中国語上達に必須だと思う、最も基本的なこと3つ
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台湾留学・中国語
こんにちは、台湾在住keddyです。
私が中国語学習を始めたのは4年前、約1年半は語学学校に通って勉強し、
その後はあまり勉強といった勉強はしていませんが、台湾人ダーリンとは日本語と中国語半々くらいで話しており、日常会話では特に困る事は無いくらいのレベルです。
そんな私が今になって思うのが、
とにかく中国語の基礎が大事すぎる!!!
という事です。
基礎が無いところに積み上げても、積み上がりません。
基礎が出来ていないと上達に限度がある
と、基礎を全く勉強しないで突然台湾人だらけの中に放り込まれ数年、
中国語は傍から見たらペラペラであるにもかかわらず「基礎からちゃんと勉強したい!」と学校に通うようになった人が言っていました。笑
基礎が出来ていなくてもその人のように、中国語を話せるようになるのは可能です。
(むしろそれはかなり凄いことのように思います・・・!!)
何を目指すにもよりますが、「旅行の時にちょっと使いたい」くらいであればとりあえず例文を覚えるくらいでも大丈夫だと思います。
日常会話だけなら基礎がなっていなくても全然話せるようになれます。
しかしもし更に上級を目指したい場合は、基礎が出来ていないと後々伸び悩みます。
逆に基礎が出来てさえいれば、その後はネイティブの会話を聞いたりテレビを見たりして新しいボキャブラリーを増やしていくことでどんどん上達すると思いますし、
難しい事も覚えやすく、その過程もそんなに苦痛じゃないはずです。
私は基礎はみっちりやった派なのでその点は本当に良かったと思っており、今となって基礎学習の大事さを身に染みて感じているのですが、
それでも「もっとあれをキッチリやっていたら良かったなあ」と過去を振り返ることも良くあります。
今回はそんな私が個人的に中国語上達に必須だと思う、最も基本的なこと3つをまとめてみました。
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1.4声は正しく覚える
中国語は4声を間違えると全く別の意味になってしまう言語です。
4声を間違えて発音すれば、ネイティブには通じません。
なので4声を正しく覚えることは極めて重要になってきます!
「4声が重要だって?知ってるよ!そんなの正しく覚えるに決まってるじゃないか!!」と、中国語学習を始めたばかりの頃は思うのですが、
学習が進むにつれて単語が膨大になってくると単語の漢字や意味を覚えるのに気を取られて、つい4声を蔑ろにしてしまったりします。
他にも自分では正しく覚えているつもりでも無意識のうちに間違った声調で覚えてしまっていたりして、
途中でそれに気づければいいのですが、自分のクセとして定着してしまっているとそのまま進んでいってしまったりします。
そんな風に4声を間違って覚えてしまっていると、後々非常に危険です。
後になればなるほど、自分のクセを正すのが難しくなってしまうからです。
私もたまに会話していて「あれ?この単語は何声だったかな?」と曖昧になっているものがあり、適当に発音してダーリンに「何?」と言われることがあります(笑)
そんな時は1声から4声まで全部発音してみてダーリンに「どれだっけ?(笑)」とか聞くのですが、
これがもし怖い台湾人相手だったら「はあ?何言ってんのかわかんない!」と一喝されて終了だと思うと4声を正しく覚えていないのは怖いです(笑)
日本語にはないこの4声、1つ1つ覚えるのはめんどくさいですが、基礎学習の段階でちゃんと正しく覚えていれば後々かなり楽なので、頑張って覚えましょう!
