台湾の義理実家で初めて旧正月の1週間を過ごしてみた結果
こんにちは、keddyです。
1週間以上にもわたる旧正月も、そろそろ終わりを迎えようとしています。
今年も台湾人と結婚した日本人嫁の皆様、お疲れさまでした!
台湾では1年で1番重要とされる旧正月、1年で1番家族との絆が重要視され、
必ずと言っていいほど夫の実家での行事があり、なのに日本に居る自分の家族と会えることはなく、
台湾人に嫁いだ嫁にとっては1年で1番緊張するかもしれないこの旧正月、
1年で1番長いお休みを楽しく過ごせるか、それとも苦痛な毎日になるのかは、あなたとあなたの嫁いだ先の台湾家族次第です!!
というのが、台湾人に嫁いだ嫁の旧正月です(笑)
私は台湾人ダーリンに嫁いで2回目の旧正月になりますが、今年はダーリンが旧正月に日本に出張になってしまったため、
一人で義理家族に1週間泊まって一緒に過ごさなければならないという、難易度で言ったらスーパーハードモードな旧正月になりました。
(詳しくは【悲報】今年の旧正月はハードモードになりそう!ぼっち旧正月のほうが良かった・・・参照)
人妻の皆さまならきっと共感していただけるかもしれませんが、
自分の夫がいない中、義理実家に一人で1週間泊まるという事は、結構勇気のいる事なのです(笑)
強く断ろうと思えば断れましたが(ダーリンも「自分のいない間に何か嫁姑問題が起こってはまずい」と思ったのか断ってくれる気満々でしたが)、
「せっかくの旧正月に、家族(私)と一緒に過ごしたい、というか旧正月と言う大事な時期に私を一人にしておけない」
と有り難くも私を想ってくれているパパやママの気持ちを想うと、なんだか断るのにも心が痛み、結局自分でOKしてしまいました。
私とダーリンは2人暮らしで、義理実家とは食事にはよく行くものの、実家に泊まるという事はなかなかありません。
私もダーリンもあまり人に干渉されたくない似た者同士で家でダラダラしたり自由が好きな人間なので、出来れば自分の家で休みたいと思うタイプだからです。
なので過去に実家に泊まった事は3回くらいしかなく、その時はどれも1泊程度でダーリンも一緒でした。
それでも正直「人の家(しかも義理実家)に泊まる」というのは慣れないのでかなり疲れていたように思います。
▲旧正月の時に飾る丸い花が可愛くて好きです♡
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過保護が故に1週間・・・
過去に義理実家に1日泊まっただけでも疲れ果てていた私を知っているダーリンは、日本に行く直前まで私の事をかなり心配していました。
ダーリン「僕がいないのに本当に実家に泊まって大丈夫なの・・・?嫁と姑は一緒にいないほうがいいって僕知ってるからさ・・・、お願いだから喧嘩とかしないでよ」
keddy「大丈夫だよ、3日くらいで帰るし」
ダーリン「うん、そっか、そうだね。keddy、家に帰ったらゲームばっかりしてご飯食べないのはダメだよ!ゲームも寝ずにやり続けちゃだめだよ、ちゃんと睡眠取らなきゃダメだよ」
keddy「(ば、ばれてる・・・!)ちゃ、ちゃんとご飯食べるし寝るよ!」
元廃人は廃人気質な人の行動が読めるのか違う面でも心配されていましたが(笑)、
ダーリンの一番の心配は私が一人で実家に泊まる(そして何か問題が起きる)という事で、そもそもはじめは、私が義理実家に1週間も泊まる予定はありませんでした。
元々仲は悪くなかった私と義理実家は少し前に結婚式の準備のせいで、一時かなり仲が悪くなっていたことがあり、
義理実家はあっさりしているので結婚式が終わってからはお互い水に流して、それからは私も特に何も思っていませんでしたが、
ダーリン的には「せっかく落ち着いたのに、また何か問題が起きて仲が悪くなるような事があっては困る」と心配していたんだと思います。
なのでダーリンはママたちに、
「keddyは旧正月の初めのほうだけ泊まって、あとは家に帰るからね!ちゃんと家に帰してあげてよ!」
と言ってくれていたのです。
