湾でKTVに行くときに注意すること

ktvは「皆で騒ぎに行くところ」という認識

それでは台湾でKTVに行くときに注意することを見てみましょう。

日本ではカラオケといえば「歌を歌いに行くところ」ですが、台湾では必ずしもそうではなく、「皆で騒ぎに行くところ」という認識のようです。その理由は後々ご紹介します。

必ず大人数で行く

日本では2・3人でもよく行くカラオケですが、台湾では大人数で行けば行くほど楽しいという認識があるようで、その人数は20人程に及ぶこともあります。

「そんなに人数が居たらマイクが回ってこないじゃないか」と思うかもしれませんが、台湾人にとってKTVは「歌を歌うところ」ではなく「皆で騒ぐところ」なのだから問題ありません。詳細は後ほどご紹介します。

「一人カラオケ」はない

大人数で行くことが当たり前の台湾では、日本ではすっかりお馴染みの「一人カラオケ」はありません。「一人カラオケ」の専門店がないのはもちろんのこと、「一人でカラオケに行く行為」自体をする人がいないので、もし一人で入ろうとしたらおかしな人だと思われることでしょう。日本のノリでうっかり一人で行ってしまわないように注意が必要です。

日本人の私はここ台湾では、ふと一人でカラオケに行きたくなったときに一人では行けないのが辛いところです。

日本とは違う、カラオケ中のマナー

台湾では日本のようなマナーは存在しない

では次に、カラオケ中に何を注意したらいいのかをご紹介したいところですが、台湾では日本と違い、カラオケにマナーといったマナーは存在しません。自分の好きなように、自由に楽しめばいいのです。

ただ、日本には皆が平等にカラオケを楽しめるよう暗黙の了解でカラオケにも色々なマナーが存在しているので、それに慣れている日本人は台湾流カラオケに驚くかもしれません。

しかし、「郷に入れば郷に従え」です。「日本文化が大好きで日本語を勉強していたり、日本文化を知っている台湾人」とカラオケに行った場合は彼等は私たち日本人に合わせてくれるかもしれませんが、日本に興味がない一般の台湾人達と行くと、「台湾流」のカラオケルールに従うことになります。

もしあなたがこのルールを知っていれば、あなたも台湾人とのカラオケを100%楽しむことが出来ます。私は以前このルールを知らなかったが為に戸惑い、せっかくのカラオケをあまり楽しめませんでした。そんな事が無いよう、台湾ルールを知って、心の準備をしておくことをお勧めします。

では、私が以前体験した、驚きの「台湾流カラオケルール」をご紹介します。

台湾流カラオケルール

歌を順番に歌わない

日本では皆が平等に歌えるように「1曲歌ったら次の人にマイクをまわし、順番に一人ずつ歌う」のが普通ですが、台湾では「歌いたい人が歌いたいときに、何曲でも歌う」のが普通です。即ち、歌を歌いたい場合は自分からマイクを取りに行かないと永遠に自分の番はまわってきません。

日本のように誰かが気を使って、「○○さん、まだ歌ってないよね?曲、入れる?」と声をかけてくれるなどということは100%起こりえませんので、勇気を出して自分でマイクを取りに行きましょう。

「あの人、さっきも歌ってたけどまた歌ってる!」と日本では失礼にあたることが、台湾では普通です。もし歌を歌いたい場合は強気で行かないと、歌を一曲も歌えないまま時間終了ということになりかねませんので注意が必要です。

一人でマイク独占がOK

なんと一人でマイクを独占し、永遠に歌い続けるという強者も存在します。ただこれも日本のように失礼にはあたりません。この場合、永遠に彼(彼女)の曲が続くことになり「自分の番は20曲先になってしまった!」という事が起こりえます。日本の平和な「順番制」カラオケに慣れている私にとってこういう人の存在はイライラするのですが、怒ってはいけません。ここは平和な日本のカラオケではない、戦場であるということを忘れてはいけません。

では彼(彼女)の20曲の歌が終わるまで、大人しく待ち続けなければいけないのか?そんなことはありません。割り込みすればいいのです。

曲を割り込みで入れてもOK

日本ではタブーとされている??人が歌っている横で割り込みで自分の曲を入れる行為、ここでは問題ないのです。むしろ、割り込みをしなければ自分の番まで20曲待たないといけないのですから。

ただ日本に育って○十年の私にとって、人の曲の最中に割り込むなど(日本では)失礼極まりない行為は気が引けるものです。「せめて歌っている本人に一言言ってから・・・」などと日本人的思考を繰り広げている間にも、勝手に自分の曲を割り込みしていく台湾人たち。

そして注意しなければならないのが、自分が気持ちよく歌っている最中でも勝手に割り込みされる場合があるという事です。ザ・日本人な私にとって割り込みするのもされるのもなかなか気持ちのいいものではないのですが、ここは台湾。そんなことを言っていたらこの戦場では生きていられません。

台湾流カラオケ、なかなか根性がいります・・・。

歌を歌っていない人が人の歌を聞かない

では歌を歌っていない人たちは何をしているのか?