2.文法は基礎をみっちりやる
文法は間違っていても、会話は成立します。
会話というのは熱意で何とかなってしまうようなところもあるので、基礎の文法がなっていなくても、中国語で会話することはできます(笑)
それで全然良いという人は問題ないのですが、日常会話レベル以上を目指したい場合にはその時点で基本的な文法を知らなかったりでたらめに覚えていたりすると、そこからの上達が大変だと思います。
なので文法もきちんと勉強しておいたほうがいいのですが、個人的には文法は基本的なものをしっかりやっておけばいいと思っています。
中国語を勉強していると、難易度が上がるにつれてあれもこれも難しい文法が出てきます。
難しい文法を知っていれば本や新聞が読めたりと良いこともあるのでわかればいいに越したことはないのですが、
正直、基本的な日常会話程度なら難しい文法は全く使いません。
日常会話では文法は基礎的な文法を使いまわしている感じで、あとは単語力が重要になってきます。
なので基本的な文法をはじめのうちにみっちり勉強しておけば、あとはそれを使いまわして知っている単語を徐々に増やしていけば日常会話はOKなわけです。
中国語検定の3級や2級では細かい文法の問題が出てきますが、結構重要な基礎なのであれも今となっては勉強しておいてよかったと思います。
もし新聞や本などを読みたいとなると、中国語は書き言葉と話し言葉では少し違うのでまた勉強が必要になります。
簡単ではないですが、基礎が出来ていて日常会話も話せる状態からプラスで新しくその文法を覚えるという事であれば、そんなに苦痛ではないと思います。
ちなみに難易度が上がると、難しい文法と共に難しい四字熟語も大量に出てきますが、それこそ日常生活で使う事は滅多にありません(笑)
台湾人ダーリン曰く、日常生活で4字熟語を使いまくっている人が仮に居たとしたらおかしな人だと思うらしいです(笑)
テレビではよく出てきますが、あれは演出というか話を誇張したり面白おかしく話すためにわざと4字熟語を使っている場面が多いそうです。
文章を読むにあたっては普通に出てきてもおかしくないので知っていて損はないですが、日常会話レベルでは4字熟語は必須ではないです。
3.正しい発音を心がける
今度は4声ではなくて発音です。
中国語の発音は難しいものが多く、ネイティブのように発音するのは極めて困難です。
中国語学習一番初めのピンイン発音学習からイラッとし、「こんな発音できるか!」と挫折しそうになり、
イライラしながらも前に進まなければいけないのでなんとなく自分で発音できる範囲の限界くらいの発音で勉強を進めていくことになるのですが(笑)、
ある程度の発音である程度の速度で話し、文法もまあまあ合っていれば、ネイティブに会話が通じるようになります。
なのでそのままの自分流発音で突き進んでしまうのですが、発音は正しいに越したことはないです(笑)
初級の頃は会話がネイティブに通じたことが嬉しく、特に何も思わずに突き進むのですが、
自己流の発音が見についてしまうので、初期の頃に発音をちゃんとしておかないと後々厄介です。
私は今になって発音矯正しなきゃなと思っています(笑)
私はプロの通訳になりたいわけでもないし(プロの通訳なら発音の綺麗さは必須ですよねきっと!)
そのままの発音でも通じるので特に不都合はないのですが、
ある一定のレベルまで来ると(人によると思いますが)自分の発音がなんか自分的に許せないというか、「もっとネイティブっぽく話せるようになりたい」と思ってきます。
何故なら発音が綺麗な人は、発音が綺麗というだけで物凄く中国語が上手に聞こえるからです!!!
発音が綺麗ということはもちろん中国語を頑張って勉強している人なのですが、
発音が綺麗な人が速く話すと「うっわ!中国語うまっ!神!」ってなるのに対し、発音が微妙な人が速く話してもやっぱり外国人感があるのです。
(私はもちろん後者!つらい!笑)
そしてある程度日常会話するようになると陥るのが、いつも大体同じ人と話すのでこちらがちょっと変な中国語で話しても、相手は私の中国語に慣れているので通じてしまうという事です(笑)
私の場合は普段ほとんどダーリンとしか話さないので、ダーリンには何となく通じてしまい、その結果そのままおかしな発音で覚えているということがあります(笑)
そのおかしな発音で義理両親たちと話すと通じないこともあるので、自分のおかしな発音の事実に気づくためにもたまには別の台湾人たちと話たほうがいいかもしれません(笑)
特に台湾の中国語は中国大陸のように「くっきりはっきり舌を巻いて発音」というわけではないので日本人には比較的発音しやすいのですが、それでもやっぱり中国語は中国語です。
最初の頃は先生や中国語CDの正しい発音をしっかり聞いて、極力正しく発音するように心がけると後々楽になるはずです。
まとめ:基礎学習の勉強方法
中国語って本当に難しい言語だと思います。
なので独学もいいですが、かなりの情熱が無いと1からの独学は途中で挫折してしまう可能性があります。
ちなみに私は独学で一度挫折しております(笑)
何度も言いますが個人的に基礎学習はとっても大事だと思うので、最初の頃は塾などに通って先生に教えてもらうのが上達への近道だと思います。
もちろん塾や学校に通うだけではダメで自己学習は必要ですが、人に教えてもらうのはかなり違います。
そして、ある程度基礎が出来ればその後の苦痛さは段々減っていきます(笑)
わからないことや覚えることがありすぎる、中国語にもあまり慣れていない基礎の頃が一番辛いと思います。
あまり根を詰めてやりすぎて、それで中国語が嫌いになってしまったら元も子もないので、
人それぞれ吸収速度も違いますし、焦らず自分のペースでやりましょう♪