台湾在住の友達に台湾旅行の観光案内(アテンド)を頼む際のポイント!
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こんにちは、keddyです。
今回は、「今度台湾旅行に行こうと思っているんだけど、台湾に友達が住んでいるからその子に案内をお願いしようかなぁ」と思っている人必見、
台湾在住の際に台湾でアテンドしていた側の私が思う、台湾在住の友達に台湾旅行の観光案内(アテンド)を頼む際のポイントを、アテンドする側視点で書いていきます。
私は台湾に住んでいたとき、日本から台湾に遊びに来てくれる友達や家族に台湾を案内(アテンド)する機会が良くありました。
台湾に住んでいる日本人にとっては、日本からの友達や家族をアテンドすることは良くあることです。
普段台湾に住んでいるため日本の友達に会う機会がほとんど無かった私にとって、
私に会いに来てくれるのはもちろん、何か用事で台湾に来るついでに声をかけてくれた場合であっても、普段会えない日本の友達と会えるというのはとても嬉しい事でした。
「今度台湾行くんだけど会いたい!台湾案内して~!」とか連絡をもらうと、飛び上がって喜んでいました。
そしてアテンドをお願いされると、「台湾旅行を心から楽しんでもらいたい!楽しんで、台湾のことを好きになって帰ってもらいたい!」と旅行会社の人でも台湾人でもないのに何故か闘志を燃やし(笑)、
その子のために全力でプランを考えてアテンドしていました。
「台湾案内してよ!」と言われ「いいよ~!」と答えたその日から、
「あの子はマッサージとか好きそうだな~」とか、「あの子はローカルグルメが好きかもしれない!」などと来てくれる子たちのことを想像し、
如何に楽しんでもらえるかを必死で考えて、当日まで一生懸命プランを練りました。
そして、最終的に来てくれた子たちが「台湾楽しかった~!」と笑顔で帰国してくれると、心の底から嬉しかったです。
しかし、私たち台湾に住んでいる一般人は旅行会社の旅行のプロの人ではないので、旅行者に100%楽しんでもらえるという保証はありません。
例えば、「台北のおすすめの観光地に行きたい!」と言われて「故宮博物館」を案内したとします。
故宮博物館は台北の観光名所の一つで非常に有名、行っておいて損はない観光スポットですが、
歴史や博物館系に全く興味が無い人にとっては「あそこは行かなくて良かったかな・・・」と思うかもしれません。
台湾の名物である「夜市」もおすすめスポットの一つですが、人混みが苦手な人や綺麗好きの人にとっては、「私はオシャレなレストランやバーでのんびりしたかったわ」と思うかもしれません。
人それぞれ好みが違うので、その人の好みに合わない観光地をまわってしまった場合、旅行者の人は「台湾あんまり楽しくなかったな・・・」となってしまう可能性があるのです。
これではせっかく来てくれた友達も残念な気持ちになってしまい、そんな友達の顔を見てこちらも残念な気持ちになってしまい、お互いハッピーになれません。
ではなぜその人の好みのところへ連れて行ってあげられなかったのか。
それは、その人の好みがわからなかったからです!!
特に、「観光地、何でもいいよ」とか「おすすめのところで」とか言われた場合に多いです。
アテンド側がものすごく仲のいい友達をアテンドする場合にはその子の好みを知り尽くしているでしょうから残念な事態は起こりにくいのですが、
知り合いレベルの人にお願いされた場合にはその人の好みをあまり知らないために起こりがちです。
もちろんアテンド側も旅行者が好きであろうおすすめを一生懸命考えるのですが、あれこれ考えた末のプランでも、
おすすめしたものがその人の好みに合っていなかったという結果になってしまうこともあるんです。
アテンドする側としては、旅行者には「台湾楽しかったな」という気持ちで帰国してもらいたいですし、旅行者は言うまでも無く楽しい台湾旅行にしたいと思っていますよね。
では、旅行者の皆さん!!