日本では歌っている人の歌を聞き、手拍子したりタンバリンで盛り上げたりし、歌を聞かず他ごとをしているというのは歌っている人に対して失礼だ、という認識がありますが、台湾流は違います。ノールールですから、全く人の歌なんて聞かず、各自好きなことをしています。

自撮りをする

女の子は基本的に自撮りを始めます。「それ今やらなくてもいいんじゃ・・・」と思うのは日本人の感覚です。台湾ではカラオケで歌っている人の横でひたすら自撮りは普通です。

スマホで遊ぶ

台湾人はFacebookやlineが大好きなので、いつどこにいてもそれらを使って自撮り写メをシェアしたり誰かとメールしたりしています。カラオケで歌っている人の横でずっとスマホでlineしたりゲームしたりだなんて日本人なら失礼な人ですが、台湾では普通の光景で誰も何も思いません。

お酒を飲む

「KTVはお酒を飲む場所」と思っている人も少なくありません。日本ではお酒は居酒屋で飲みますが、台湾ではKTVで飲む人が多く、しかも大量に飲みます。「大人数のほうが楽しい」という感覚はこの「皆でお酒を飲んで盛り上がれるから」という事につながります。

ただ飲み方は尋常じゃなく、吐くまで飲みます。私はKTVで、ビールの缶がタワーのように積まれ、部屋中に缶やビールの段ボール箱が散乱し、床に吐いた跡や飲みすぎて倒れている人が混在し、部屋はどうしたらこんなに汚くできるのかというほど荒れ果てているカオスな現場を何度も見たことがあります。

幸いどれも赤の他人のグループで、自分がそういったクレイジーな会に参加したことはないのですが、ダーリンは若い頃まさにそのクレイジーな集団だったそうで、「KTVにはお酒を飲みに行っていた」と言っていました。

私は真面目な人が好きなので、もし私がダーリンの若かりし頃に出会っていたら絶対に結婚(どころか恋愛も)はなかったな・・・と思った瞬間でした(笑)

カードゲームなどをする

台湾人はカードゲームが好きですが、KTVで人が歌っている最中でもカードゲームを始めます。これも大人数で来るからできることと言えるでしょう。もはや歌っている人はみんな無視で誰も聞いていないので、私なんかは歌っている人が気の毒にさえ思えてくるのですが、台湾では普通なので歌っている人もきっとそれでいいのでしょう。

台湾流カラオケは日本人の私にはハードルが高かった

私は中国語の歌も好きで歌えるのですが、そういう問題ではなく、この「台湾流」のカラオケの楽しみ方についていくにはまだまだ修行が足りませんでした・・・・。

結局この日は歌が大好きなのにもかかわらず歌も満足に歌えず、かといって何をしたらいいのかもよく分からず、若干イライラしながら人間観察をして1日が終わってしまいました。

私はやはり、少人数の3,4人で一人1曲ずつ歌を入れて順番に歌い、人が歌っているのを聞いて皆で盛り上げる、そんな「日本流」のカラオケのほうが楽しいと思うのですが、そんな「日本流」を知っている台湾人曰く「自分の好きなこともできないなんてつまらない、日本って何でも厳しいルールがあるのね」だそうで、文化の違いを感じずにはいられませんでした。

台湾人だけの集団と一緒にいくのが不安な場合は、まずは日本文化を知っている日本好きの台湾人たちと一緒に行くと、彼等も「日本流」のカラオケを楽しんでくれますから、特に困る事はないでしょう。

とはいえ自由な台湾人とのKTV、自分の好きにしていればいいんですから、慣れればきっと楽しいかもしれません。またいつか機会があれば私も再チャレンジしてみたいと思っています。

 

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カテゴリ - 台湾生活

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  • KEDDY
    台湾が好きで台北に留学経験あり。帰国後台湾人のダーリンと運命の出会い♡をし、まさかのスピード結婚。ダーリンと二人で毎日楽しく暮らしています。

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