台北駅がいつの間にか東南アジア人だらけになっていた話。
公開日:
:
台湾生活
こんにちは、keddyです。
今回は久々にダーリンと台北駅に行ったら、台北駅が東南アジア人だらけになっていたというお話です。
旅行などで台北駅に降り立つ皆様、そこにいる人達は実は台湾人ではないかもしれません!?
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台北駅がいつの間にか東南アジア人だらけになっていた話
ある日の土曜日、私は台北駅のある場所に行きたくて、ダーリンに頼んで台北駅に連れて行ってもらいました。
人混みの中を歩くのが嫌いなダーリンは最初行くのを嫌がっていましたが、「そういえば台北駅なんてもうここ5年くらい行ってない」とのことで、
久々だし行ってみようかなということでOKしてくれました。
私も留学時代ぶりなので、1年半くらいは行っていなくて、この日はかなり久々でした。
私のこの日のお目当ては、台北地下街の奥の奥にある、オタクのお店ゾーンです。
先に申しておきますが、私はオタクではありません(笑)
長い台北地下街には洋服屋さんやファッション小物の激安店が並び、台湾らしい小物などのお土産も売っています。
激安の服や靴などを買うのにはもってこいの場所です。
その地下街をずっと奥へ奥へ歩いていくと、途中で洋服やさんが無くなり、ゲームや漫画、アニメグッズ、フィギュアなどのお店が立ち並ぶ場所に出るのです。
そこはまさに、そういったグッズを買いに集まる台湾オタクの聖地(?)になっています。
そしてこの日私が欲しいものは、セーラームーングッズです!!
今、セーラームーン20周年で沢山の可愛いグッズが日本で発売されている中、台湾にいる私は買うことができないため、
セーラームーンファンである私としては何とかグッズを探すべく、ダーリンを巻き込んで台北地下街のオタクの店ゾーンに繰り出したのでした。
結果、残念ながら私が欲しい物たちには出会うことができなかったのですが、
今回のお話は私がセーラームーングッズを買い損ねたお話ではありません(笑)
台北駅についたとき、ダーリンが一言、
「今ここにいる人たち、ほとんど東南アジア人だ・・・」
と言いました。
私はここは台湾で、しかも一番メインの駅、台北駅なのだから、当然そこにいる人たちは台湾人かもしくは海外の旅行者かと思っていました。
しかしダーリン曰く、パッと見そこにいる約半分以上が東南アジア人だというから驚きです。
台北駅の中には大きな広場がありますが、そこには地べたに座ってお菓子などを食べながら談笑する人たちの姿がありました。しかもものすごい数です。
私はてっきり「何かイベントでもあって、それを待っているのかな?」と思ったのですが、どうやらそうではなくて、
その人たちは全員東南アジア人で、土日、暇でお金もなくカフェには行けないので、そこに集まってただひたすら喋っているだけなんだそうです。
ダーリンはその光景を見て、
「地べたに座って長居なんてみっともない、台北駅なんてほかの外国人たちもたくさん来るのに、見た目が悪いし、台湾人だと誤解されかねない。台湾の恥だから本当にやめてほしい、警察にどうにかしてほしい」
とご立腹でした。
まあ確かに見た目がいいものじゃないし、私も「台湾の駅にいるのは台湾人」という先入観から今までずっとその人たちは台湾人だと思っていて、
「台湾人は自由だなあ。。」と誤解していたので、ダーリンの気持ちもわかります。
台湾に初めて来る外国人からしたら、台湾の駅にいるのは台湾人だと思ってしまうでしょう。
そして、彼ら東南アジア人たちの活動範囲は駅周辺だけではありませんでした。
今回私たちがオタクの店に行くにあたり台北地下街に久々に行ってびっくりしたこと、
それはオタク街を抜けたもっと奥が、東南アジア人街になっていたことです。
私の留学時代は確かそこは台湾人のお店ばかりだった記憶があり、台湾の昔ながらの食べ物などが売っていたと思います。
しかし少し行かないうちにいつの間にかそこは、東南アジア系のレストラン・服屋・雑貨屋などが次々にオープンして、そこにいる人たちのほとんどが東南アジア人でした。
よく見ると地下街の東南アジア人街以外のところにも東南アジアの食べ物を扱うコンビニのようなお店が増えていたし、客層も外国人観光客以外は東南アジア系の人が増えていた気がします。
それにしても台北駅に何でこんなに沢山の東南アジア人がいるのかと、ダーリンに聞くと
ダーリン曰く、
「東南アジア人は基本的には台湾へ出稼ぎに来ているから、工場のある郊外に住んでいて、郊外へは電車(台湾鉄道)でしか行けないから、MRTには乗らず、電車を使うんだよ。
土日に郊外にいるのはきっと退屈だから、電車で台北駅まで出てきて仲間同士で集まっているんだよ。
彼らは家賃の高い台北市内へ行くMRTやバスには用がないから、MRTやバスにはあんなに沢山の東南アジア人はいないでしょう?」
とのことでした。
私の留学時代の友達のベトナム人はいつもオシャレな服を着ていて、一緒に買い物に行っても私よりも沢山洋服を買うし、
よくオシャレなカフェでお茶をしているイメージだったのですが、台湾にいる東南アジアの人で私の友達のような子は一握りのようです。
台北駅が東南アジア人だらけだった事を後でダーリンのお姉ちゃんに話すと、
「そういえば私たちはお買い物をするにも、台北駅へは行かないわ。東区や、市政府のあたりに行くもの。
出国するときには松山空港か、桃園空港にタクシーで行くし、台北駅には特に用はないから、ほとんど行くことはないわ。
台湾人はあまり行かないんじゃないかしら?」
と言っていました。
台北市内に住んでいる台湾人は台北駅にあまり用がないので行かないそうです。
私は東南アジア人に対して特に何も思ったことはありませんでしたが、さすがにあれだけ多いと、
「あれ、ここは台湾・・・だよね??」
となんだか少し複雑な気持ちになりました。
ちなみに台湾にはたくさんのタイ料理屋とベトナム料理屋がありますが、大体おいしいです(*^-^*)