台湾のお部屋(賃貸)について~ここが変だよ、台湾のお部屋~
公開日:
:
最終更新日:2015/12/27
台湾生活
台湾でやたら引っ越ししているkeddyです。こんにちは。
留学時代に台北市内で2回引越しし、ダーリンの妻になって台湾の桃園で引っ越しを経験しました。
日本に近い同じアジアの台湾ですが、お部屋事情はまるで違います。
日本のお部屋にあって台湾のお部屋にないものやその逆など、台湾のお部屋は驚きでいっぱいです。
そこで今回は賃貸のお部屋に焦点を当て、私が思う「ここが変だよ、台湾のお部屋!!」をまとめてみました♪
スポンサードリンク
玄関がない
台湾のお部屋は玄関がない場合が多いです。
台湾では玄関開けたらすぐ部屋!という作りが多いので、どこで靴を脱いだらいいのか非常に困ります。
良く言えば究極のバリアフリーです(笑)
これは恐らく、昔(今でも家庭によってはある)台湾人は室内も土足だった事が関係しているのかもしれません。
玄関があってちゃんとした廊下がある家は、今のところ見たことがありません。
それではどこで靴を脱ぐのかというと、ドアを開けたら部屋の隅で靴を脱ぐことになります。
靴を脱ぐ場所と部屋の区別がないというのは日本で玄関に慣れ親しんでいる私としては、なんとなく不衛生な気がしてなりません。
外の公共の場所に自分の靴箱を設置する台湾人
台湾のお部屋は、靴箱はどこにあるのでしょうか。
台湾人が住んでいる部屋を見てみると、昔ながらの家では下駄箱は外に置いているという家が多いです。
台湾の家は多くがマンションですから、部屋の外というのは要するに公共の空間になります。
私はこの公共の場に自分の靴を並べて置いておくという習慣が不思議でなりません。
靴を外に置くとなると、「盗まれたりしないのだろうか」という疑問がわいてくると思います。
平和な台湾では人の靴を盗む人は少ないようですが、たまに盗られて通報する人もいるらしいです(笑)
自分で公共の場に置いているのだから盗られても仕方がないと思うのですが、そんなことがあっても習慣からか外に置く人が多いんですよね(笑)
台湾ではこの「靴を外に置く」という習慣により、隣人の臭くて汚い靴が原因で、嫌な思いをすることがあります(笑)
私の友達は隣人の靴の臭いが自分の部屋の前まで臭すぎて耐えられず、
かといって本人には言いづらいので隣人が不在時にばれないようにこっそり消臭スプレーをふりまいていたそうです(笑)
この「公共の場に靴を置く」という行為、実は最近台湾人も問題視し出しているのか最近の新しいマンションなどでは禁止しているところも多いです。
うちのマンションの掲示板には、「部屋の外は公共の場所!靴を置かないで!」という張り紙までしてあるほどです。
キッチンがないことが多い
台湾人の特に若者は自炊しない(できない)人も多いため、一人暮らし用の安くて小さい1Rのアパートなどの部屋にはキッチンがないことが多いです。
これにより自炊をしたい私は留学時代、部屋探しにすごく苦労しました。
1Rでも家賃高めの部屋や、家族用の部屋数多めのところはキッチンがある可能性が高いです。
1Rキッチン無しよりは少し値段は張りますが、台湾で毎日毎食外食もなかなかきついものがありますので(笑)、
自分の健康維持の為に部屋代を少し奮発するのもいいのかもしれません。
トイレとお風呂は同じ空間、バスタブはないことが多い
台湾のお部屋の水回り部分は、ちょっと残念な事が多いです(笑)
トイレはシャワーと同じ空間にある事が殆どで、残念ながら日本のようにトイレが独立しているつくりのお部屋はほとんどありません。
バスタブもほとんどありません。
1Rの安い家には無く、部屋が2つ以上になっても必ずあるとは言い切れません。(あるところもあります)
これは文化的に台湾人が湯船につかる習慣がないからだと思います。
トイレとシャワーが隣合わせというのは、最初は非常に慣れませんでした。