楽しい旅行にするためにも、台湾在住の友達に台湾案内をお願いする時にはこのポイントを押えておきましょう~!!
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何でもいいって、本当に何でもいい!?
台湾を案内してもらう予定の台湾在住の友達に「どこか行きたい観光地とかある?」と聞かれて、台湾初めてだし、特に自分の行きたいところもわからないから、
「何でもいいよ!」とか「○○ちゃんのおすすめで!」とか言おうとしているそこのアナタ!!!!!
ちょーーっとまったーーーーーー!!!!!Σo(*゚д゚)ノ
あなたが本当にどこに行っても楽しめる体質の人なら問題ないのですが、そうでない場合にはもうちょっと具体的に伝えてあげましょう☆
何故なら、この「何でもいい」と「おまかせで」はアテンドする側にとって何とも末恐ろしい言葉なんです!!
ここで、実際に起こった事案を見てみましょう。
アテンド側:「何でもいいと言われたので自分の全力を尽くして相手の事を考えてプランを考えた結果、友達はあまり楽しくなさそうだったし文句まで言われてしまって悲しい・・・・」
旅行者:「台湾ってもっと楽しいと思ってたのに、いまいちだった。本当はもっと○○なところにも行きたかった」
アテンド側は旅行者を楽しませたいと思ってのプランで、旅行者だってせっかくの台湾旅行を楽しみたかったはずなのに、お互いにとって残念な結果となっていますよね。
ここで注目したいのが、旅行者の「何でもいい」の答えとしてアテンド側が適当に人気のない観光地に連れて行ったとか、手を抜いたとか、そういう事では無いという事です。
人気のある観光地に連れて行ったり無難なところに行ったとしても、結果としてこういう事があり得るのです。
では、なぜこうなってしまうのでしょうか?
その観光地自体が悪かったわけではなく、「旅行者の行きたいようなところと合っていなかった」のです。
「何でもいいっていったじゃん!」とアテンド側は思うかもしれませんが、旅行者で特に台湾初めての人の場合は、「そうは言ったけど、あそこは自分には合わなかった・・・そんなこと知らなかったし」となります。
台湾という国は奥が深~い色々な場所があるところなので、その人の体質に合う合わないがあるのです!
せっかくの台湾旅行を楽しむためには、自分の好きな雰囲気のところに行きたいですよね☆
だから事前にどういうところに行きたいかをアテンド側に詳しく伝えるのは大事なんです!
「そんなこと言われても、どこがいいとか全く分からんし!」という旅行者の皆さま、これさえ伝えれば大体OK!という魔法の言葉をお教えしま~~~す!!!
何でもいい人へ。台湾のローカルなところは好きですか?
アテンド側としては個人的にはこれがわかればオールオッケーなことがあります。
それは、「あなたは台湾のローカルなところは好きですか?」という事です。
ここで言う「ローカル」とは、よく言えばレトロ感漂う昔ながらの台湾の文化が残る場所などのこと、
悪く言えば衛生面があまりいいとは言えない場所や独特な臭いがあったりする場所、もっと言うとズバリ汚いのは大丈夫かという事です。
レベルで分けるとこんな感じです。
【台湾ローカル好きレベル】
- 綺麗な観光地よりも小汚いごちゃごちゃしたザ・アジア!みたいなところが好き!ローカル感が好きすぎて何なら現地の人しかいないような伝統市場も行きたい。高級なお店は行かなくていいから、現地の人しかいない安い屋台飯食べたい!
- 綺麗な観光地も好きだけどローカル感も好き。高級も小汚いもどっちも大好き!鼎泰豊も行きたいけど士林夜市とかで屋台のご飯も食べたい!
- 不衛生なところがちょっと苦手だから、夜市は行きたいけど見てまわるだけでいいかな。ご飯は清潔なレストランで食べたい!