しかし、「keddyは一人だと外にも出かけずゲームばかりしてご飯をちゃんと食べない」という情報がママにばれていた事により、ダーリンが日本に行ってから事態は急展開に・・・・。
ママ「keddyは家に帰ったらちゃんとご飯食べないでしょう。ここに居たら3食ちゃんと食べられるのよ、旧正月が終わるまでずっとここに居なさいよ」
keddy「え?!あ、で、でも・・・(家に帰ってゲームやりたい)」
ママ「それとも何か用事でもあるの?」
keddy「えっと・・・ゲ、ゲームやりたい(小声)」
ママ「ゲーム?旧正月なんだから、ゲームはお休みしなさい。ちゃんとご飯は3食食べないとダメなんだから。明日は一緒に出掛けるわよ」
keddy「は、はい・・・」
というわけで、結局旧正月の1週間、全て義理実家で過ごすことになってしまいました(笑)
ダーリンも過保護ですが、ダーリン家族も私に対してかなり過保護です。
私の実の家族がかなりドライなので過保護にされるのは大切にされているというのが伝わってきてなんだかちょっと嬉しいのですが、
私は社会人になってからというものずっと一人暮らしでしたし、過去には一人で台北留学もしていますし、一人旅も好きでしたし、別に一人でも正直どうってことないというか案外楽しめるタイプなので、
心の中では「私の貴重な一人ライフが・・・・」と思っていました(笑)
私の台湾家族
私の台湾家族は、とても優しくていい人たちです。
パパもママも特に私に対してというわけではなく息子であるダーリンや姉やいとこや親戚など、とにかく「家族の絆」に対しての思いが強く、家族の新メンバーである私に対しても親切に接してくれます。
元々の性格もあり、スーパードライな自分の実の実家よりも優しく、私のことをかなり気遣ってくれます。
なので義理実家に泊まったからといって、家事や料理を強制されるわけでもないし、なんなら皿洗いの手伝いさえも拒否されるくらいです。
これは結婚当初ダーリンがママに、
「keddyに家事や料理の手伝いをやらせるなよ!!ただでさえ義理実家で緊張してるんだからな!!もしやらせたらもう一生来ないからな!!」
と元ヤンの迫力で脅し話し済みという事と、ママも元から嫁に強制するような人ではないため私は義理実家で何もしなくていいということになっているのです。
(本当に何もしないのもあれなので、ママが出かけた隙にダッシュで皿を洗ったり寝室を整理整頓したりするくらいはしていますが(笑))
それに加えて俗に言う「嫁いびり」的なものもなく、言葉の暴力を受けること等も全くありません。
たまにお酒を飲んで酔っ払ったパパに「はやく息子を抱かせてくれよ!」と冗談交じりに孫の催促をされるくらいで(笑)、
台湾人家庭にありがちな「はやく孫を産みなさい!女の子はダメよ、男の子を産みなさい!」と子供(それも男の子)産め産めプレッシャーを本気で与えられることもありません。
それどころか3食美味しい食事を与えられ、おやつを沢山与えられ、快適です(笑)
私の家族がこの家族で良かったと本気で思います。
しかしいくら快適とはいえ、ずっと居られるかと言われたらまたそれは別の話なのですが・・・。
通常、義理家族とはいえ「台湾人の家庭に1週間も泊まる」という事はなかなかないので、体験してみると色々と面白かったです(笑)
という事台湾の義理実家で初めて1週間を過ごしてみた感想や、起こった出来事などを記録しておきます。
謎のメンバーで出かける
旧正月といえば家族でお出かけなので、ダーリン姉やパパママと出かけたり、いとこや親戚たちと食事をしたりしました。
▲我が家は除夕に必ず外で家族・親戚たちと食事です。
「今年の旧正月はハードモードになりそう!ぼっち旧正月のほうが良かった・・・」の記事でも書いた毎年恒例の龍山寺には、女の子の日になってしまったためいけませんでした。
女性は女の子の日は寺に行ってはいけないらしいです。
いとこや親戚たちとはダーリンと結婚してから今までの約1年半で何度も食事しているので、
ダーリン抜きで会うのにもあまり緊張しませんでしたが、今回は旧正月という事で初のメンバーで出かけることがありました。
そのメンバーとは、
