レトロな建物好きは必見!台中の霧峰林家花園(霧峰林家宮保第園区)
公開日:
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最終更新日:2016/05/08
台湾観光・ショッピング 台中
台湾の古跡やレトロな家が大好きなkeddyです。こんにちは。
台中にあるレトロな建物観光スポットを友達に教えてもらい、「霧峰林家宮保第園区」というところに行ってきました!
霧峰林家宮保第園区とは、台湾5大豪族(台湾5大家族)のお家の一つで、霧峰の林家のお家です。
今もなお残されている昔の建築で、お金持ちのお家らしく華やかで美しい建物となっています。
台湾5大豪族は他に基隆の顏家、板橋の林家、鹿港の辜家、高雄の陳家があり、特に板橋の林家の家は「林家花園」として有名です。
「板橋の林家花園は知っているけど、台中の霧峰林家のお家は知らないなあ」という人も多いかもしれません。
なぜならこの「霧峰林家宮保第園区」は1999年の921地震で壊れてしまったため、それ以来長い時間をかけて修復しており、その間中を見学することはできませんでした。
約2年前にやっと開放され中を見学できるようになったので、比較的新しい観光スポットといえます。
※板橋の林家と霧峰の林家は同じ林さんという名字なだけで、全く関係ありません。
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見学の仕方
霧峰林家宮保第園区を見学するには、入り口で入場券を買って、建物内を案内してくれるガイドさんについて他のお客さんも一緒に団体でまわります。
自分たちだけで勝手に見学することはできませんのでご注意ください!
入場券購入
入口のチケット売り場
大人は一人250元、子供は125元です。
この入場料は未だ行われている建物の修復に使われているそうです。
250元でみっちりガイドもしてもらえるので、お得感がありますよ♪
ガイドさんの声が聞こえるヘッドホンを借ります。
これを着けることによってガイドさんが少し離れていても、声がとても聞きやすいです。
ガイドの時間に注意
ガイドは決められた時間にしかありませんのでご注意ください。
休日は比較的回数が多いですが、平日は10:00、11:00、13:00、14:00、15:00、16:00のみです。
なので、中途半端な時間に行くとかなり待たなければいけなくなります(笑)
時間の約10分前になったらチケット売り場付近に集合しましょう。
ガイドについて
約75分間、ガイドさんの説明を聞きながら建物の中を見学します。
途中で休憩時間があり、美味しいお茶を出してもらえます。
説明は中国語なので中国語がわかると建物についての理解が深まりおもしろいですが、
古跡や古い建物が好きな人は説明がわからなくても見ているだけで楽しいと思います。
見学できるところ
霧峰林家の家は下の写真のようになっています。
この中で見学できるのは、「宮保第」と「大花廳」のみです。
その他の家はまだ改修工事中であったり、普通に人が住んでいたりするので見学することはできません。
宮保第を見学
宮保第(下記図左側)は第一進、第二進、第三進、第五進があり、第一進から順番に入っていきます。
図:http://wufenglins.com.tw/
元々は第四進もあったのですが、地震で壊れた後修復のもととなる設計図が無かったので修復できなかった(しなかった)そうです。
設計図が無いと修復してはいけない決まりになっているのです。
宮保第第一進
第一進(一つ目の門)です。
門に描かれている絵や飾りの全てに意味があり、ガイドさんによって一つずつ説明してもらえます。
第一進と第二進の間の中庭
宮保第第二進
第二進(二つ目の門)です。
第二進と第三進の間の中庭
宮保第第三進
第三進(三つ目の門)はまだ修復中でこの日も修復作業が行われており、
細かな装飾なども修復前のものと修復後のものが混在していました。
第三進と第五進の間の中庭
宮保第第五進
第五進もまだ改修工事をしていました。
休憩タイム
ブルーの色合いが可愛い建物の中で休憩タイムです。
冷たくて美味しいお茶をいただけました。
お茶を飲むスペースはレトロで可愛らしい感じでした。
大花廳を見学
宮保第を一通り見学してお茶休憩をした後は、お隣の大花廳を見学しました。
宮保第よりも派手さや華やかさがあるのが大花廳です。
大花廳は人が住むためのものではなく、今で言うショーをする人を招いて皆で観賞したりするときなどに使われた場所です。
お金持ちはショーを見に行くのではなく、家に招いてしまうのだからすごいですよね!
展示物コーナー
博物館のようになっている展示コーナーもあります。
お土産コーナー
お土産コーナーもあり、霧峰林家宮保第園区限定グッズなんかも売っています。
霧峰林家の付近を歩いてみた
見学が全て終わった後、付近を散策してみました。
林家の家の一つで今でも人が住んでいるところは立派な豪邸でした。
人は住んでおらず、未だ修復中の家もありました。
近くには地元の商店街のようなところもありました。
台湾の歴史ある建物が好きな方は是非!
台中の霧峰林家の建築は台北の林家花園とはまた違った感じで、台湾の古い建物が好きな方はとても楽しめると思います。
建物に施された細やかな装飾の数々を見ていると、修復が如何に難しいものであるかが伺えました。
修復には莫大な費用が掛かり長期間を要するそうなのですが、現在では滅多に見ることのできない昔の凝った建物が見られるのはとても興味深いので、
いつか完全に修復された姿を見られる日が来ることを期待してしまいます♪
ちなみに友達が行った時には伝統衣装の貸し出しを無料で行っていてコスプレが楽しめたそうなのですが、
私が行った時には「今は暑いからやってないよ」とのことで衣装の貸し出しはしていませんでした(笑)
残念~~!
行く時期によっては伝統衣装が着られるかもしれません♪
霧峰林家宮保第園区
住所:413台中市霧峰區民生路26號
電話:04-2331-7985
ホームページ(中国語):http://wufenglins.com.tw