- 不衛生なところや小汚いところは苦手だから、夜市やごちゃごちゃしたところはあまり行きたくないかな。
ちなみに私は高級も小汚いもどっちも大好き!な2の人です。
日本人でもアジア大好き!な人は1や2の人が多いと思います。
我が夫であるダーリンは台湾人なのに4の人ですが、日本人で特にアジア旅行にあまり行かない人や綺麗好きの人は3や4の人が多いのではないかなと思います。
この「ローカルなのが好きか嫌いか、大丈夫かそうでないか」って、台湾旅行で一番重要な事だと思うんです!!
人それぞれ衛生面に関しての合う合わないがあって、それによって好みも違ってくると思うんですよね!
例えば台北101に行ったとしても、2~4の人は「凄い綺麗で楽しい~♡」ってなると思うんですが、1の人は「こんな観光客だらけのところじゃなくて、もっとローカル感漂うところがよかったなぁ」ってなるんですよ。
もしくは2の人な私が「夜市の食べ物は美味しいし夜市は楽しいから、絶対楽しめるはず!」と思って4の人を案内したら、
「私ちょっとこういう場所は苦手で・・・・衛生的に食べるのもちょっと・・・」とかなってしまって、「あれ!?こんなはずでは・・・」ってなることだってあるんですよ。
あと台湾に住んでいる者がよく言われるのが、「台湾に住んでいるkeddyさんのおすすめで!」っていう言葉なんですが、
これにも上記の1~4のことがあるので、例えば
1の人が求めているもの→台湾に住んでいる人しか行かないような、現地の人しかいないエリアのおすすめの小汚い夜市
4の人が求めているもの→台湾に住んでいる人だからこそ知っている、おすすめの最新オシャレカフェ
とかになってくるんですよね。
で、あなたは1の人なの?4の人なの?ってことがこちらがわかっていればいいのですが、わからないから上記で書いたようなお互い残念な結末になってしまう事案が発生してしまうんです。
と、いうことで!!!
台湾在住の友達にアテンドをお願いしようかなぁと考えている旅行者の皆さま!
もし「観光地か~どこでもいいな~~マジでどこでもいいんだよな~~~」と思っているのであれば、自分は上記の1~4のうちどの人なのかをアテンド側にお知らせください!!!
台湾に住んでいる人であれば、あの1~4のうちどれなのかがわかれば、「あ~そういう感じね!オッケー\(^o^)/じゃあそういう感じのプランにしとく」ってなりますので☆(多分w)
おすすめを聞きたい人へ
台湾に住んでいる者は、「台湾旅行に行くんだけど、おすすめ教えて!」と良く聞かれます(笑)
それだとあまりにもふんわりざっくりしすぎていて答えるほうも答えに困ってしまうので(笑)、こんな感じで聞いてみてはいかがでしょうか。
食事系
「台湾でおすすめの食べ物は?」だと範囲が広すぎるので、もう少し範囲を絞って、
- ローカルフードのおすすめ、何が美味しい?
- オシャレなカフェでおすすめのお店は?
- マンゴーかき氷のおすすめのお店は?
- 小籠包のおすすめのお店は?
- おすすめの朝ご飯屋さんは?
- おすすめの茶芸館は?
- おすすめのバーは?・・・等々
あるいは、もう少しアバウトに、
- おすすめの台湾スイーツが食べたいんだけど
- 安くておいしいおすすめのローカルっぽい食べ物食べたい
とかでもいいと思います!
どんな感じの食べ物を食べたいかとか、どんな雰囲気のレストラン(ローカルか高級系かオシャレ系かとか)かを教えてもらえれば、おすすめのところに連れて行きやすいです♡
観光地
観光地なら、「おすすめの観光地!」とかだとちょっと広すぎるので(笑)、もう少し具体的に教えてもらえると助かります♡
- おすすめの夜市は?
- 九份と一緒に行けるおすすめのところは?
