引っ越します!〜こうして私は台湾地方マスターとなる〜
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台湾生活
こんにちは、keddyです。
この度私とダーリン夫妻は、1年お世話になった中壢の街を引っ越すことになりました。
残念ながら(?)日本ではありません。台北のお隣の新北市です!
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辞令は突然に
私たち夫妻が結婚式準備に追われに追われて体力を消耗し、更に嫁姑冷戦も緊迫感を増し箸が落ちただけで戦争開始できそうなほど殺気立っていた頃、
ダーリンの元に突然の辞令が舞い込みました。
「年末にオフィスが新北市に引っ越すことになったんで、あなたたちも引越ししてくださ〜い☆
もちろん、家探しと引越し業者は自分で手配してくださ〜い☆
あ、でも1年も居るかわかんないんだから、1年契約なんてダメよ!マンスリー契約にして頂戴!
じゃっ、そういうことでよろしく〜☆」
ダーリン:「・・・・・・・・・・と、いう事ですごく急なんだけど、引っ越ししなきゃいけなくなったんだ。
これから家を、探さなきゃいけないんだ・・・。」
流石ブラック企業、話が急すぎるのに加えて家を自分たちで探せとの事、まあ平常運転です。
そんなわけで結婚式準備の最中、突然引っ越し先の家を探さなくてはいけなくなった私たち。
理不尽な要求に呆然とするダーリンと、怒りに震えるブラック企業サラリーマンの嫁、keddy。
今なら私、秘密のケンミンshowの連続転勤ドラマ「辞令は突然に」の奥様はるみの気持ちがよくわかります!
(でもはるみの夫の企業はきっとホワイト!)
keddy:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・引越し?」
ダーリン:「急に決まってさ・・・・、だからはやく家を探さないといけなくって・・・・」
keddy:「今?」
ダーリン:「うん、今・・・・・・。」
keddy:「今?!結婚式の準備が最高にやばい状態だというのに?」
(詳細は→結婚式の準備をやめたいと思った話【国際結婚】)
ダーリン:「うん、、、い、いや!家は僕が探すから!!!keddyは結婚式の準備だけしてくれればいいからっ!!!!!」
自分で家探しをすると言い出したダーリン。
しかしあなた、台湾で一人暮らしした事ないじゃないですか・・・・。
家賃の相場とか、ご存知で?
あなたは台北の驚愕の家賃を知っているか
keddy:「で、どこに引っ越すの?」
ダーリン:「職場は新北市だけど、台北の南港や内湖が近いから、そのあたりで探そうかと思ってる。ほら、keddyも台北に住みたいでしょ!?」
大都会台北に住みたいよね!?と目をキラキラさせるダーリン。
しかしダーリン、絶対一番大事なことをわかっていません・・・。
不安しか過らない私。
keddy:「そりゃそうだけど、ダーリン台北の家賃がどのくらいか知らないでしょ?」
ダーリン:「い、いや大体知ってるつもりだけど・・・」
keddy:「一人暮らしもしたことないのに?」
ダーリン:「うっ・・・痛いところを・・・・」
keddy:「まさか今(中壢 1万2000元)の家賃をちょっと増したくらいで、台北でそこそこの家に住めるとか思ってないよね?」
ダーリン:「え、えっと・・・・住めるでしょ!?」
keddy:「・・・・・・・・・・・・。」
私は過去に一人で台北に住んでいたことがあるので台北の家賃が今や東京の家賃を追い抜く勢いで衝撃的に高いという事を知っていましたが、
実家暮らしだったダーリンが現在の台北の家賃相場を知るはずがありません・・・。
これは恐ろしいことになりそうです。
keddy:「ちなみに、私の日本人の知り合いは台北で旦那さんと2人でいくらの賃貸に住んでるか知ってる?」
ダーリン:「まあ、台北だし・・・3万・・・・・・・いや!ご、5万元とか?」
keddy:「10万元よ。」
ダーリン:「えーーーーーーーーーーーーーー!?それはさすがに嘘だろ~~~!!嘘つくなよーー!!」
keddy:「本当よ。てか、台北の家なんて買ったらマンション1室4億円~とかじゃない。」
ダーリン:「うんまあ、そうだけど・・・」