ダーリン姉・姉の彼氏・姉の彼氏の従妹二人・私という私にとってかなり謎メンバーです。
私と姉の彼氏の従妹二人はもちろん初対面です(笑)
台湾では結婚していなくとも彼氏の家族ととても親しくする、というのは良くあることなので私も最近では慣れてしまい、
「今日は姉彼氏と彼氏の従妹たちとお出かけかあー。初対面多いなあー」と一瞬何事もないかのように思ってしまいましたが、
よく考えたらかなりおかしなメンバーだという事に後から気が付きました。
姉と彼氏が結婚しているなら家族になるのでまだしも、どんなメンバーだよ・・・(笑)
慣れって恐ろしい、初心を忘れずツッコむ心を大切にしていきたいと思う今日この頃です(笑)
私はもちろん緊張はしましたが、台湾人たちが持ち前のコミュ力で私にも普通に接してくれましたし、
特に従妹の一人(19歳(!))が超ハイテンションのマシンガントークの面白い子だったのでお出かけ自体は楽しめました。
▲初二の市政府はとても混んでおり、特に映画館の長蛇の列は凄かったです。台湾人はそこまでして映画が見たいのかしら・・・と思うほどでした(笑)
ダーリン姉は彼氏とその家族たちとかなり親しくしているようで、
「こんなに家族のように親しくして、最終的に結婚しないで別れるなんてことになったら気まずさが半端ないだろうな」と私は余計な心配をしましたが、
台湾では良くあることなので当の本人たちは皆特に気にしていないようでした。
姉彼氏は振る舞いや性格がかなり台湾人らしい男性で、明るく面白くて、歳がかなり離れた従妹のことを可愛がっているようでした。
何歳になっても家族を大切にする台湾では、兄は妹(従妹)を可愛がってよく面倒見るというのは多い気がします。
私は自分が女だらけの家庭で育ったので兄妹と言う感覚がよくわからず、姉彼氏たちを見ながらぼんやりと
「自分の夫(ダーリン)に妹が居て、妹を溺愛していたら何か嫌だな、台湾人は心が広いな」とかいう事を考えていました(笑)
夜、姉は彼氏の家に旧正月恒例の夜通し麻雀(お金を賭ける)に行き従妹たちとも徹夜で遊んでいたようで、タフだなと思いました。
姉は私に対しても優しく、私が「一人で買い物に行く」というと心配だからと付き合ってくれたり、私が行きたいお店を調べて連れて行ってくれたりしました。
謎のお年玉交換
台湾では旧正月には、お年玉をあげたり貰ったりします。
家庭によって違いますが、20代や30代など大人である年齢にも関わらず、親や親戚からお年玉をもらうという家庭も少なくないのが台湾流です。
貰うかあげるかならわかるのですが、我が家はなぜか
「仕事をしている子供は親や祖父母にお年玉をあげ、親や祖父母もまた子供にお年玉をあげる」
という謎制度になっているため、結局プラスマイナスゼロになるお年玉交換が毎年行われます。
「それって意味ないんじゃ・・・」と私はいつも思うのですが、どうやら気持ちが大事なようです(笑)
▲旧正月のときのみ置かれている神様の絵
謎の食べ物が出てくる
ダーリンママの作る食事は美味しいです。
以前結婚前に、台湾人の彼氏がいる友人から、
「彼氏の家に行ったときに料理が全くできない彼ママの作った味のないブロッコリーと食パンが出てきて、食事に対するコメントに非常に困った」
という話を聞かされていたので、「結婚した相手のママがそんなだったらどうしよう・・・」とビビッていたこともありましたが、全く問題ないどころか美味しくて安心しました(笑)
日本人が普段家でもラーメンと寿司ばかり食べているわけではないのと同じで、
台湾人も家で小籠包ばかり食べているわけではなく(うちは小籠包は家では食べませんし、外でもほとんど食べません。笑)、
私たち外国人には馴染みのない台湾の家庭料理を食べています。
家庭料理は家庭によって味付けも様々ですし、人によっては
「台湾人からしたら美味しいと思う家庭料理でも、日本人の自分の口には合わない」ということも起こり得ます。
なので、私が好き嫌いがあまりないほうだとはいえ、ママの料理が美味しいのはとてもラッキーだったと思います。
▲特にクラゲがおいしい!