トイレとシャワーの間に仕切りがあるつくりの場合はまだいいのですが、仕切りがない場合は最初は辛いです(笑)
シャワーするたびにトイレの便座にも水がかかってしまうのでその度に便座を拭かなければならず、もし拭き忘れるとお尻が水浸しになります(笑)
しかしこのトイレとシャワーが隣合わせというのには、メリットもあります。
それはトイレ掃除が楽だという事です。
トイレを掃除するときには隣にあるシャワーでまるごと水洗いできますので、簡単です♪
ちなみにウォシュレットや、音姫つき、便座の暖かいトイレはほとんどの家にありません。
床はフローリングではなく、タイル
床はフローリングではなくタイルが主です。
熱い国ならではですよね。
しかし実は暖かい国のイメージがある台湾も、台北などの北部はは冬普通に寒いです。
タイルの床は底冷えが激しく、正直辛いものがあります(笑)
それにタイルの床は日本のように床に座ることはできません。
台湾人は床に座る文化はないので大丈夫ですが、床に座ったほうが落ち着く私にとっては少し残念です(笑)
ちなみに最近ではフローリングの床も普及しつつあり、新しいマンションやリノベーションしたマンションなどはフローリングの床になっている事もあります。
部屋についているエアコンに暖房の機能はない
部屋にはエアコンが殆どついていますが、冷房の機能のみです。
暖房の機能は残念ながらありません。
確かに南のほうは冬でもあまり寒くないので必要ないと思いますが、個人的には台北の冬はあったほうがいい気がします・・。
台湾人の家には、暖房をはじめストーブなどその他の暖房器具が一切ないという事も少なくありません。
シェアハウス
日本には少ないシェアハウスの形態のお部屋が、台北には多いです。
独身一人暮らしの場合、シェアハウスに住むというのも一つの選択肢です。
台湾でのシェアハウスは「雅房」という形態の部屋になります。
トイレ、お風呂、キッチン、リビングが共同で、リビングの周りに数個の個人の部屋があるという形態が多いです。
シェアのため家賃もお安めです。
シェアハウス形式の「雅房」に対し、日本のような1Rは「套房」という形態になります。
雅房の中に套房
雅房の中に套房があるという、少し変わった形態の部屋もあります。
用はシェアハウスのリビングの周りにある数個の個人の部屋の中の一つが套房(つまり部屋の中に自分専用のトイレとシャワーがある)になっているのです。
私は留学時代、この形式の部屋に住んだことがあります。
私以外のハウスメイトの部屋は普通のシェア用の部屋だったので、彼女たちは共同用のトイレとシャワーを使い、
私は自分の部屋のトイレとシャワーを使っていました。
キッチンとリビング(テレビ)・洗濯機は共同なので、料理をするときや洗濯の時、テレビを見るときにはハウスメイトと一緒でした。
最初はこの半シェアハウス的な部屋はどうなのかな?と思ったのですが、
共同の大きなキッチンが使えたこと、暇なときにリビングに出てハウスメイトと話したりできること、色々助け合えることなどメリットも結構ありました。
デメリットは自分の友達を自由に部屋に呼べない事、夜物音や電話の声などに注意したり気を使う事でした。
それでもハウスメイトたちが皆いい人達ばかりだったこともあり、台湾ならではの体験ができて楽しかったです。
家具家電付き賃貸が多い
私が台湾のお部屋でとても良いと思うのは、家具家電付きの賃貸が多いということです。
外国人にとって家具家電を準備しなくてよいのは本当にありがたいです。
結局は住めば都?
日本とは違う不思議なことが沢山ある台湾のお部屋ですが、慣れてくると気にならなくなることも多々あります。
私は今では冬でも暖房なしで生活するのに慣れましたし(寒い日もありますが暖房がなくても実際やっていけます)、
玄関がない事やトイレとシャワーが隣合わせな事もあまり気にならなくなりました(笑)
結局は住めば都で、住んでいれば慣れるものなんですね♪