(ちなみに台北の家賃10万元の部屋↓)
75坪や64坪!広っ!羨ましい・・・♡
ダーリン:「でもさそんな金額出せないよ、知ってるだろうちの経済状況」
keddy:「うん。私、お化けが出る家は嫌よ・・・・」
ダーリン:「またそんな大げさだな~~!!駐車場や管理費入れて3万元だな。2万5千元くらいでなんとか住めそうなところあるだろ」
keddy:「どうかしらねえ・・・」
こうして私たち夫婦は台北市内に賃貸を借りるべく、台湾で有名な「591房屋交易」という賃貸検索サイトとにらめっこする日々が始まったのでした。
どんな家を借りたいか
keddy:「私はとりあえず、もうワンルームはこりごり!今の部屋で(道が狭いので)何度ベッドに足の小指をぶつけた事か・・・。
今だって、結婚式準備の物が置ききれなくて部屋は倉庫化、生活空間ベッドの上しか無いし、やっぱりワンルームに二人住むのは限界があるのよ・・・」
ダーリン:「まあ僕もそれは思うな・・・ワンルームで2人の生活はもう限界だな・・・」
keddy:「本当もう沢山だわ・・・・台湾人の旦那さんがいる友達は皆オシャレで綺麗で大きなお家に住んでるって言うのに・・・・(ブツブツ)」
ダーリン:「・・・・・・・・・・・・。」
余談ですが台湾人の男性は結婚前もしくは結婚後にすぐ家を準備することが多く、夫の鏡のような台湾人男性と結婚している私の友人たちは皆オシャレな持ち家に住んでいます。
家の価格が恐ろしく高い台湾ですが、自分の周りの国際結婚の持ち家率を見ていると、日本人を妻にする台湾人男性の家庭は所得が高い家庭が比較的多いのだと感じます。
ダーリン:「僕は綺麗な新しめの家がいいな!古いのは住めない!生理的に!」
keddy:「ダーリン綺麗好きだもんね。」
ダーリン:「特に水回り、重要だね」
keddy:「水回りといえばバスタブがないのは厳しいわ。お風呂入りたい」
ということで、私たちの賃貸の理想の条件は、
1LDK、キッチン広め、家具家電付、築年数新しめで水回りが綺麗、バスタブ付き、家賃2万5千元以内
マンスリー契約可
に決定しました。
そんな家、台北市内で本当に見付かるのでしょうか!?
台北市内の賃貸物件探しが大変すぎる
えっと、先に結論を書いてしまいますが、先ほどの私たちの理想の条件
1LDK、キッチン広め、家具家電付、築年数新しめで水回りが綺麗、バスタブ付き、家賃2万5千元以内
マンスリー契約可
なんていう神賃貸物件は残念ながら見つかりませんでした。
「マンション一部屋4億円~だよっ☆」というふざけた物価の台北です。甘く見てはいけません。
ちなみに条件を何か少し変える、例えば
- 築年数が古めでも良いことにする
- 部屋が狭くてもワンルームでも良いことにする
- バスタブ無し
とかにすれば、3万元以下で2人で住めそうななかなかのお部屋が見付かります。
(台北の家賃3万元の部屋↓)
(台北の家賃2万5千元の部屋↓)
と、普通の契約ならなんとか妥協して台北のお部屋を見つけられたところだったのですが、
ここで私たちが一番ネックだったのが、マンスリー契約をしなければならないという事です。
台湾の大家さんは基本的に1年以上契約しかしてくれません。
1年未満の契約がしたい場合は、数少ないマンスリー契約可の大家さんを探すか、何とか交渉するかしかありません。
私たちはその事があったため、契約を拒否されるか、賃料を数千元値上げされるかという事ばかりでした。
台北市内の賃貸は借りたいという人も多く、良物件であればあるほど人気なため、大家さんも強気です。
マンスリーでもそのままの家賃で貸してあげても良いという心優しい大家さんとは残念ながら巡り合えず、台北の物件は全滅でした。
もし数ヶ月など時間がかけられるなら、運が良ければ良い物件に巡り合えたかもしれません。
しかし私たちはそんな時間もなく、更に条件も悪いので台北に住むのは難しかったのです。
結局新北市に住みます
という事で結局台北に住むのは諦め、新北市のワンルーム(また!!)に住むことになりました。
(台北のお隣新北市も、駅近など場所によってはそんなに家賃が安くないのです・・・。)
という事で、keddy夫妻は新北市に引っ越します!!!
こうなったら台湾の地方ばかりに住んで地方マスターに、私は、なる!
では!!