ママは少しベジタリアン(完全に肉を食べないというわけではなく、週に何回かがベジタリアンの日で野菜だけ食べる、その他の日は肉(牛肉以外)も食べるというようにしています)なので、
野菜中心の食卓になることが多く、野菜が大好きな私はそれがとても嬉しいのです。
そして食事中にもし万が一苦手なものが出て来たとしても、
息子であるダーリンが偏食が激しいので、嫌いなものは「食べられない」とはっきり言えば強要されることはありません。
なので、食事に関しては文化の違う台湾人の家庭とはいえ、特に困っている事はありません。
が、やはり台湾の家庭らしくたまに謎の食べ物が出てきたりします(笑)
例えば、パパが食べているおやつが鳥の足だったり(もちろん私は食べていません!笑)、
▲無造作に置かれる鳥の足・・・・
他のおやつにも、見た目も味も全く見たことがなく食べてみたけど結局何だったのかさっぱりわからなかったものとかがありました(笑)
喉が痛かったので咳をしていたら、「これ飲みなさい」と漢方の薬が出て来たりするあたり、
「やっぱり台湾だなあ」としみじみ思ったりしました(そして私は1週間毎日漢方を飲むことに・・・笑)
▲可愛い旧正月仕様のみかん。わざわざシールを貼って売っているそうです(笑)
▲みかんにだけでなく、家の至る所にこのシールが貼ってありました(笑)
部屋が寒い
台湾の部屋は暑い夏に備えているのか、防寒対策は全くなく冬はやたら寒いです。
義理実家も例外ではなく、これは寒がりで冷え性な私にはなかなか辛いところでした。
私は家ではダーリンが調達してきた電機ストーブをつけてその前から動かないという生活を送っていましたが、
義理実家は電気ストーブがあるにもかかわらず、何故か出来るだけ服を着こんで寒さを凌ぐという文明の利器に頼らない防寒方法をとっており、私も服を着こまされました(笑)
しかしやはりストーブの暖かさには及ばず、ストーブが恋しくてたまりませんでした(笑)
夜眠れない
初めてダーリンと一緒に義理実家に泊まった時は緊張しすぎてあまり眠れませんでしたが、今ではさすがにそんなことはありません。
疲れていれば普通に眠れます。
しかし今回は旧正月、いつもとはちょっと様子が違いました。
夜中に外で爆竹の爆音が鳴り響くのです・・・・・・。
旧正月中は、至る所で昼夜関係なく爆竹が鳴り響きます。
台湾で暮らして夜中の騒音にも慣れて来たほうですが爆竹の威力は恐ろしく、もう本当にうるさくてうるさくてイライラしました(笑)
ダーリンパパに「夜はよく眠れる?」と聞かれたので、「爆竹がうるさくてあんまり」と答えると、
「え?爆竹なんて鳴ってたっけ?今年は、というか最近は爆竹も全然激しくないぞ、昔はもっとすごかった」と、
爆竹音に慣れ過ぎていて夜中に鳴っていた爆竹音を気にもしていないようでした(笑)
リビングに家族が集まるということ
これは私の育った環境の問題ですが、私の実家はリビングというものが無いのに加え、皆個人で過ごすのが好きなため、
食事の時間以外は自分の部屋で一人で過ごす事が殆どでした。
それに比べてダーリン家族は食事の時以外や家族に何も用がなくてもリビングで過ごす事が多く、
そんなダーリン家族と一緒に住んでいると私も部屋にこもってはいけないような気がして、リビングに居るようにしたりしました。
リビングで何をしたらいいのかわからないのでパパやダーリン姉を観察していると、
パパはテレビを見て、姉は自分のiPadで動画を見ている等皆リビングで各々好きなことをしていたので、私もリビングでスマホをいじったりして過ごしていました。
しかし慣れなくて何となく気疲れし、「これが文化の、いや育った環境の違いか」と思っていました(笑)
その事を後でダーリンに言うと、「僕は一人で静かに過ごしたい派だから実家でも食事以外の時は部屋にこもってたよ」と言っていて、若干安心しました(笑)
人に合わせるということ
超個人主義な家庭で育ち社会に出てから長らく一人暮らしだった私は、義理実家で「人に合わせる」というのが大変でした(笑)
特に「毎日出かける(しかも良く知らない人と)」というのは、普段殆ど外に出ない私にはかなりしんどかったです(笑)
ダーリン姉はコミュニケーション能力が高く誰とでもすぐに仲良くなれるとても社交的な、いわゆる「超絶リア充」で、
外に出かけるのが好きで家にずっといられないようで、旧正月中は休みにもかかわらず毎日出かけており、
もはや尊敬以外の何物でもないと思いました(笑)
ダーリンも私と似ているので結婚生活においてその点は全く問題ないのですが、
もしこれがどちらかが家にいられない派でどちらかが家でのんびりしたい派だったらお互い合わせるのはかなり大変だろうなあ、と想像するとダーリンがダーリンで良かったと思いました(笑)