- 博物館や美術館でおすすめは?・・・等々
「博物館系が好き」とか、逆に「博物館とは興味なくて田舎が好き」とか、「オシャレな雰囲気のところが好き」とか好きな感じのところを伝えてもらってもおすすめしやすいです♡
あとは、「九份には絶対行きたいんだけど、その近くでどっかおすすめある?」とか、場所指定してもらってもおすすめしやすいです!
行きたいところがある人へ。遠慮しないで教えてください!
アテンド側にとって一番有り難いのは、自分たちである程度ガイドブックやネットで調べた結果「ここへ行きたい!」と言ってくれる人です。
具体的に「迪化街とここの夜市と、ここのレストランへ行きたい」とか言ってくれると、非常~~~に助かります!
なので、行きたいところは遠慮しないでドンドン言ってください♪
それを聞いた私たちはそこまでの道のりや最寄り駅、大体の所要時間などを調べて、
「迪化街とこのレストランは近いから一気に行けるな」とか「この夜市は少し遠いから2日目かな」とか、「あのレストランは混むようだから予約しておこう」とかプランを立てていくのです。
台湾が2回目以上の人へ
台湾が2回目以上の人は前回行ったところは恐らく行きたくないと思うので、前回行ったところをアテンド側にお伝えください♪
逆に「前回行ってすごく良かったから、またあの観光地には行きたい!」というのも良いですね☆
沢山まわりたいかのんびりしたいか
台湾旅行で行く場所も重要ですが、とても重要で忘れてはいけないのがこれ、
旅行中はできるだけ沢山の観光地をまわりたいですか?
それとも少しの観光地をのんびりまわりたいですか?
という事です。
沢山まわりたい派の人であれば予定を詰め詰めにしてもより多くの観光地をまわりたいだろうし、のんびり派の人はカフェでまったりタイムとかブラブラのんびり街散策タイムが欲しいはずですよね。
しかし旅行者が沢山まわる派かのんびり派かがわからなかった場合、
例えばアテンド側が張り切って沢山の観光地に行く予定を入れて連れて行ったけれど旅行者はのんびり派だった場合、
その旅行者は「色んなところに行きすぎてすごく疲れた、もう少しのんびりしたかった」と少し残念に思うでしょう。
その逆も然りです。
これね、うっかり沢山まわる派とのんびり派が一緒に旅行してしまうと揉めるんですよね~~~~~!
現地に着いて一つの観光地見終わったらAちゃんに「ちょっと一旦ホテルに戻って休憩しようよ~」って言われたけど私Bはそんなのんびりしないですぐに次の観光地行きたい!でもAちゃんがホテルで休みたいって言ってるし~~あ~~~~~!
Aちゃん:「せっかくの旅行なんだからそんなにせかせかしなくても~もっとゆっくりまわろうよ~」
Bちゃん:「いやいやせっかくの旅行だからこそ、行ける観光地は全部行っておきたいから休んでる暇なんかない!」
ええ~~じゃぁどうするの~~~~!?どうしよう~~~!?!?
的なね!
経験者、いるでしょ~~~!?!?(笑)
話が少し逸れましたが、要するに沢山まわる派なのかのんびり派なのかは旅行を楽しむにあたって結構重要だという話です(笑)
なので、自分は沢山観光地をまわりたいのか、のんびりでいいのか、どんな感じでまわれたらいいのかという旨をざっくりでいいのでアテンド側に伝えてもらえると、
それに合わせて行き先を決められるのでアテンドする者としては非常に助かります~!
楽しい旅行になりますように!
以上、台湾在住の友達に台湾の案内(アテンド)を頼む際のポイントを、アテンドする側視点からお送りしました。
残念旅行になってしまった例の大体が、アテンド側と旅行者の「台湾ローカル好きレベル」によるすれ違いと、「観光地を沢山まわりたいか or のんびりしたいか」のすれ違いによって起こるものです。
なのでアテンドをお願いするときに衛生面での合う合わないと時間的なことを伝えておけば、その他はおすすめでおまかせしてしまってもハッピーな旅行になるのではないかと思っています!
台湾に行く皆さまが楽しい旅行になりますように☆
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