やっぱりダーリンはこの家族の子供だな、と思う
ダーリンは思考があまり台湾人ぽくなく、普段から自分でも「僕は家族や親戚の中でもかなり異質だ」と言っていますが、
義理家族と過ごすと「ああ、ダーリンはやっぱりこの家族の子供だなあ」と思えることがありました。
ダーリンの喋り方が所々家族の口調と同じところがあって、「家族って喋り方似るよなあ」と思って微笑ましかったです。
一つ、ダーリンママや姉たちがペットの犬に話す話し方と、ダーリンが私に話す話し方が同じだったことが気になりましたが、
「ま、まあ犬のように可愛がられているということで・・・」とポジティブに捉えておくことにしました(笑)
▲義理実家の引きこもり犬。ダーリン家族に拾われるまで元々は虐待を受けていたので怖がり。ダーリン家族の溺愛により今では毛並みもツヤツヤしています。
日本語が話せない
毎日がネタの宝庫の台湾家族との生活ですが、長くいるとやはり精神的に疲労してきます。
特に、日本語が話せないというのがかなりの苦痛に感じてきます。
普段ダーリンが日本語が話せることの有難みを痛感すると同時に、夫も夫家族も全く日本語が話せないという中で台湾に嫁いできた嫁とかもはや神なんじゃないかと思いました(笑)
ダーリンと二人で、ダーリンが全く日本語が話せないという状況ならまだいいのですが、
一対複数で眠い時も話したくない気分の時も朝から晩までオール中国語だとなかなかきついものがありました。
人間「してはいけない」という状況になると無性にしたくなるもので、4日目くらいから無性に日本語が話したくなり、
とはいえ日本語で話す相手がいないため、
脳内の妄想日本人に日本語で話しかけてみる遊びをうっかり実行してしまったりして、
あと少しのところで危うく危険人物になるところでした(笑)
もしダーリンが日本語が話せなくてオール中国語どころか台湾語がメインでしかも同居だったとしたら、
苦痛すぎて1週間で日本に逃げ帰るか危険人物になるかの2択だったかもしれない・・・
と思うとやっぱりダーリンがダーリンで本当に良かったなと思いました(笑)
義理実家が嫌なんじゃない、自分の時間が好きなんだ!
そんなこんなでなんとか旧正月の1週間を無事乗り越え、
日本出張から帰ってきたダーリンにも「よく頑張った!」と褒められ、ダーリンと共に自分の家に帰ることが出来ました。
ダーリンが日本から帰っていた時に私はとても疲れていたので、誤解を招かないように念のため、
「疲れているのはあなたの家族が嫌だとか、一緒に居たくなかったとかそういうことではなくて、私はあなたの家族は大好きだけれども、ある程度自分の時間が必要なのよ」
と説明しましたが、
ダーリンもその辺は私と似ている性格なため、私の気持ちをすごく良く分かってくれていて助かりました。
義理実家では色々してもらっていたくせに、やっぱりどこか常に気を張ってしまうというか知らない間に気疲れし、
何もしないでも体力がどんどん消耗されている感じは否めなかったので、家に帰ってからすごい勢いで寝ました(笑)
そして元気になったら無駄に裸でうろついてみたり、自分の好きな音楽をかけて踊ってみたり「フォーー!!」とか叫んでみたりして好き勝手出来ることの喜びを噛み締めました(笑)
ダーリンは「気持ちはわかるよ」と言ってそんな私を若干うざがりつつも生暖かい目で見ながら、
日本に出張で1週間ゲームができなかったのがずっと辛かったらしく一人でゲームを12時間くらいしていました(笑)
義理実家での1週間を終えて、義理実家での旧正月生活は結局なんだかんだで楽しかったです。
そして気づいたのですが、私は義理実家が嫌なわけじゃないのです。
ただ私は、自分の時間がとても好きなのです。
これは国際結婚とか関係なく個人の性格の問題だとも思うのですが、
日本と台湾を比べると、「家族や親戚・友人たちと大人数で長時間一緒に居るのが苦痛じゃない人率」はなんとなく台湾のほうが多い気がします(笑)
義理実家滞在中はママもパパも姉も私に対してとても良くしてくれて、すごく有り難かったです。
お陰で毎日3食栄養のあるものを沢山食べて非常に健康的になりましたが、家に帰ったら家の向かいにマクドナルドがあるので一瞬で不健康になりました(笑)
今年の旧正月は義理実家に泊まったことに加えて毎日出かけたので、台湾人はどんな感じで旧正月を過ごしているのかが少しわかって面白かったです。
来年は(もし台湾に居たら)出来ればダーリンと一緒に旧正月の半分くらいを実家で、半分くらいを家で過ごすことが出来たらバランス的に最高なんじゃないかと思いました(笑)